歌舞伎スターや舞台俳優が続々登場!大河ドラマ「花の乱」
2021年1月23日 更新

歌舞伎スターや舞台俳優が続々登場!大河ドラマ「花の乱」

三田佳子さんが主演を務めたNHK大河ドラマ「花の乱」。夫役の市川團十郎さんをはじめ、歌舞伎界や舞台で活躍する俳優、女優がたくさん出演されています。ストーリーやキャストを振り返ってみましょう。

201 view

「花の乱」はいつ放送されていた?

「花の乱」は1994年4月から12月まで放送された大河ドラマです。1年間ではなく8か月間の放送だたんですね。

大河ドラマといえば1年間放送ですが、連続テレビ小説のように4~9月、10から翌年3月の半年間区切りにしようという試みがあったのです。

1993年の「琉球の風」は1月から6月、「炎立つ」が7月から1994年3月まで放送され、「花の乱」は4月から9月まで放送の予定でした。ですが前作2つの視聴率が今一つだったため、元の1年クールに戻そうということになり、「花の乱」は9月終了の予定が12月まで放送されたんです。8カ月ですが短くなったのではなく、むしろ長くなったのですね。

次の作品「八代将軍吉宗」からはまた1月から12月の1年間に戻りました。

花の乱の視聴率は関東で平均14.1%、最高で18.3%。当時の歴代ワースト記録となってしまいました。4月スタートというのが分かりにくかったのもあるかもしれませんね。その後2012年の「平清盛」までこの作品が視聴率ワースト記録でした。

「花の乱」の舞台

Amazon.co.jp: 三田佳子主演 大河ドラマ 花の乱 完全版 第壱集 DVD-BOX 全5枚【NHKスクエア限定商品】: 三田佳子、市川團十郎、市川新之助(現・海老蔵)、役所広司、松本幸四郎、松たか子: DVD (2248013)

「花の乱」は室町時代を舞台にした物語です。1991年の「太平記」は足利尊氏を主人公にしているので鎌倉時代から、最後は室町時代が舞台になっていますが、純粋に室町時代を扱った作品はこちらが初めてでした。2020年現在、その後も室町時代を舞台にした話はありません。

主人公は8代将軍足利義政の妻、日野富子。室町時代から応仁の乱辺りまでを描かれています。応仁の乱が戦国時代の始まり、というのが通説なのでこの作品は、室町時代から戦国時代の始まりまでを描いた唯一の作品ということになります。

大河ドラマは戦国時代、幕末、平安時代などを描いた作品が多いですよね。少しマイナーな室町時代の物語。しかも女性が主人公というおのも視聴率が振るわなかった原因なのかもしれませんね。

「花の乱」はキャストが豪華!

Amazon.co.jp: 三田佳子主演 大河ドラマ 花の乱 総集編【NHKスクエア限定商品】: 三田佳子、市川團十郎、松たか子、萬屋錦之介、松本幸四郎、草刈正雄 ほか: DVD (2248016)

「花の乱」の主人公は三田佳子さんですが、その他のキャストも豪華です。特に、歌舞伎界、舞台界のスターがたくさん登場しています。今までのテレビドラマのキャストとは一味違う感じになっていました。(これをきっかけにテレビドラマに出るようになった人も多いので今となっては珍しくないキャストですが)
三田佳子
(以下五十音順)
市川團十郎
市川新之助
奥田瑛二
かたせ梨乃
勝野洋
京マチ子
草刈正雄
小林幸子
佐野史郎
平淑恵
檀ふみ
永澤俊矢
夏八木勲
野村萬斎
尾藤イサオ
藤岡弘
松岡昌宏
松本幸四郎
松たか子
役所広司
萬屋錦之介
ルー大柴
主人公の夫、足利義政を演じたのは12代目市川團十郎さん。1985年に市川團十郎を襲名後、初のNHK出演でした。そして、まだ市川新之助を名乗っていた11代目市川海老蔵さんが足利義政の若い頃を演じています。親子で同じ役を演じているんですね。また、海老蔵さんがこれが本格的なテレビドラマデビューでした。

同じく、本格的なテレビドラマデビューとなったのは松たか子さん。松たか子さんは日野富子の若い頃を演じています。松たか子さんと海老蔵さんで若い頃を演じているんですよ。豪華ですよね。

そして富子の実父役として2代目松本白鸚さん(当時:松本幸四郎さん)も出演されています。こちらは親子で親子の役をやっているんですね。すごいです。

他には野村萬斎さんも出演されているのですが、放送開始の1カ月前に野村萬斎に襲名したばかりでした。野村萬斎さんもこの作品が本格ドラマデビューでした。歌舞伎界のスターが勢ぞろいだったんですね。

さらに奥田瑛二さん、檀ふみさん、京マチ子さん、役所広司さんなども出演されていますね。そうそうたる役者さんの中でルー大柴さんが出演されているのにも注目です。

ナレーションも三田佳子さんが担当!

大河ドラマのナレーションは、NHKのアナウンサーや出演の有無を問わず俳優、女優さんが努めることが多いですが、「花の乱」のナレーションは主人公である三田佳子さんが担当されていました。主人公がナレーションを担当するのは大河ドラマで初でしたよ。

ですが、登場人物が語っている風のナレーションではありません。日野富子ではなく、あくまで三田佳子さんがナレーションも担当したということなんですね。クレジットも「日野富子・語り 三田佳子」と分かれていました。

日野富子として三田さんが出演するより前の回からずっとナレーションは三田さんが担当されていたんですよ。

「花の乱」のストーリー

Amazon.co.jp: NHK大河ドラマ 花の乱 完全版 [レンタル落ち] 全10巻セット [マーケットプレイスDVDセット商品]: 三田佳子, 市川團十郎, 松たか子, 市川新之助, 佐野史郎, 草刈正雄, かたせ梨乃, 奥田瑛二, 役所広司: DVD (2248023)

主人公の日野富子は、母が酒飲みに襲われて身ごもった子だったのですが、本物の富子が盲目となったため、入れ替わって日野富子としての人生を送ることになります。

兄の勝光の策略で足利義政に恋焦がれるようになります。一度は狂人になってしまうのですが、勝機を取り戻します。ですが狂人のふりをしていました。そして今参局の失脚により、御台所となるのです。

富子は大飢饉のときに町に出てコメの値段を下げさせるなど、夫に代わって政治を動かしていました。それに気が付いた義政は富子を「悪女」だと皮肉るように。夫婦仲も揺らいでいたのですが男児を出産することに成功。

自分の息子を時期将軍にするため、さらに本性を引き出していきます。義視や勝元を失脚させようと企てたことが応仁の乱のきっかけになっていくのでした。

当時は女性主人公の大河も珍しかったので視聴率も振るわなかったですが、今放送したら受けそうな内容ですよね。2000年に一度再放送されているのですが、また再放送してほしい作品です。配信はされていませんがDVDも発売されていますよ。
16 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

登場人物が全員架空の異色の大河ドラマ「いのち」。舞台は近代!

登場人物が全員架空の異色の大河ドラマ「いのち」。舞台は近代!

大河ドラマといえば歴史上の人物を描いた作品が多いですが、近代を舞台にした作品もいくつか存在します。中でも最も近代を描いたドラマ「いのち」を見ていきましょう。主演は三田佳子さん、脚本は橋田壽賀子さんです。
saiko | 337 view
【三田佳子】ミドルエッジ世代の記憶に残る名女優!次男・高橋祐也の逮捕歴についても!

【三田佳子】ミドルエッジ世代の記憶に残る名女優!次男・高橋祐也の逮捕歴についても!

数々の映画・テレビドラマで主演を果たし、圧倒的な存在感を示してきた大女優・三田佳子さん。次男の度重なる逮捕でもニュースを騒がせました。今回の記事では、そんな彼女にスポットを当てて、全盛期の活躍ぶりやエピソード・代表作品を振り返っていきたいと思います。
tsukumo2403 | 485 view
最後の大河時代劇!・・・になる予定だった「徳川家康」を振り返ろう!

最後の大河時代劇!・・・になる予定だった「徳川家康」を振り返ろう!

NHK大河ドラマは「1984年から近代ドラマに移行する」ということが発表され、最後の時代劇として放送された「徳川家康」みなさまご存じのようにその後また時代劇に戻ることにはなりますが時代劇の主体性として作られたこのドラマを振り返ってみましょう。
saiko | 263 view
視聴率ナンバーワンの大河ドラマ「独眼竜政宗」を振り返ろう!

視聴率ナンバーワンの大河ドラマ「独眼竜政宗」を振り返ろう!

歴代の大河ドラマの中で平均視聴率ナンバーワンを誇る「独眼竜政宗」。大河ドラマ全盛期の作品を振り返ってみましょう。
saiko | 288 view
昭和最後の大河ドラマ「武田信玄」は主役と脚本家に確執があった!?

昭和最後の大河ドラマ「武田信玄」は主役と脚本家に確執があった!?

昭和のうちに最終回を迎えた最後の大河ドラマ「武田信玄」。主役は中井貴一さんです。この大河ドラマを振り返ってみましょう。
saiko | 393 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト