アチカ・リサ
CV:三浦雅子
ヒロイン。15歳。
読心能力とテレパシー能力、そして花をサイコジェネスする力を持つ少女。
控えめで大人しく健気な性格で、自身の読心能力を駆使し前線で戦うイサムのメンタルケアなどをしていたが、バスターの死を経験して人の心を読む事の辛さを身を以って知った。
戦闘では双子姉妹と共にイサムのサポートに徹する事が多い。
ライラ・スワニーとピケとプケ
CV:室井深雪(深雪さなえ)
二人目のヒロイン。17歳。
予知能力を持ったグランドーのレーダー担当。
勝気な性格で行動力のあるヒロイン。
一度だけだが、時間を逆行させて谷底に落ちそうになったトラックを救うなど、強い超能力を見せた。
裕福な家庭に育ったが、仕事の事ばかりで母が病気の時にも帰ってこなかった父と確執があり、決して幸せでは無かったと語った。
ピケとプケ
南国出身の双子の超能力姉妹で、マスコットポジション。
島に来た観光客に超能力で悪戯をしていたが、ゼク-に力を見入られ、グランドーのクルーになった。(若干誘拐に見えなくもないが…)
イサムと共にゴーバリアンを創生して、戦闘時はイサムに超能力を使ってサポートをしていたが、イサムの超能力が進化するに連れて彼に力が追いつかなくなり、その後はグランドーの機銃などで戦闘に参加した。
劇場版『超人ロック』(1984年・松竹)
『超人ロック』1984年3月11日に松竹系
永遠に生き続ける一人の超能力者、通称「超人ロック」の活動を通して語られる、宇宙時代の人類の物語。
劇場版『超人ロック』
原作は『魔女の世紀』。1984年3月11日に松竹系にて公開された。同時上映は『未来少年コナン特別篇 巨大機ギガントの復活』。ジェシカ役の潘恵子がパーソナリティーを務めるニッポン放送「潘恵子の星占しょなるロック」にて作品の情報が伝えられた。
ロック
主人公。永遠の命を持ち、不可能なことはなにもないと言われる伝説のエスパー。人呼んで、超人ロック。時代や場所によって有名だったり無名だったり、神として扱われていたこともある。様々な場面で銀河の歴史に干渉してしまうが、それでも自分はただの人間だと主張する。苗字は時代や場所によって異なり、「伝説の超人」として知られると共に苗字を名乗らなくなっている。
相手のエスパーの超能力を読み取り、自分の能力として使用するラーニング能力に優れている。作中、敵となったエスパーに敗れる場面が幾度か描かれているが、次回以後の戦いではそのエスパーが持つ能力を吸収し、より大きな力で返したり、過去に得た能力と組み合わせるなどして勝利する。
また、代謝を早めて若返る力があるが、それが限界になるほど肉体が老いると、しばしば赤ん坊まで戻って再生を行い、生命の永続化を図っている。作中、若返りの能力を有するものは何人もおり、医療の一環となって社会にも溶け込んでいるが、やり直しともいえる独特の若返り能力を持つのはロックだけで、何体も登場したクローンたちにも、この能力は備わっていない。また、他者を(無垢な状態まで)若返らせることもでき、今までに幾人もの敵エスパーを生まれ変わらせてきているが、再び敵に回るケースも少なくない。
超人と言われるもう1つの由来は、第2段階(セカンド・フェーズ)と呼ばれる極限の状況まで追い込まれた際に発動する狂戦士状態で、攻撃能力が惑星を破壊できるほどに大幅にアップするが、理性を失っているため敵味方見境なくなってしまい、しばしば都市を丸ごと破壊する。
ロックが人里を離れて生活することを好むのはこのため。また、催眠暗示などのマインド攻撃に少し弱い一方、普通の超能力者を苦しめるジャマー攻撃などには、後年のエピソードでは耐性があってほとんど利かない。同様に「超能力なし」の状況でも大抵の事は無難にこなす器用さ、技能と知識も持つ。格闘技術などは本職には及ばないが、ロックがエスパーだと知っている人が驚くほど強い。
リュウ・ヤマキとアメリア / ジェシカ・オーリン
『魔女の世紀』『女神と伝説』『黄昏の戦士』『エスパーなんてこわくない』『がんばれ!キャリアン』『ロード・レオン』に登場。
バレンシュタインの後任で歴代最年少の銀河連邦軍情報局長官。ロックと敵対的立場にあったバレンシュタインとは異なり友好的な協力関係を築き、以降にロックが銀河連邦と共闘する先駆けを作った。ロックにミレニアムの調査を依頼し以後友人となる。自身はエスパーではないため超能力に恐れを抱くこともあるが、「存在するものは受け入れなければならない」というリアリストで、エスパーに対しても「同じ人間同士」として接する。後にジェシカと結婚し、双子のケン、ハルナをもうける。
その業績は大きく話題にも事欠かなったのか、後の世では彼を題材にした映像作品も作られている。
アメリア / ジェシカ・オーリン
『魔女の世紀』『女神と伝説』『魔女の子供たち』『黄昏の戦士』『エスパーなんてこわくない』に登場。
超能力分解という特殊な超能力を持つ。ロックの暗殺目的でレディ・カーンに目をつけられ、幼少時にロックへの憎しみを植え付けられた後、ESP開発教育を受ける。
レディ・カーンの正体
『魔女の世紀』に登場。
カーン財閥総帥。自分に忠実なエスパーを道具とし、千年王国(ミレニアム)の建国を目指す。ロックに接触したが協力を拒まれ、以後、ロックの抹殺を画策する。
超人ロックは連載雑誌を必ず廃刊・休刊させ、連載移転先の出版社を倒産させる恐ろしい能力も持っている
超人ロックを連載していた雑誌は必ず廃刊、休刊になるという伝説をもっている。
・・・だが超人ロックの本当に恐ろしい「超能力」は掲載誌を発行していた出版社が時として「倒産する」ということにある。しかしこれは連載移転先が小規模な出版社ばかりで発行部数が元々少ない事が主な理由である。
『ジャスティ』OVA作品・1985年
『ジャスティ』OVA作品・1985年
銀河系監察宇宙局・コズモポリスに所属するエスパー、ジャスティ・カイザード。宇宙全域で発生する、犯罪超人(クリミナル・エスパー)による様々な超能力犯罪を捜査、場合によっては自らの強大なESPで対抗し、彼らを「処分」する。
義理の姉で元エスパーのジェルナ、犯罪超人の娘だったエスパー少女・アスタリス達との生活に僅かばかりの平安を得ながらも、彼は果て無き犯罪超人との戦いに身を投じていく。
そして、太陽系に侵攻する、アンドロメダ反乱軍5000の大艦隊。強大な力を持つエスパーに率いられた彼らに、コズモポリスは「エスパーコマンド」を組織して対抗、ここに銀河系大戦が勃発する。コマンドにはジャスティの他に、失われていたESP能力が復活したジェルナも居た。しかし、想像を超える力を持って侵攻する反乱軍にエスパーコマンドは全滅。愛するジェルナをも失ったジャスティの怒りは百万光年の距離をも超越するESPとして発現し、激しい追撃の末ついに反乱軍の首領を処分するのだった。
地球に漂着したジャスティは、同じく地球に流れ着いたアンドロメダ反乱軍の残党を察知する。しかし大戦終結以後、宇宙最強と称されたESPを発揮できずにいた。コズモポリスに保護され、一旦は帰還したジャスティ。彼は、ESPを封じていたものがジェルナの「魂」である事を知る。彼女の「声」に、失いかけていた己の存在意義とESPを取り戻した彼は、再び地球に降り立ち、残党達を追撃し全て処分するのだった。
宇宙最強のエスパー、ジャスティ・カイザードの戦いは、まだ続く…。
ジャスティ - YouTube
ジェルナ・フレアスターとジャスティ・カイザード
銀河系 ペルウィング恒星系 第6惑星 サファーヤ出身
銀河系監察宇宙局 (ギャラクシーパトロールシステム) コズモ・ポリス所属のエスパー。所属ナンバーはΣ04-1。
宇宙最強のESP使いと称され怖れられるが、心優しい性格の為「犯罪超人の処分屋」としての非情な任務に手を染めねばならない事に心を痛めてもいる。ヘアバンド状のESP制御リングを常に着用しそのESPを10万分の一に抑えているが、強大なESPを制御しきれず、無意識に力を開放してしまう事もある(通常、ESP制御リングを着用すると超能力は実質的に無効化されるが、彼はESP制御リングを着用した状態で、非着用のエスパー以上の超能力を発揮する)。
作中、犯罪超人の罠に掛かって片腕を失い、現在は機械の腕をつけている(本人いわく全く違和感が無いという)。
アンドロメダ反乱軍との銀河系大戦の際は、エスパーコマンド No.09としてジェルナ達と共に前線に参加。
家族は義理の姉ジェルナただ一人。過酷な戦いの中、肉親の情を超えて互いに惹かれあい、結ばれる。また犯罪超人マグナマム・ベガの娘アスタリスを引き取り、実の妹の様に可愛がっている。
地球上での任務の際は「神名代純(かみなだい じゅん)」を名乗る。
ジェルナ・フレアスター
コズモポリス所属の元エスパー。ある事件が元でESP能力を失い、内勤に転属していた。
かつて天涯孤独だった幼少の頃のジャスティを引き取り、実の弟の様に育てる。しかし互いに肉親以上の感情が芽生え、結ばれる。その後ESP能力が復活し、銀河系大戦においてエスパーコマンドとして前線復帰するも、アンドロメダ反乱軍の首領の手に掛かり殺されてしまう。死してなお、その「魂」は、復讐心の為に増大し続けるジャスティのESPを封じてしまった。
作者のデビュー作「2年A組星子先生」の主役でもあり、同作にはジャスティとボルバーも登場している。
CV:平野義和
本作の主人公でゴーバリアンのパイロット。16歳。
ガラダイン軍の攻撃により、母と妹のノリコを失ってしまう。
そして自身の超能力に導かれ、仲間達に出会い、ガラダイン軍との戦いに身を投じる事になる。
強い超能力を持ち、その力は家屋や警備ロボットを易々破壊できてしまう程で、ピケ&プケの双子姉妹と協力してサイコアーマーゴーバリアンをサイコジェネスした。
その超能力は限りなく成長して行き、最終的にはゴーバリアンをパワーアップするにまで至り、双子姉妹も追いつけなくなる程になった。