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恩田と源次郎二人の写真がない!これは何を意味するのか? 2つの殺人とは別に、20年前の事件の調査を進めていた耕助は、加害者・恩田の写真も、被害者・源次郎の写真も、捜査資料の中に残されていないことに気付く。
恩田の場合は、本名がわからなかったために、正式な身元調査ができなかったこと、源次郎の場合は、鬼首村に戻るにあたり、弁士時代の思い出の品はすべて焼き捨ててしまったことが原因だった。
20年前の被害者は一体誰なのか?恩田?源次郎?
20年前の被害者が確かに源次郎であることを確かめるには、身体的特徴を調べるのが一番だと耕助に指摘された磯川は、恩田と一番親しかった人物、別所春江(渡辺美佐子)に会いに行く。
恩田の足の指は変わっており、左右ともに中指が異常に長かった
春江は、恩田の写真は持っていなかったが、身体的特徴ははっきりと覚えていた。
恩田の足の指がとても変わっており、左右ともに中指が異常に長かったと言う。
恩田の足の指がとても変わっており、左右ともに中指が異常に長かったと言う。
やはり、20年前に殺されたのは源次郎ではなく恩田だったのだ。もしくは源次郎=恩田。
20年前の事件で源次郎の死体を検案した地元医師・権藤(大滝秀治)に、死体の写真を見せてもらう。
すると、死体の足の指は、確かに中指がかなり長い。
磯川「この死体の足の中指は、普通の人より長いと思いませんか?」
権藤「ああ、異常に長かったのをはっきり覚えとるわ」
磯川「しかし検死調書には、そのことは書かれていなかった!」
権藤「ふん! そんなことは死因に関係ねえだろ!」
すると、死体の足の指は、確かに中指がかなり長い。
磯川「この死体の足の中指は、普通の人より長いと思いませんか?」
権藤「ああ、異常に長かったのをはっきり覚えとるわ」
磯川「しかし検死調書には、そのことは書かれていなかった!」
権藤「ふん! そんなことは死因に関係ねえだろ!」
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悪魔の手毬歌の3番に見立てた殺人だが・・・真犯人にとって悲劇的な誤算!
うちの裏の前栽に雀が三羽とまって
三番目の雀が言う事にゃ言う事にゃ
おらが在所の陣屋の殿様 狩好き酒好き女好き
わけても好きなが女でござる
女だれが良い錠前屋の娘 錠前屋器量よし小町でござる
小町娘の錠前が狂うた
錠前狂えば鍵合わぬ鍵合わぬ
鍵が合わぬと返された
三番目の雀が言う事にゃ言う事にゃ
おらが在所の陣屋の殿様 狩好き酒好き女好き
わけても好きなが女でござる
女だれが良い錠前屋の娘 錠前屋器量よし小町でござる
小町娘の錠前が狂うた
錠前狂えば鍵合わぬ鍵合わぬ
鍵が合わぬと返された
名探偵金田一耕助の推理とリカから語られる真実
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なんと恩田と源次郎は同一人物だったのだ。
敦子「あんた、どこでこがいな物手に入れんさった!?これは恩田幾三の写真ですがな!」
耕助「咲江さん、あなたはあの写真を誰だと思いますか?」
咲江「確かに、今敦子さんがお言いんさった人じゃと」
耕助「春江さん、あなたは?」
春江「千恵の父です。 間違いございません」
耕助「皆さん、この写真は恩田ではなく、無声映画の弁士だった青柳陽二郎、つまり青池源次郎の写真なんです」
耕助「咲江さん、あなたはあの写真を誰だと思いますか?」
咲江「確かに、今敦子さんがお言いんさった人じゃと」
耕助「春江さん、あなたは?」
春江「千恵の父です。 間違いございません」
耕助「皆さん、この写真は恩田ではなく、無声映画の弁士だった青柳陽二郎、つまり青池源次郎の写真なんです」
真相は・・・
20年前、トーキー映画が始まって失業してしまった源次郎は、恩田幾三として月に1度鬼首村に現れ、モール作りの売り込みを始めた。
その後、亀の湯の次男として村に戻ってきた源次郎は、井筒屋や放庵の離れを利用して1人2役を演じ続け、春江、咲江、敦子との逢引を重ねた。
そんな源次郎の企みに気付いた人物がいた。放庵だ。
放庵から事実を聞かされたリカは、恩田の鬼首村での住処である放庵の離れに乗り込んでいった。
すると、源次郎はリカに詫びるどころか、身重のリカと歌名雄を亀の湯に残して、春江とともに満州へ行くつもりだと言い放った。
怒ったリカは我を忘れ、その場にあった薪で源次郎の頭を殴りつけて殺してしまった。
それを見ていた放庵は、すべてを秘密にする代わりに、リカの体と生活の面倒を要求した。
それから20年、新たな問題が持ち上がった。
その後、亀の湯の次男として村に戻ってきた源次郎は、井筒屋や放庵の離れを利用して1人2役を演じ続け、春江、咲江、敦子との逢引を重ねた。
そんな源次郎の企みに気付いた人物がいた。放庵だ。
放庵から事実を聞かされたリカは、恩田の鬼首村での住処である放庵の離れに乗り込んでいった。
すると、源次郎はリカに詫びるどころか、身重のリカと歌名雄を亀の湯に残して、春江とともに満州へ行くつもりだと言い放った。
怒ったリカは我を忘れ、その場にあった薪で源次郎の頭を殴りつけて殺してしまった。
それを見ていた放庵は、すべてを秘密にする代わりに、リカの体と生活の面倒を要求した。
それから20年、新たな問題が持ち上がった。
リカが悪魔になってしまった理由
仲良し4人組は、皆、恩田(源次郎)の子。歌名雄が、腹違いの妹である泰子と結婚したいと言い出したのだ。それは不可能なこと。近親相姦だ。
本当の理由は説明できないリカがいくら反対しても説得力がない。歌名雄は結婚をあきらめようとしない。
そして今度は、もう1人の腹違いの妹である文子までが歌名雄に結婚を申し込んできた。そんな時、千恵が村に帰ってくるという知らせが入る。
本当の理由は説明できないリカがいくら反対しても説得力がない。歌名雄は結婚をあきらめようとしない。
そして今度は、もう1人の腹違いの妹である文子までが歌名雄に結婚を申し込んできた。そんな時、千恵が村に帰ってくるという知らせが入る。
リカは、これを機会に、源次郎の血を引く3人の娘を全員殺してしまおうと思い立つ。
まず、リカは何年も前に届いていてずっと隠し持っていたおはんからの手紙を、さも今届いたように放庵に渡し、おはんに化けて放庵の家に行った。すれ違ったときに耕助が見たおはんの正体は当然リカが化けた姿だ。
鳥目だった放庵はおはんの正体がリカであることに気付かず、まんまと毒を盛られて殺害された。
まず、リカは何年も前に届いていてずっと隠し持っていたおはんからの手紙を、さも今届いたように放庵に渡し、おはんに化けて放庵の家に行った。すれ違ったときに耕助が見たおはんの正体は当然リカが化けた姿だ。
鳥目だった放庵はおはんの正体がリカであることに気付かず、まんまと毒を盛られて殺害された。
そして想定外の殺人を・・・
リカは、これから起こる一連の事件の犯人が放庵であると見せかけるために、放庵の死体を墓地の中に埋めた。
そして泰子と文子を手毬唄の1番「枡屋の娘」2番「秤屋の娘」になぞらえて殺した。あとは、千恵を殺せば、目的は達成できるはずだった。
ところが、泰子の通夜の晩、里子が老婆に化けていた母をあろうことか目撃してしまったのだ。
翌日、泰子についで、文子も殺され、里子は母が連続殺人の犯人であることを確信した。母の殺人の理由を、自分が体が弱いことを理由にいつまでも蔵に閉じこもってばかりいる、そんな自分を不憫がってのことだと勘違いしたのだ。
頭巾を取って外出したのは、「自分はもう母や兄には頼らないから心配するな」という意思表示・メッセージのつもりであったのだ。
そして里子は、密かに母を観察し続け、母がこっそりと千恵のバッグに手紙をしのばせるのを目撃した。
千恵と自分のバッグをすり替えて、バッグの中の手紙を読んだ里子は、手紙に記されていた待ち合わせの場所へ行って母を止めようとしたのだ。
そして泰子と文子を手毬唄の1番「枡屋の娘」2番「秤屋の娘」になぞらえて殺した。あとは、千恵を殺せば、目的は達成できるはずだった。
ところが、泰子の通夜の晩、里子が老婆に化けていた母をあろうことか目撃してしまったのだ。
翌日、泰子についで、文子も殺され、里子は母が連続殺人の犯人であることを確信した。母の殺人の理由を、自分が体が弱いことを理由にいつまでも蔵に閉じこもってばかりいる、そんな自分を不憫がってのことだと勘違いしたのだ。
頭巾を取って外出したのは、「自分はもう母や兄には頼らないから心配するな」という意思表示・メッセージのつもりであったのだ。
そして里子は、密かに母を観察し続け、母がこっそりと千恵のバッグに手紙をしのばせるのを目撃した。
千恵と自分のバッグをすり替えて、バッグの中の手紙を読んだ里子は、手紙に記されていた待ち合わせの場所へ行って母を止めようとしたのだ。
殺してしまったのは千恵ではなく、自分の娘である里子であったことを知ったリカの絶望的な悲しみ
しかし、千恵との待ち合わせの場所に背後から近づいたリカは、そこにいるのは千恵ではなく自分の娘である里子とは気付かずに撲殺してしまったのだ。そして手毬唄の3番の歌詞『女誰がいい 錠前屋の娘』になぞらえて、別所家の屋号である錠前をその場に残して立ち去ったのだった。
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里子「泰ちゃんの葬儀に行ってくるわ」
リカ「そのままで?」
里子「母さん、私はもう平気よ」