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第2話『パンドラの箱』では、『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』(1994年・TBS)と『家なき子』(1994年・日本テレビ)でのイジメ役がハマっていた斎藤洋介は、心優しいピエロを演じます。
第3話と第5話には、『この世の果て』(1994年・フジテレビ) で共演した、清水紘治と三上博史がそれぞれのエピソードにおける主役として出演します。
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野島ドラマの代名詞的存在の一人・桜井幸子は、第7話に登場しました。
中には、狂気じみていたエピソードも…
さまざまな「愛」にまつわるちょっと極端なエピソードが毎話展開される中で、特に狂気的だったのが第8話『恋し森のクマさん』。
科学者の影山(田中健)は、自分に愛想をつかせて出て行ってしまった家族のクローンを誕生させます。自分だけに付き従う複製した妻や子と共に森の中の小屋へ住み、自分が理想とする家庭、自分が理想とする「愛」を実現しようと試み、結果、破滅していくのです。
科学者の影山(田中健)は、自分に愛想をつかせて出て行ってしまった家族のクローンを誕生させます。自分だけに付き従う複製した妻や子と共に森の中の小屋へ住み、自分が理想とする家庭、自分が理想とする「愛」を実現しようと試み、結果、破滅していくのです。
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主題歌はジョン・レノンの『LOVE』
このように『世紀末の詩』の登場人物たちは皆、愛に狂っていきます。そして、大体が悲劇的な結末を迎えます。そのため、エンディングに流れるジョン・レノンの『LOVE』が、視聴者をより感傷的な気分にさせるのです。
Love - John Lennon
ジョン・レノン『LOVE』
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視聴率的には不発に終わったものの…
こうした「愛」という壮大かつ抽象的なテーマを、扱っていたためでしょうか。平均視聴率14.6%と、これ以前まで20%超えを連発していた野島ドラマにしては、振るわない結果に終わった『世紀末の詩』。しかし、登場人物の感情描写が丁寧に描かれ、時に青臭く、時に説教臭くも、執拗なまでに「愛とは何か?」を多彩なアプローチで問いかけた本作は、紛れもない名作です。ご覧になってないという方は、ぜひ一度、視聴することをお勧めします。
(こじへい)
(こじへい)
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世紀末の詩 | 野島 伸司 |本 | 通販 | Amazon
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ハローベイビー僕はきっと愛を知らない君もそうならついておいでこの果てしなき物語の彼方へ。愛とは信じること?愛とは疑わないこと?愛とは…?ドラマヒットメーカー野島伸司が直球勝負のテーマに挑戦。