昭和の怪獣映画(ゴジラシリーズとガメラシリーズは除く)
2016年5月19日 更新

昭和の怪獣映画(ゴジラシリーズとガメラシリーズは除く)

ゴジラシリーズとガメラシリーズは除く、『獣人雪男』(1955年・東宝)から『恐竜・怪鳥の伝説』(1977年4月29日・東映)までの昭和の怪獣映画をおさらいしてみましょう。

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『大魔神逆襲』

『大魔神逆襲』

『大魔神逆襲』

『大魔神逆襲』

『怪竜大決戦』(1966年12月21日・東映)

『怪竜大決戦』(1966年12月21日・東映)

『怪竜大決戦』(1966年12月21日・東映)

『怪竜大決戦』(かいりゅうだいけっせん)は、1966年12月21日に公開された東映製作の特撮映画。

東映が唯一製作した“怪獣が登場する映画”であり、主君の仇討ちを果たさんとする、古典の自雷也物語がベースになっている。大蝦蟇や大竜、大鷲、大蜘蛛が登場する。

この作品以降、東映は同社独自の怪獣が登場する映画を製作することはなかった。公開の翌年(昭和42年)には、日活がガッパ、松竹がギララという怪獣を登場させており、東宝のゴジラや大映のガメラと、日本の各大手映画会社が看板たる怪獣を作り上げるなか、東映だけがそれを持たないという状況となった。

出典 怪竜大決戦 - Wikipedia
大蝦蟇と自雷也(尾形雷丸):松方弘樹

大蝦蟇と自雷也(尾形雷丸):松方弘樹

大蝦蟇と怪竜

大蝦蟇と怪竜

怪竜と大蛇丸:大友柳太朗

怪竜と大蛇丸:大友柳太朗

大蝦蟇と自雷也、怪竜と大蛇丸

大蝦蟇と自雷也、怪竜と大蛇丸

『キングコングの逆襲』(1967年・東宝)

『キングコングの逆襲』(1967年・東宝)

『キングコングの逆襲』(1967年・東宝)

『キングコングの逆襲』(キングコングのぎゃくしゅう)は、1967年7月22日に公開された日本の特撮映画。製作は東宝とランキン・バス・プロ。配給は東宝。テクニカラー、シネマスコープ。上映時間は104分。
東宝の創立35周年記念作品として制作された。
1973年に東宝チャンピオンまつりでリバイバル上映が行われた。

悪の科学者ドクター・フーの陰謀に、正義の怪獣キングコングが立ち向かう。ロボットのコングである「メカニコング」、そして1933年版『キング・コング』へのオマージュとしてゴロザウルスと大ウミヘビも登場。モンド島でのコングとゴロザウルスとの対決シーンもオリジナルへのオマージュとなっている。

出典 キングコングの逆襲 - Wikipedia
大怪力怪獣 キングコング、電子怪獣 メカニコング、ゴロ...

大怪力怪獣 キングコング、電子怪獣 メカニコング、ゴロザウルス

大怪力怪獣 キングコング

大怪力怪獣 キングコング

大怪力怪獣 キングコング
身長:20メートル
体重:1万トン
南ジャワ海のモンド島に棲んでおり、前回の『キングコング対ゴジラ』の個体とは近い種であるが、同族ではない。身長、体重は初代の半分程度。島の老人からはボー(島の言葉で「王者」)コングと呼ばれている。
電子怪獣 メカニコング

電子怪獣 メカニコング

電子怪獣 メカニコング
身長:20メートル
体重:1万5千トン
ネルソン司令官と野村三佐が伝説の巨獣キングコングの能力を検証し、人工的に再現したロボットの設計図を基に、ドクター・フーが作り上げた金属色に輝くゴリラ型の巨大ロボット。建造のためのスポンサーは、某国工作員マダム・ピラニアの母国であり、本来の用途はこの某国が入手したがっているエレメントXという放射性物質の採掘であり、戦闘用ではない。
ゴロザウルス

ゴロザウルス

ゴロザウルス
身長:35メートル
体重:8,000トン
尾の長さ:15メートル
モンド島に上陸した女性スーザンの前に現れ、彼女の悲鳴を聞いてやってきたキングコングと闘う。カンガルーキックや噛み付きでコングを手こずらせるが、やはり怪力では敵わず一方的に殴りつけられ、気絶してしまう。まもなく復活し、油断したコングの足に噛みつき最後の抵抗を図るも、返り討ちで顎を裂かれて絶命する。
海獣 大ウミヘビ

海獣 大ウミヘビ

海獣 大ウミヘビ
全長:85メートル
体重:4千トン
その名の通り、モンド島近海に生息する大きな海蛇。ネルソン一行がホバークラフトでモンド島からエクスプロアー号に戻る時に、突如現れ襲いかかる。追ってきたキングコングに岩を投げつけられたため、今度はコングを攻撃。強烈な巻きつきで苦しめるが、コングの怪力には敵わずに絶命する。

『大巨獣ガッパ』(1967年・日活)

『大巨獣ガッパ』(1967年・日活)

『大巨獣ガッパ』(1967年・日活)

『大巨獣ガッパ』(だいきょじゅうガッパ)は、1967年(昭和42年)4月22日に公開された日活製作の日本の怪獣映画である。「ガッパ」は劇中に登場した怪獣の名前。カラー、シネマスコープ。

日活が当時の「怪獣ブーム」に乗って製作した唯一の怪獣映画であるが、後述のガッパの特徴や、企業・科学者の倫理のみならず、仕事に猛進して家庭をないがしろにする親など家族をテーマに据えた内容から、怪獣映画の中でも独特の存在感を持つ作品である。

日活では初の本格的特撮怪獣映画であり、ストーリーはイギリスの怪獣映画『怪獣ゴルゴ』(1961年)を下敷きにし、いくつものプロットが作成され、2本のパイロットフィルムを経て、完成作品に至った。

ゴジラやウルトラ怪獣など、他社の怪獣作品が積極的に建造物を破壊するのに対し、ガッパはあくまで行く手を阻むもののみを破壊する。これは、「子供に見せる映画として、破壊に快楽を求めさせてはいけない」という意図的な演出である。

「怪獣が主人公らの機転によって怒りを静め、空港から飛び発って南の島へ帰る」という結末は、東宝の『モスラ』に似ている。また、日本製の怪獣映画としては数少ない、人類・怪獣ともにハッピーエンドな作品となっている。

出典 大巨獣ガッパ - Wikipedia
大巨獣ガッパ

大巨獣ガッパ

太い胴体から手足、尻尾にかけて全身が三角形の鱗で覆われ、背中に大きな羽根のついた姿をしており、陸・海・空に適応している。オベリスク島の守護神的存在と考えられる。
オス・メス(夫婦 = 父・母)に加えて、子供まで存在するという極めて希有な怪獣である。夫婦間の関係は当然良好であるが、子供を思いやる感情は人間を上回るものを有する。

巨大怪獣であるが故の都市破壊は行うが、それは人間に連れ去られた子供を奪い返すための必死の行動であり、さらに怪獣の親子が再会を喜び抱擁するシーンを描くという手法で親子の情愛を表現しており、怪獣映画としては珍しく叙情的な作品でもある。
子ガッパを日本へ連れ帰ってしまう。

子ガッパを日本へ連れ帰ってしまう。

大巨獣ガッパは怒り狂う。

大巨獣ガッパは怒り狂う。

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