概要
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スーパーファミコンのローンチタイトルとして発売され、(新しくゲーム機を発売する際、同時に発売されるゲームソフトのことです。)スピード感と完成度の高さが好評を博した『F-ZERO』の7年振りの続編です。前作の良さはそのまま、未来の世界観とニンテンドー64の3D性能を生かし、「反重力レースゲーム」として大きな進化を果たした一作でした。
実際のレース画面
『F-ZERO X』プレイ動画
このスピード感!近未来感!
全然関係ないですが、浮いている車を見るといつも「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を思い出します。
全然関係ないですが、浮いている車を見るといつも「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を思い出します。
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特徴、システム、評価点
コースは全て3D
棒状の通路や空へ飛行するジャンプ台、ときに天地がひっくり返るほどの起伏のあるアクロバティックなコースの数々を走ることができます。
グランプリは全4種類あり、6つのコースを転戦していくため全24コースになります。
加えてコースを自動生成する「Xカップ」というものも用意されています。構成によってはCPUが全てコースアウトするという非常にシュールな光景を見ることもできました。
難易度も選択可能でNOVICE・STANDARD・EXPERTの順にライバルが速くなり、スペアマシンの初期数が減っていきます。さらに条件を満たすと最高難度のMASTERを選択できるようになります。グランプリではレース毎に得られたポイントを集計して優勝者が決まり、1~30位で順位が高いほどポイントが高くなります。
EXPERT以上で優勝した際には全てのパイロットに専用イラストと一言コメントが用意されています。また、主人公「キャプテン・ファルコン」のみMASTERクラスで優勝すると…?
グランプリは全4種類あり、6つのコースを転戦していくため全24コースになります。
加えてコースを自動生成する「Xカップ」というものも用意されています。構成によってはCPUが全てコースアウトするという非常にシュールな光景を見ることもできました。
難易度も選択可能でNOVICE・STANDARD・EXPERTの順にライバルが速くなり、スペアマシンの初期数が減っていきます。さらに条件を満たすと最高難度のMASTERを選択できるようになります。グランプリではレース毎に得られたポイントを集計して優勝者が決まり、1~30位で順位が高いほどポイントが高くなります。
EXPERT以上で優勝した際には全てのパイロットに専用イラストと一言コメントが用意されています。また、主人公「キャプテン・ファルコン」のみMASTERクラスで優勝すると…?
レースに出走するマシンは30台
全マシンとも見た目が違っており、モブは一切無しです。
これによりパイロットの人数も一気に増加。一人一人にグランプリに参加した背景なども描かれ、前作より世界観が濃くなりました。
イラストはアメコミっぽいマッシブな画風であり、パイロットも主人公の「キャプテン・ファルコン」を始め、ファルコンのクローンである「ブラッド・ファルコン」、モデルにマリ〇感がある「Mr.EAD」、今作で登場した悪の帝王「ブラック・シャドー」など個性溢れる面々ばかりで、今でも『F-ZERO』ファンから愛されています。
敵マシンのAIも大幅に進化し、単なる障害物ではなく、それぞれが優勝を目指して走るという、極めて競技性の高いものに仕上がっています。また、ストーリーにおけるパイロット同士の関係がある程度ゲームに取り入れられ、互いを守るように併走したり、互いにスピンアタックやサイドアタックで潰しあったり、一方的に攻撃を加えたりと、非常に凝っています。
さらに、条件を満たしていくことで最終的に30台全てのマシンを使用可能になり、性能もそれぞれ異なります。
これによりパイロットの人数も一気に増加。一人一人にグランプリに参加した背景なども描かれ、前作より世界観が濃くなりました。
イラストはアメコミっぽいマッシブな画風であり、パイロットも主人公の「キャプテン・ファルコン」を始め、ファルコンのクローンである「ブラッド・ファルコン」、モデルにマリ〇感がある「Mr.EAD」、今作で登場した悪の帝王「ブラック・シャドー」など個性溢れる面々ばかりで、今でも『F-ZERO』ファンから愛されています。
敵マシンのAIも大幅に進化し、単なる障害物ではなく、それぞれが優勝を目指して走るという、極めて競技性の高いものに仕上がっています。また、ストーリーにおけるパイロット同士の関係がある程度ゲームに取り入れられ、互いを守るように併走したり、互いにスピンアタックやサイドアタックで潰しあったり、一方的に攻撃を加えたりと、非常に凝っています。
さらに、条件を満たしていくことで最終的に30台全てのマシンを使用可能になり、性能もそれぞれ異なります。
フレームレート60fpsのなめらかな動作
フレームレート60fpsの恩恵により、スピード感を存分に感じられます。
マシン30台を走らせると共に、スタッフが最もこだわりを持った部分でもあるそうです。
マシン30台を走らせると共に、スタッフが最もこだわりを持った部分でもあるそうです。
レース前にマシンの色変え、セッティングが可能
加速重視か最高速重視か、バランスを細かく決めることができます。
加速設定にするほど、スピードの上昇が早まりブースター使用時の速度も大きく上昇しますが、高い最高速度の維持がしにくくなります。逆に最高速設定にするほど、時間単位での速度上昇率が低くなるものの、最高速度の減衰が低くなります。
多くのレースゲームにおけるタイムアタックでは最高速が重視されますが、本作は「加速重視」がよく使われていました。理由はこちらしか使えないドリフトテクニックがあるためでしょう。
加速設定にするほど、スピードの上昇が早まりブースター使用時の速度も大きく上昇しますが、高い最高速度の維持がしにくくなります。逆に最高速設定にするほど、時間単位での速度上昇率が低くなるものの、最高速度の減衰が低くなります。
多くのレースゲームにおけるタイムアタックでは最高速が重視されますが、本作は「加速重視」がよく使われていました。理由はこちらしか使えないドリフトテクニックがあるためでしょう。
一時的な加速機能(ブースト)の使用条件が変更
2周目以降、エネルギーゲージを消費することで自由に使えるように変更されました。
これにより、より高速度でいられる機会が多くなりスピード感が大幅に上昇しました。
一方でマシンのエネルギーを減らしすぎるとクラッシュしてしまう危険性、戦略性やスリルも同様に発生し、新たな駆け引きも生まれました。
これにより、より高速度でいられる機会が多くなりスピード感が大幅に上昇しました。
一方でマシンのエネルギーを減らしすぎるとクラッシュしてしまう危険性、戦略性やスリルも同様に発生し、新たな駆け引きも生まれました。
他のマシンにダメージを与え、コース外へ吹き飛ばせるように
敵マシンの破壊に成功すると「ピロリン♪」というなんとも軽い効果音と共にエネルギーが回復し、5回撃墜するとスペアマシンが増加するなどのボーナスがあります。リタイアしたパイロットは当然ポイントが入らないので、ライバルマシンを撃墜して大逆転…というアツい駆け引きが可能になったのです。CPUはプレイヤーより耐久力が脆く設定されているので、たいていのマシンでアタックすれば一撃で破壊できます。
さらにゲームモードの一つに、他の29台のマシンをリタイアさせるまでのタイムを競う「DEATH RACE」なるモードもあります。
さらにゲームモードの一つに、他の29台のマシンをリタイアさせるまでのタイムを競う「DEATH RACE」なるモードもあります。
滾るBGMと熱い対戦モード
BGMは血が騒ぐエレキギターによるメタル・ロックサウンドで、レースを否が応にも盛り上げてくれます。前作で評価の高かったBGM「MUTE CITY」「BIG BLUE」のアレンジもあり、多くのファンを歓喜させました。
ちなみに製作スタッフの音楽に対するこだわり具合もかなりのもので、カセットロムに本物の生演奏を入れるという試みをした結果ROM容量の半分以上を音楽で使う事になってしまったとか。
実際には「X CUPのため敵車の動きを全部計算で出さなければならなかった苦渋の策」でもあるそうです。容量に限度があるこの時代では、音楽データはPCMにしてデータ容量を圧縮するのが一般的でしたが、その場合音楽再生にコンピュータのパワーをかなりの量割く必要があります、しかし本作でそれをやってしまうと60fpsが出せなくなってしまいます。そこで音楽をストリーミング再生にすることで音楽再生の処理を大幅に軽くし、60fpsが出せるようにした…という仕掛けでした。
本作から対戦モードも実装され、最高4人までの対戦が可能になりました。
設定により、リタイアしたらスロットゲームができるというお遊び仕様も搭載できます。揃えた絵柄によって相手マシンのエネルギーを0(僅かでも接触すれば大破)にしたりなどの嫌がらせができます。設定で足りない人数分CPUを入れる事も可能で、この場合耐久力はプレイヤーと一緒なので、グランプリの様に簡単に破壊する事は出来ません。
ちなみに製作スタッフの音楽に対するこだわり具合もかなりのもので、カセットロムに本物の生演奏を入れるという試みをした結果ROM容量の半分以上を音楽で使う事になってしまったとか。
実際には「X CUPのため敵車の動きを全部計算で出さなければならなかった苦渋の策」でもあるそうです。容量に限度があるこの時代では、音楽データはPCMにしてデータ容量を圧縮するのが一般的でしたが、その場合音楽再生にコンピュータのパワーをかなりの量割く必要があります、しかし本作でそれをやってしまうと60fpsが出せなくなってしまいます。そこで音楽をストリーミング再生にすることで音楽再生の処理を大幅に軽くし、60fpsが出せるようにした…という仕掛けでした。
本作から対戦モードも実装され、最高4人までの対戦が可能になりました。
設定により、リタイアしたらスロットゲームができるというお遊び仕様も搭載できます。揃えた絵柄によって相手マシンのエネルギーを0(僅かでも接触すれば大破)にしたりなどの嫌がらせができます。設定で足りない人数分CPUを入れる事も可能で、この場合耐久力はプレイヤーと一緒なので、グランプリの様に簡単に破壊する事は出来ません。