『ジャッジ』とは?
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『ジャッジ』は、細野不二彦による日本の漫画。『週刊漫画アクション』」の増刊誌である『アクションBROTHER』(双葉社)において1987年から1989年まで、『COMICアクションキャラクター』(同)において1990年から1991年まで連載された。
霊能力で悪を裁く「闇の司法官」を主人公とした作品。当初は勧善懲悪とバイオレンスが目指されていたが、オカルト、特に心霊現象に強い興味を持つ細野の性格を反映して、次第に心霊の色の濃い物語になり、さらに因果応報をテーマとして強く取り上げるようになった。
1991年には闇の司法官・逢魔法一郎と闇の弁護士・四文裕神の初対決をアニメ化。『闇の司法官ジャッジ』というタイトルにてOVA版が発売されました。
今回の記事では、こちらのOVA版『闇の司法官ジャッジ』の内容を中心に振り返っていきます。
OVA版『闇の司法官ジャッジ』の本編動画・ストーリー
普段は一般的な企業でサラリーマンとして勤務する青年・逢魔法一郎。そんな彼には裏稼業があり、何百年に渡って人間世界の法で裁けない悪人の罪を見定め、容赦なく執行する霊媒師として暗躍していました。
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治安が不安定な国への転勤を命じられ、紛争に巻き込まれて亡くなってしまった山辺常務。しかし、その背景には社内でライバル視する川俣の謀略がありました。山辺常務の葬儀に参列した川俣は、表向きには家族に寄り添っているように見えても、その内心は邪魔者を消して社内で出世することにあったのです。
闇の司法官として動き始める法一郎。その一歩先に川俣と接触したのは、闇の弁護士である四文でした。金銭次第で悪人をも弁護する四文は、川俣に法外な報酬を求める代わりに、やがて裁きにやってくる闇の司法官から命を助けると言います。
こうして四文を味方につけた川俣。法一郎は川俣を裁こうとするも、四文に守られていることで苦戦を強いられました。自力では川俣を断罪できないと考えた法一郎は、閻魔大王を筆頭とした十王を冥界から呼び寄せ、最後の手段として十王裁判を開廷させるのでした。
法一郎と四文の勝負の行方は?そして、冥界の裁判官が川俣に下す判決とは?
闇の司法官として動き始める法一郎。その一歩先に川俣と接触したのは、闇の弁護士である四文でした。金銭次第で悪人をも弁護する四文は、川俣に法外な報酬を求める代わりに、やがて裁きにやってくる闇の司法官から命を助けると言います。
こうして四文を味方につけた川俣。法一郎は川俣を裁こうとするも、四文に守られていることで苦戦を強いられました。自力では川俣を断罪できないと考えた法一郎は、閻魔大王を筆頭とした十王を冥界から呼び寄せ、最後の手段として十王裁判を開廷させるのでした。
法一郎と四文の勝負の行方は?そして、冥界の裁判官が川俣に下す判決とは?
OVA版『闇の司法官ジャッジ』の魅力とは
霊媒師と法廷バトルを融合させた世界観
闇の司法官がいるなら、闇の弁護士もいて、罪人の取り巻く状況が断罪といった一方的なものではありません。きっと弁護士が凄腕なら無罪も勝ちとれてしまうでしょう。
現実世界で裁けなかった罪をテーマにしながらも、現実社会を思わせるような検察と弁護士の対立構図をつくっているところに皮肉っぽさを感じさせますよね。この作品の類似例を考えてみても、思い浮かぶコンテンツはなく、そこにOVA版『闇の司法官ジャッジ』特有の個性があるような気がします。
現実世界で裁けなかった罪をテーマにしながらも、現実社会を思わせるような検察と弁護士の対立構図をつくっているところに皮肉っぽさを感じさせますよね。この作品の類似例を考えてみても、思い浮かぶコンテンツはなく、そこにOVA版『闇の司法官ジャッジ』特有の個性があるような気がします。
主人公・法一郎の声は塩沢兼人さん
これまで数々のアニメで個性的なキャラクターを演じてきた塩沢兼人さん。若くして亡くなってしまった声優ですが、彼の残した偉大な功績は今もアニメ業界から忘れ去られていません。代表的なところを挙げるなら、
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「あの壺をキシリア様に届けてくれよ!あれは…いいものだ!」の名セリフはアニメ史上に語り継がれていくでしょう。
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こちらは「てめぇらの血は何色だー!!」等、数々の名言を残し、塩沢兼人さんが演じたキャラクターの中で最も有名ですよね。
出版:双葉社
掲載:アクションBROTHER
→COMICアクションキャラクター
連載:1987年~1991年
巻数:全2巻