魔女っ子チックル
幾多の企画案を経て、魔法界から来た魔女っ子と、魔法に初めて触れた普通の少女の二人が共演するという、魔法少女アニメとしては新機軸である「ダブル主人公制」が導入された作品として知られることとなった
あらすじ
小森チーコは今度の新学期に小学5年生に進級する女の子。ある日、ただ一人の親友であるミヨちゃんが北海道に引っ越すことになった。チーコは自分の誕生日にお別れのパーティーを開くことをミヨちゃんと約束した。しかし、誕生日の前日に断りもなくミヨちゃんは北海道に行ってしまった。
このことにショックを受けたチーコは、ふと通りがかった本屋に立ち寄ったところ、綺麗な絵本が店頭に置いてあった。チーコはこの本を欲しいと感じたが、本屋の店員によれば、その本は既に売れてしまい、今朝男の人が代金を払ったとのことだった。
チーコが帰宅し、父の冬吉、母の春子、妹のヒナとの家族四人で誕生パーティーを祝っている時に、冬吉から誕生日プレゼントとして手渡されたものこそが、チーコがさきほど本屋で見つけた絵本だった。店員が言った「男の人」とは父の冬吉だったのである。
ラッキーペア
小森チックル
性格は明朗活発である反面、短気でそそっかしく多少自己中心的な面もあるが、根は誰よりも友達想いで優しく、彼女の魔法によって救われた人々も多い。そのためか、学校ではクラスの人気者である。
この「魔女っ子チックル」というアニメは東映動画の製作ではなく、スポンサーの「大広」などの先行で東映本社内部の「東映テレビ事業部 」が、アニメ制作をネオメディアと日本サンライズ、風プロの3社に「外注」したという妙な作品です。制作会社が前期と後期で違うので、「チックル」の顔もまるで別人のようです。前期のOPの「チックル」はいかにも永井豪らしいキャラですが、キッツイ顔してます
小森チーコ
チックルが魔法を用いることをどちらかと言えば諌める場合が多く、周囲にチックルが魔法使いであることが露見するのをおそれ、ヒヤヒヤすることもしばしば。優しくおとなしい子でクッキーを焼いたり、占いに手を出したりしているが、正義感も強く、下級生をいじめる矢野さとみ達に堂々と立ち向かったこともある。
小森チーコも呪文を使います!!『ペケポン』と『クルンカクルンコテコポコテン(またはクルンカクルンカテコポコテン)』
クルンカクルンコテコポコテンは、絵本に閉じ込められているチックルの封印を解く呪文。
放送局、テレビ朝日
原作、永井豪とダイナミックプロ
本作の主役である小森チックル&チーコは、本放送当時に国民的アイドルであったピンク・レディーを意識したキャラクターとされている。