映画「鬼畜」とは
『鬼畜』(きちく)は、松本清張の短編小説。『別册文藝春秋』1957年4月号に掲載され、1957年12月に短編集『詐者の舟板』収録の1作として、筑摩書房から刊行された。
1978年に松竹で映画化、2002年にテレビドラマ化されている。
子供を捨てる、育てない、置き去りにする、と岩下志麻・緒方直人の夫婦に対する恐怖感のみで内容そっちのけだった私ですが、ミドルエッジ世代になり、母親になって改めて観直した「鬼畜」。
本当に鬼畜なのは一体誰なのか?ラストシーンの子供の一言は本当に感動的なものなのか?など考えながら振り返ってみました。
主な登場人物
宗吉 緒形拳
お梅 岩下志麻
菊代 小川真由美
利一
良子と庄二
ストーリー
菊代との関係も、最初は良かったものの、印刷所が火事になり、お得意様を失くし、銀行からの融資も断られるようになり菊代たちに生活費を工面できなくなっていた。
生活に困った菊代は子供たち3人を連れて宗吉の家に乗り込んで来た。事実を知ったお梅は激怒を超えて怒り狂う。自分はともかく子供たちも放って寝入る宗吉に愛想を尽かした菊代は、子供3人を残したまま姿を消す。