10代女子限定!「〇〇ティーン」というタイトルの雑誌
このタイトルのおかげで、購買ターゲット限定感に満ち満ちている雑誌。
いや、ぶっちゃけ
30過ぎた女性やおばちゃん、ましてや男性は
ぜっったいに手に取れない雑誌ですよね。
ある意味エロ本よりハードルの高い雑誌なんじゃないかと。
でも、「男性や他の世代が手に取れない」ことが逆に幸い(災い?)したのか
10代女子の欲望にがっつり応え
なおかつ過剰に指南するような分野の雑誌が
どんどん増えてていったんですよ。
やっぱり最初はこれ「セブンティーン」
1968年6月に、総合少女週刊誌『マーガレット』のお姉さん雑誌『週刊セブンティーン』として創刊、アメリカで1944年に創刊された『Seventeen』の日本版として出発した。掲載内容はファッション・少女漫画・芸能等。
セブンティーンから出た読モ(読者モデル)も多く、「STモ」と呼ばれているそうです。
しばらくは読み物やマンガも掲載していました。
週刊セブンティーンには『ヤヌスの鏡』(宮脇明子)が連載されていましたし
月刊セブンティーンには『オルフェウスの窓』(池田理代子)や『恐るべき子供たち』(萩尾望都)が。
バナナブレッドのプディング (1980年)セブンティーンコミックス 集英社
主人公は潔癖で繊細でエキセントリックな女子高生。
掲載誌タイトルにはぴったりだったけど
ファッションや芸能人やメイクの情報と並ぶと
ちょっと違和感あったかもね。
少女マンガの概念を変えた「24年組」をあらためて振り返ってみよう - Middle Edge(ミドルエッジ)
通巻1000号となる1988年1月3日号より、誌名の表記をアルファベットの『SEVENTEEN』としてリニューアル。判型は大きいサイズ、刊行は月2回の隔週刊(毎月1日・15日)に変更し、漫画部分が無くなった。 漫画雑誌としての部分は『月刊ティアラ』として新創刊され、引き継がれた。その後、ライバル誌だった小学館の『プチセブン』の廃刊後、急速に売り上げを伸ばし、「ティーンのNo.1雑誌」と銘打っている[注 1]。
Seventeen (セブンティーン) 2019年2月号
『ファッション・ヘア&メイク・ダイエット・恋愛・イケメン・スマホ・キャラグッズ・制服&スクールグッズ・・・・・・女子高生の大好きなモノがいっぱい!
セブンティーンは、かわいい! おもしろい! 役に立つ! 「女のコのためのNo.1ティーンズマガジン」です。』
JKの興味をできるだけ広範囲に、広く浅く集めようという
意思を感じる誌面作りのように思えます。
新学期に向けて、勉強モチベが上がってるみんな♡ Seventeen4月号の『JKの学び方改革2019』では、“東大王”の水上颯さんはじめ、優秀な先輩達の勉強法や、おすすめの参考書、勉強していて良かったことなどをガッツリ取材! 他にも読者のおすすめ勉強アイテムも紹介してるから、是非チェックしてねーー pic.twitter.com/HOWxZ5x53e
— Seventeen/セブンティーン (@SeventeenJP_mag) March 14, 2019
だってこういう高校生もいるもんね。
10代女子の別の一面を掘りおこす「ポップティーン」
『Popteen』(ポップティーン)は、角川春樹事務所から発行されているティーンエイジャーの女性向けファッション雑誌。月刊誌。1980年(昭和55年)10月1日創刊(1980年11月号)。
創刊時は富士見書房から発行されていた。その後、同誌の編集を手がけていた飛鳥新社が2億円で買い取り、さらに1994年(平成6年)になって6億円で角川春樹事務所へ譲渡。
ポップティーン創刊号目次
まだ欲望丸出しな感はありません。
というのも、当時は女子向けではなく普通に「高校生向け」。
創刊時、哀川翔が飛鳥新社にアルバイトしていて、ライターとして参加していたそうです。
完全に女子向けだし、見出しがロコツになります。
まあ、版元が富士見書房ですしね。ある意味得意分野かと。
少年ジャンプは
創刊のときはまだ隔週発行だったそうですが
なかなかセンスのいい表紙なんじゃないでしょうか。