【H2】比呂の本命は誰?四角関係をおさらいしてみよう!
2020年6月6日 更新

【H2】比呂の本命は誰?四角関係をおさらいしてみよう!

少年サンデーで連載されていたあだち充さんの大ヒットマンが「H2」。野球漫画ですが比呂、ひかり、英雄、春華の恋四角関係を描いた漫画でもあります。比呂の本命は誰だったのかという論争がおこることも。解釈は人それぞれあると思いますが比呂の言動から本命は誰だったのか考えていきたいと思います。

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H2の四角関係をおさらい

国見 比呂(くにみ ひろ)(Hiro Kunimi)
千川高校3年(開始当時:千川高校1年)。投手・中堅手。右投げ・右打ち。
物語の主人公。ひかりと野田は幼なじみで、英雄・ひかり・野田とは同じ青南中学校。
中学時代から有名投手だったが、肘の故障を宣告され野球部のない千川高校に入学。誤診が判明し千川高校にて一からの甲子園出場を目指す。
橘 英雄(たちばな ひでお)(Hideo Tachibana)
明和第一高校3年(開始当時:明和第一高校1年)。三塁手。右投げ・右打ち。
明和第一高校野球部の4番バッター。比呂の親友でライバル。
雨宮 ひかり(あまみや ひかり)(Hikari Amamiya)
明和第一高校3年(開始当時:明和第一高校1年)。
比呂と野田の幼なじみ。中学時代に比呂の紹介で英雄と付き合うようになった。
明和第一高校では弓道部に所属しており、夏季限定で明和第一野球部にもマネージャーとして籍を置く。
古賀 春華(こが はるか)(Haruka Koga)
千川高校3年(開始当時:千川高校1年)。
千川高校の野球部マネージャーで、古賀商事の社長令嬢。
高校野球の大ファンで千川高校に野球部を創設させる立役者となり、甲子園を目指すという夢を比呂に再び与えるきっかけを作る。
「H2」のタイトルは、「ヒーロー2人、ヒロイン2人」という意味があります。比呂(hiro)、英雄(hideo)、ひかり(hikari)、春華(haruka)と、全員イニシャルが「H」なんですね。

他の三人は「ひ」で春華だけ「は」というのも意味があるように感じてしまいます。3人は中学から一緒で春華だけが高校で出会っていますからね。

4人の関係性を年表にしてまとめてみました。
0歳 比呂とひかり幼馴染として出会う。
中1 比呂、中学の野球部で英雄に出会い親友になる。中1の終わりにひかりに頼まれ、比呂が英雄を紹介し、その後交際する。
中3 比呂、ひかりへの想いが初恋だったことに気が付く。(すでに英雄とひかりは交際していたため、思いは伝えない)
高1 比呂は千川高校、英雄とひかりは明和第一高校へ進学。比呂、春華に出会う。春華は比呂に思いを寄せる。
高2 比呂、英雄ともに甲子園へ。比呂は英雄と対決する前に負け、ひかりの前で涙する。冬、比呂が春華に「I LOVE YOU」と伝える
高3 比呂と英雄甲子園で対決。英雄、ひかりに比呂か英雄かもう一度選べという。試合結果は比呂の勝利。英雄とひかりは元さやに。
はっきりと描かれていることだけをまとめてみました。

物語の後半で比呂と英雄がひかりを巡って対決することから、比呂はやっぱりひかりが好きだった!となる人もいるのですが実はそうではないんですよね。

比呂は本当は誰が好きだったの?

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初恋の相手はひかり

中学の時はひかりよりも体が小さく、成長が遅かった比呂。遅かったのは体の成長だけでなく、初恋も同じでした。

中1の終わりにひかりから頼まれ、英雄を紹介します。女の子の方がやっぱり成長が早かったんでしょうね。女の子になれていない英雄に頼まれ、初めはデートについていったりもしていました。この時点で比呂はひかりのことをなんとも思っていなかったのです。

ですがそこから1年半後。比呂がひかりの背に追いついた頃、自分はひかりが好きなんじゃないかと気が付きます。ですがひかりは親友の英雄の彼女となっているわけですから自分の気持ちは胸にしまいます。

春華にこの話をした時「後悔しているの?」と聞かれます。「英雄以外の男を紹介したのなら素直に後悔できるんだけどな」と比呂。自分のことを好きな相手にここまでぶっちゃけるのも比呂らしいですよね。春華は「その逆な気もするけど」と返します。

比呂はひかりを好きでしたが、英雄から取ろうと思ったことはたぶん一度もないんじゃないかと思います。伝えられなかった気持ちって引きずったりしますから、ひかりに対してずっとただの幼馴染ではない感情があったんでしょうね。

一方のひかりは、ずっと英雄が好きでしたが、やはり比呂に身長を追いつかれた頃、比呂は男なんだと意識したと思います。男女の友情って複雑ですよね。

春華との関係は?

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一方、高校に入学してから出会った春華は序盤から比呂のことが好きでした。春華は意外と積極的でおっちょこちょいなので比呂にもその気持ちは伝わります。比呂も春華をかわいいとは思っていましたがひかりのことを引きずっていたので、友達以上恋人未満のような関係が続きます。春華の存在は比呂の中で少しずつ大きくなってきます。今までひかりとしてきたことを春華と一緒にやったりするようになるんですね。

そんな時に春華のことを好きな三善というクラスメイトが登場します。帰国子女の三善は分かりやすく春華にアピール。それを見て比呂はやきもちを焼きます。三善は卑怯な手を使って春華を自分のものにしようとします。そこに救出に行った比呂は春華に「I love you」と伝えます。その後に「合ってるか?発音」と付け加えるのでなんだかごまかされていますがこれはれっきとした告白ですよね。春華は「うん、十分伝わるよ」と返します。

その後、比呂と春華が付き合っている描写はが分かりやすくあるわけではないのですが、春華が比呂のジャケットを着ていたり、2人が手をつないで歩いていたという目撃情報もありました。

最後の対決の意味は?

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比呂は、三善事件の時点ではっきり春華を選んでいます。比呂の性格上、軽い気持ちでいったのではないと思います。

最後の甲子園ではひかりを賭けて闘っているように見えますがそう思っているのは英雄だけ。比呂は英雄を本気にさせるため、そして自分の中でくすぶっているひかりへの想いに決着をつけるために英雄に聞こえるように「ひかりが好きだ」といい(好きは好きなのでうそではないですよね)、英雄と真剣勝負をしたのです。

比呂は試合が終わる前に春華に「絶対なれよ、スチュワーデス」といいます。春華はプロ野球選手の奥さんになるのが夢でそのために女優やスチュワーデスになりたいと話していたのです。これはつまりプロポーズ、までは行かないと思いますが比呂は春華を選んでいるということを伝えるためのセリフだと思います。

そして最後の対決のあとひかりは「選ぶ権利なんて最初からなかったのよ」と英雄に伝えます。「俺は何もわかっていなかったのか」と英雄。この会話からも比呂は本当はひかりをかけて闘っていたわけではないということが分かりますね。

最後の戦いで春華は蚊帳の外だった、という意見もありますが比呂の春華への想いを読み取れる描写はたくさんあります。それをさがすのも萌えポイントだったりしますよ。

ラストは決まっていなかった!?

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じつはあだち充さんはラストを最初から考えていたわけではなかったそうです。初恋を貫いてひかりと。。。という意見もあったそうなのですが春華の読者人気が高く、ひかりを選んだら比呂が悪者になりそうだったということもあり、春華とくっついたのだとか。

あだち充さんが描きたかったのは、初恋が遅いせいで伝えられなかった思いであってラストはどちらでもよかったんだそうです。

私も春華が好きなので最後はこのラストになってよかったな、と思っています。ちょっと分かりにくいところもありますがはっきり描かないのがあだち充ワールドですよね。読者に想像の余地を残してくれるところがあだち充さんらしくてとても好きです。
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