バロン吉元の最高傑作『柔俠伝』の新装版が発売!!
株式会社リイド社が運営するwebマガジン・トーチwebのコミックス・レーベル「torch comics」より、バロン吉元の最高傑作として名高い『柔俠伝』の上・下巻が現在好評発売中です。
『柔俠伝』とは?
あらすじ
時は明治から大正へ……激動の時代に、強く優しくあろうとした一人の俠(おとこ)の物語。十九歳の若き柔術家・柳勘九郎は父の遺訓である「打倒・講道館柔道」を胸に上京する。文明開化に揺れる東京の街。青春の彷徨。理不尽と不条理、矛盾と欲望ー男の胸を、誰が知る。「今」を生きる全ての人にバロン吉元の最高傑作が蘇る。
70年代を生きた人々の人生観に影響を与えた『柔俠伝』。
『柔俠伝』の作中では、理不尽と不条理の渦巻く社会の矛盾が色濃く描かれます。その中で主人公の柳勘九郎は、時に信念を貫き、時に揺らぎながら生きていきます。多情多感、義侠心の強い彼の精神はバロン吉元の美学に基づいたもので、学生運動の盛んであった連載当時「右も左も、真ん中も読んでいた」と評されています。そして、そこに描かれる個性豊かな人々の生き様は70年代を代表するヒット作品として多くの読者の共感を得、その人生観に多大な影響を与えてきました。
日本を取り巻く情勢や、暮らし、流行など、様々な様式は当時と現代とでは大きく異なります。しかし多くの人が生きることに困難を感じ、先の見通しが立てられない現代においてこそ、主人公・柳勘九郎が魅せる「今、ここに生きている」姿は更に輝きを放つのです。今、この時代に新装版として蘇った本作は、単なるノスタルジアではなく“平成のその先”を手探りで迎えようとしている我々にとって「新たな出発点」となり、同時に世代を越えた「回帰点」となるでしょう。
via www.amazon.co.jp
ご購入はこちらから!
書籍概要
書籍名:柔俠伝(上巻・下巻)
著者:バロン吉元
出版社:リイド社
レーベル:トーチ・コミックス
判型:A5判
発行日:2019年2月15日
定価:各巻本体1,300円+税
<特別収録>
・「本書刊行に寄せて」バロン吉元
・初公開の描き下ろしを含む、カラーイラスト10点&墨絵4点
<作品解題>
あがた森魚/荒俣宏/かわぐちかいじ/草森紳一/栗原良幸/佐藤信/鈴木邦男/鈴木敏夫/竹宮惠子/前田日明/山下裕二/夢枕獏/四方田犬彦
著者:バロン吉元
出版社:リイド社
レーベル:トーチ・コミックス
判型:A5判
発行日:2019年2月15日
定価:各巻本体1,300円+税
<特別収録>
・「本書刊行に寄せて」バロン吉元
・初公開の描き下ろしを含む、カラーイラスト10点&墨絵4点
<作品解題>
あがた森魚/荒俣宏/かわぐちかいじ/草森紳一/栗原良幸/佐藤信/鈴木邦男/鈴木敏夫/竹宮惠子/前田日明/山下裕二/夢枕獏/四方田犬彦
サイン会などのイベント情報!
東京・文京区の弥生美術館にて、展覧会「画業60年還暦祭 バロン吉元☆元年」などのイベントが開催されます。バロン吉元の魅力を更に体感したい方は、ぜひ足を運んでみましょう!
【展覧会】
名称:「画業60年還暦祭 バロン吉元☆元年」
開催期間:2019年1月3日から3月31日まで
【トークイベント】
2月22日(金):鈴木敏夫(スタジオジブリ・プロデューサー)×エ☆ミリー吉元
3月2日(土):寺田克也(漫画家)×山田参助(漫画家)
【バロン吉元サイン会】
3月10日(日)15時~17時
【展覧会】
名称:「画業60年還暦祭 バロン吉元☆元年」
開催期間:2019年1月3日から3月31日まで
【トークイベント】
2月22日(金):鈴木敏夫(スタジオジブリ・プロデューサー)×エ☆ミリー吉元
3月2日(土):寺田克也(漫画家)×山田参助(漫画家)
【バロン吉元サイン会】
3月10日(日)15時~17時