『機動戦士Zガンダム』に登場した「可変型モビルスーツ」の良さを語りたい! ~ティターンズ編~
2017年11月15日 更新

『機動戦士Zガンダム』に登場した「可変型モビルスーツ」の良さを語りたい! ~ティターンズ編~

1985年~1986年に放送された『ガンダムシリーズ』の名作『機動戦士Zガンダム』には沢山の可変型モビルスーツが登場しました。モノによっては変形ギミックが美しく、モノによっては歪に変形する…。そんな可変機の魅力を語りたいのです。モビルスーツの紹介ではないので説明文は極力変形機構をメインに、あくまでも可変機としての美を追求していきます!機体が多いので記事を二つに分けました。今回は「ティターンズ」編です。

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サイコガンダムの後継機として開発され、グリプス戦役末期に投入された巨大モビルアーマーです。
全身に武装を備えたその巨体はまさに悪魔のマシンでしたが、精神不安定な強化人間ではその力を完全には発揮できず撃破されます。グリプス戦役終戦後、中破し放棄されていたものをネオ・ジオンが回収し、初陣の強化人間プルツーを搭乗させ第一次ネオ・ジオン抗争に投入した。この時初めてモビル・フォートレス形態(所謂MA形態)に変形しました。
『MRX-010 サイコガンダムMk-II』 MA形態

『MRX-010 サイコガンダムMk-II』 MA形態

こちらもモビルフォートレス形態と呼ばれます。それにしてもデカい!

個人的な評価、感想

デカい!相変わらずデカい!!説明不要!!それが変形するんですよ~。
可変機の例に漏れず試作機で、巨大MAの例に漏れずIフィールドがついています。
ここまでは可変機としての基本的な部分はサイコガンダムと同じですが、唯一欠点があります。
それは、『Zガンダム』に登場した時は変形しなかったこと!!立派な可変機のくせに!!
というわけで、サイコガンダムMk-IIのモビルフォートレス形態を見たい方は『機動戦士ガンダムZZ』を観ましょう。

可変機度 測定不能(『ZZガンダム』の時点では☆☆☆☆☆)

『PMX-000 メッサーラ』

『PMX-000 メッサーラ』 MS形態

『PMX-000 メッサーラ』 MS形態

パイロットは設計者本人のパプテマス・シロッコと、その部下レコア・ロンド。
本作の重要人物、パプテマス・シロッコが設計、開発を手掛けたハンドメイドMS「PMXシリーズ」最初期の機体です。元々は船外活動用の作業機を戦闘用に改修したもので、ムーバブルフレームの非採用等、地球圏のMSと比較してテクノロジー面での旧式さは否めません。
しかし本来木星の高重力圏での活動を主としている為、機体構造は非常に頑強です。更にその重力を振り切るべく片方3基の大出力スラスターが内蔵された可動式ブースター・ポッドを両肩に2基搭載しています。このブースターの存在によってMS時は30mを超える大型機となりましたが、加速、機動性能は一般的な地球圏のMS、MAを大きく上回ります。
『PMX-000 メッサーラ』 MA形態

『PMX-000 メッサーラ』 MA形態

下部にある脚部を約180°移動し、ブースターを背部にバックパックとして大型モビルスーツ形態に変形します。シロッコ本人が乗り込み、その機動力を見せつけました。
ハンドメイドMS!しかも作業機を戦闘用に改修したものなのに片方3基の大出力スラスターのおかげで加速、機動性能は抜群です。
まあ、なんでしょう。個人的にあまり好みの形じゃなかったというか…。
あまりカッコよさを感じなかったというか。

可変機度 ☆☆☆☆

独断と偏見で決める可変機度ランキング!

さて、お気付きでしょうか。私の個人的な感想の下に、生意気にも『可変機度』が☆の数で評価されていたことに!というわけで、前回と今回でまとめた可変型MSの可変機度ランキングを発表したいと思います。異論は認める!あくまで、独断と偏見ですからね。

可変機度 トップ5!

5位 可変機度 ☆☆     『スーパーガンダム』
4位 可変機度 ☆☆☆☆   『メタス』『メッサーラ』
3位 可変機度 ☆☆☆☆☆  『Zガンダム』『ギャプラン』『ガブスレイ』『ガザC』
2位 可変機度 ☆☆☆☆☆☆ 『アッシマー』『サイコガンダム』『ハンブラビ』
1位 可変機度 ☆☆☆☆☆☆☆『バウンド・ドック』

同率がめちゃくちゃ多くなってしまいました(汗)

まとめ

さて、今回は『機動戦士Zガンダム』に登場する「ティターンズ」の機体を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。やっぱり可変機って良いモノでしょう?

まとめっぽいまとめは前回の記事でやってしまったので、現実的な話を。
今現在、現実において変形機構を持つ機体は、晴嵐(第二次世界大戦中に開発された水上攻撃機)やF/A-18(アメリカ合衆国に開発された戦闘攻撃機)のように、「運転形態」と「収納形態」に変形するというパターンが多いです。 折り畳み式自転車やノートパソコンみたいなものですね。
漫画やアニメ、特撮に見られるような「稼働中に複数の形態を任意に使い分ける」というタイプの可変機は、 ヘリコプターとプロペラ機に変形する「V-22 オスプレイ」などごく少数です。
ただ、この「オスプレイ」は絶対的な件数こそ非可変機と大差ないものの、墜落事故が変形中に集中しており、ロマンとリアルの間の壁を感じさせます。
理想的な可変機が現実に登場する日は、果たしてやってくるのでしょうか…。

機会があれば別のロボット物の可変機を紹介するのも良いですね、次回の記事作りが楽しみです。(予定は未定!)
それではまたどこかで!ありがとうございました~。
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