ジェレミー・ブレットは1985年に最愛の妻を癌で亡くし、以降ずっと体調を崩しながらの出演を続ける事となります。
元々双極性障害を患っていたのですが、妻の死後、そして躁鬱の激しいホームズを演じるうちに、深刻な躁鬱病になってしまいます。投薬をしながらホームズ出演を続けているうちに、幼少期にかかったリュウマチ熱の後遺症の心臓障害も悪化しだします。そのため心臓の肥大化が進み、撮影も困難な状態に陥る事もしばしばあり、酸素セットを用意しながらの撮影を続けていました。
via www.youtube.com
しかしどんなに体調が悪くても《the show must go on》と言って撮影に臨んだそうです。
ドラマの撮影を通じて親しくなった、ワトソン役のエドワード・ハードウィックも、公私にわたって支えていたようです。
ドラマの撮影を通じて親しくなった、ワトソン役のエドワード・ハードウィックも、公私にわたって支えていたようです。
シリーズ終盤には体調の悪化でジェレミーが撮影に参加できない時があり、兄マイクロフトがシャーロックに代わって謎を解くエピソードも作られました。
しかし1995年9月、心不全で他界してしまいます。
しかし1995年9月、心不全で他界してしまいます。
エドワード・ハードウィックは弔辞として、《おそらく、みんなはジェレミーのことを俳優と思わずに、当然のようにシャーロック・ホームズと思っていたのだろう。》と述べています。
生涯をかけて演じた名探偵
生涯をかけてホームズを演じ、ホームズとして生きたジェレミーの存在が、19世紀の架空の物語の人物を、まるで本当に実在したかのような印象を与えてくれています。
グラナダTV版のジェレミー・ブレットのシャーロック・ホームズを観た後に、本棚の奥から昔読んだホームズ本を、取り出して読み返してみませんか?
本の中にジェレミーがいるような、そんな気がしてくるかもしれません。
本の中にジェレミーがいるような、そんな気がしてくるかもしれません。
via www.amazon.co.jp
Amazon | シャーロック・ホームズの冒険 全巻ブルーレイBOX [Blu-ray] -TVドラマ
¥
ジェレミー・ブレット 海外TVドラマ、日本のTVドラマのDVD・Blu-rayをオンライン通販アマゾンで予約・購入。