1990年代前半まで、『パステルティーン』や『エルティーン』等と並ぶティーンエイジャーの過激なセックスの体験談やテクニック等の情報、またいじめ問題の人生相談等メインコンテンツとした雑誌であった。女子高生ブームの人気の訪れとともに、猥褻・バイオレンス要素を払拭したギャル向けファッション雑誌へとリニューアルした。
Popteen ポップティーン 2003年 5月号
ギャルの代表として表紙を飾ることが多かったみたいです。
誌面もファッション、メイク、ダイエット、モテに特化してきて
すっかり、ギャル向けの「普通の」雑誌になりました。
ロゴもラメジェルで描いたような見せ方で、
こういうテイストの好きなコを呼んでますよね。
アムロちゃんのポップティーンで育ってきたアラサー女子からは
「うちらのポップティーンはもうなくなった」と嘆きの声も聞かれます。
それでも、時代に合わせて、形を変えながら発行を続けてきたポップティーン。
息の長い雑誌になれた理由は、そこにあるのかもしれません。
国会でも問題になっちゃった「エルティーン」
『エルティーン』は、かつて近代映画社から発行されていた雑誌である。
1981年7月創刊。主に10代の女子を対象とした誌面構成で流行のファッションを先取りした誌面や読者モデルが掲載されていた。他に読者からの体験談や相談コーナー等があった。
創刊当時からターゲットは10代女子エロ!
それだけでした!
84年2月にCarrot Galsとともに国会でヤリ玉に挙げられたElleteenは、休刊にはせず内容を変更して存続した。まあ、創刊号を見てもわかるとおり内容はエロティーンとも言うべきで、ちょっとやり過ぎた感がある。 pic.twitter.com/0xDifDCsDp
— ESHITA Masayuki (@massa27) April 3, 2015
もう、最初っから、超ロコツ。
飛ばしてます。
エルティーンだけでなくポップティーンもやり玉に挙がってます。
何をこれに書いておるかというと、とてもこれは想像に絶する。性教育といううたい文句だろうと思うのです。性欲講座であります。すべて性欲講座であります。それで書かれておりますのは、ありとあらゆることが書いてありまして、体位から始まり、それからどうやったらそれが成功するかということから、さらに中絶、愛撫術、同性愛のやり方、それからオナニー学、体位学、浮気学、イラストで全部入っております。それで十三、十四歳の子供がボーイフレンドとのそういうことについての体験談、これが克明に記されておるのであります。
この国会中継の翌日(翌日!)には、やり玉5誌のうち2誌が休刊し、残り3誌も路線変更を余儀なくされます。
エルティーンもポップティーンも、路線変更を迫られました。
で、その「路線変更」した結果がこちら。
まあニーズもあったんでしょうけれど
逆に世の中(や子どもの親)がすれてきて
そんなに過激に感じなくなっちゃった、ってのもあるでしょうね。
読者投稿をメインにした「Special」版も発行されていました。
こちらの方がもっと過激だったようです。
『エルティーン』の読み物ページがさらに過激になり、ほぼ全ページを占める雑誌として発行されたのが、増刊の『エルティーンスペシャル』だった。
「ティーンの体験談NO.1マガジン」というコピーがついていたこともある。実際に読者の体験談が集められていたのか、実は編集部によって書かれたものなのかは謎だが、リアルなエピソードが満載の一冊。ポップな表紙と裏腹に、袋とじまでついていて、18禁じゃなかったのが不思議なほど……。
おいしくいただいちゃうんだって。