【カンコー学生服】男子学生服のCMなのに女性アイドル!? 美少女ぞろいの懐かしCM！

1970〜1980年代の男子学生服のCMは、各社競うように女性トップアイドルを起用し、視聴者の注目を集めていました。中でも、人気、知名度ともに最も高かったのが「カンコー学生服」。今回は、桜田淳子から酒井法子まで、サンミュージックの女性アイドルがそろった懐かしCMを振り返ります。

カンコー学生服の "カンコー" って何？

世代を問わず知名度の高い「カンコー学生服」ですが、まずそもそも "カンコー" とは何の名称でしょうか？

実は「カンコー」には漢字があり、「菅公」と書きます。そして、「菅公」とは「菅原道真公」を略したもの。まるで、学生服に "学問の神様" のパワーを授けているかのようです。そのブランドを立ち上げたのは、尾崎商事株式会社ですが、2013年になんとブランド名の "菅公学生服株式会社" に社名変更しています。

CMが始まったのは、公式サイトによれば1970年で、最初のCMモデルはフォーリーブス。そして、女性アイドルの起用が始まったのは、1974年のことです。

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カンコーのCMや新聞広告をご紹介します。

桜田淳子

初めて女性アイドルがCMモデルに起用されたのは、1974年のこと。その女性アイドルとはもちろん、当時人気絶頂のトップアイドルだった桜田淳子です。ミドルエッジ世代の方なら、「カンコー学生服」と聞いて、真っ先に思いつくアイドルは彼女かもしれません。

男子が着る学生服をあえて女性アイドルに着させることで、かわいさとかっこよさが共存する不思議な魅力を引き出し、視聴者を虜にしていきました。

因みに、「花の中三トリオ」の一人、山口百恵は、競合商品の「富士ヨット学生服」のCMに出演していました。

桜田淳子（途中から）

懐かしいCM　カンコー学生服　桜田淳子　太川陽介・香坂みゆき　約50年前のCM

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香坂みゆき

桜田淳子と同様、「カンコー学生服」のイメージが強い女性アイドルといえば、恐らく、当時人気急上昇中だった香坂みゆきでしょう。彼女が初めてCMモデルに起用されたのは1978年のことで、当時まだ15歳でした。

最初は一人で出演していましたが、途中からは、当時の人気男性アイドル・太川陽介と共演。男子学生服を太川陽介、女子学生服を香坂みゆきが着て出演していました。

香坂みゆき（冒頭）

懐かしいCM　カンコー学生服　桜田淳子　太川陽介・香坂みゆき　約50年前のCM

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杉田愛子

1981年からのCMモデルは、男性は太川陽介が継続。女性は、当時「スター誕生!」から歌手デビューしたばかりの杉田愛子が起用されました。以下のCMは、二人の共演ですが、太川陽介を主役にした演出です。

杉田愛子（途中から）

1979-1990 アイドルと学生服CM集 with Soikll5

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早見優

続いてCMモデルに起用されたのは、早見優。彼女の世代のアイドルは、「花の82年組」と呼ばれ、彼女の起用もまさにデビュー年の1982年からでした。また、共演者も太川陽介から替わり、当時人気男性アイドルだった竹本孝之が抜擢されました。

因みに、同じく「花の82年組」では、松本伊代が「トンボ学生服」、中森明菜が「富士ヨット学生服」、三田寛子が「スリーライン学生服」のCMに出演していました。

早見優（途中から）

サンテレビCM　東条湖温泉旅館　カンコー学生服

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岡田有希子

続いてCMモデルに起用されたのは、これまた当時人気絶頂の女性アイドルだった岡田有希子。急逝する前年の1985年のことで、彼女の元気な姿が見られる貴重なCMでもあります。

この頃から、CM映像に「ozaki」というローマ字が表示されるようになりました。これはもちろん、「尾崎商事株式会社」のことです。

岡田有希子（途中から）

1979-1990 アイドルと学生服CM集 with Soikll5

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水谷麻里

続いて、1986年にCMモデルに起用されたのは、資生堂のイメージガールコンテストでグランプリを受賞し、歌手デビューしたばかりの水谷麻里。無名の男性(!?)との共演で、彼女は女子学生服を着用していました。

その後、彼女の芸能活動はわずか4年間で終了。まだ10代だった1990年に、漫画家の江口寿史と結婚して芸能界を引退しています。