すっかり見なくなった“ガングロギャル”だが・・・
絶滅したと思われたガングロギャルに会える「ガングロカフェ」があった!
渋谷の新名所となりつつある!?「ガングロカフェ」
文字通りガングロギャルたちが店員として接客する飲食店。
昨今、ギャル文化が廃れ、ギャル雑誌休刊が相次ぐ中、全国150人にものぼる黒ギャルが所属するというユニット「Black Diamond」が中心となり、1月にオープン。
昨今、ギャル文化が廃れ、ギャル雑誌休刊が相次ぐ中、全国150人にものぼる黒ギャルが所属するというユニット「Black Diamond」が中心となり、1月にオープン。
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テレビでも話題の「ガングロカフェ」
5月に放送された深夜番組「月曜から夜ふかし」に登場した際、その見た目のファンキーさとは裏腹に漢検1級・秘書検定も持っているということが話題を呼び、一躍時の人となったガングロギャル・あゆたまさんも在籍しているということで、にわかに注目を集めている。
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5月4日放送のバラエティ番組「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)に出演した渋谷のガングロギャル(22歳)が、「“ビリギャル”がかすむほどの驚異的なギャル」と大きな反響を呼んでいる。
この日、番組は「普段使っているのに読めない漢字を調査した件」とのテーマで、街ゆく人たちに漢字の問題を出題。それに答えてもらう様子が放送されたが、そこに登場したのが渋谷の「ガングロカフェ」で店員をしているというギャルだった。
例えば「弁える」の問題には「わきまえる」、「強か」には「したたか」とあっさり回答。ギャルはさらりと「私、漢検1級持ってるもん」と言い、番組MCのマツコ・デラックスに「人は見かけで判断しちゃダメよ」「すごい」と感心させた。
「そもそもなぜ漢検を受けようと思ったの?」とスタッフに質問されたギャルは「暇だったから」。実はこの“暇”については「いろいろやらかして、入ってたときに…」「社会から隔離されてたとき」と、なにやらご事情があるようだったが、当時「だって暇でやることないんだもん。与えられるものがそういうのしかないから」という感覚で、漢検にチャレンジしたそうだ。
実際に1級を取得したのは「中2くらいっすね。14歳のとき」。「中2で漢検1級は天才ですよ」とスタッフが感想を漏らすと、ギャルは「そうなん? でもそのときに秘書検定も取ってたよ」と、さらなる凄いエピソードを披露した。
この驚くべきギャルの登場に、Twitter界隈なども騒然。「漢検一級もってるガングロカフェの店員さん会いてえww」「さいこーすぎるw」「ギャルで漢検1級で14の時にとったとかかっこよすぎ」「ガングロカフェの漢検一級の人やべえwww」「ビリギャルがかすむなww」など大反響を呼んだ。
「ガングロカフェ」のターゲットは外国人
果たしてこの新業態、ビジネスとしてどれほどの勝算があるのだろうか? オーナーである浅野毅氏は次のように語る。
「いきなりドカンと繁盛するとは思っていませんでしたので、今の店舗は実験的にミニマムスタートさせました。このお店は、実は夜にバーとして運営しているスペースを昼間だけ借りるという契約で、賃料を抑えているのです。今はまだお店の存在を周知させることを第一としている段階なので、客数や売り上げはまだまだです」
ギャルブームが下火となっている昨今において、どこまで需要があるのか疑問に思うところだが、浅野氏からはこんな意外な答えがあった。
「実は、メインのターゲットは日本人ではなく外国人観光客です。確かに今、日本でギャルブームは瀕死状態です。ただ、あまり知られていないのですが、欧米の10代、20代の女性を中心に、日本のギャルファッションがクールだと注目を集めていています。現段階で客層の比率は日本人7割、外国人3割といった具合ですが、今後はこの比率が逆転するぐらいにしていきたいと考えています。そのために、英語でホームページを制作したり、外国人観光客に日本でオススメの店やスポットを紹介する『Voyagin(ボヤジン)』というサイトに『ガングロカフェ』を載せてもらうなど、外国人へのPR活動を行っています。ベンチマークしているのは新宿のロボットレストランです」
法務省が発表しているデータによると、訪日外客数は2003年には521万1725人だったが、13年は1036万3904人と10年で約2倍にも増えている。20年に東京オリンピックを控えていることから、この数字がさらに右肩上がりに増加していく可能性は高い。そう考えると、外国人観光客をメインターゲットにするという狙いは悪くないのではないか。
「渋谷は外国人観光客からの知名度も高いのですが、観光スポットがほとんどありません。外国人観光客にとって、一番の目玉はスクランブル交差点です。あの大勢の人が行き来する交差点は彼らにとっての見どころらしいのですが、それ以外はショッピングを楽しむしかないというのが渋谷の現状です。十数年前のギャル隆盛期には、あちこちで外国人観光客と素人ギャルたちが記念撮影をしている風景が見られました。しかし、今の渋谷にガングロギャルはいないので、インターネットで過去の写真などを見て、渋谷にガングロギャルがたくさんいると思って楽しみにして来る外国人観光客は、がっかりして帰ることもあるそうです。そんなガングロギャルを一目見たいと考えている外国人にお越しいただけるようになれば、収益増も見込めるとにらんでいます」(浅野氏)
ちなみに風貌の奇抜さからメディアが取り上げ話題になったが、東京(関東)以外で実際にガングロにした少女は少なかったとされている。また、ガングロより黒さの強いゴングロ、更に強いバチグロという言葉も使われた。