【1975年】花の中三トリオとピンク・レディーの間、50年前にデビューした女性アイドルは!?
2025年5月11日 更新

【1975年】花の中三トリオとピンク・レディーの間、50年前にデビューした女性アイドルは!?

本稿執筆時の2025年から遡ること50年前、"花の中三トリオ" が "花の高二トリオ" になり、ピンク・レディーはまだデビュー前でした。そんな狭間の年にも、多くの女性アイドルが誕生していました。今も現役の歌手から、"◯◯の女王" と呼ばれるあの大女優まで、1975年デビューの女性アイドルを振り返ります。

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片平なぎさ

片平なぎさは、今や「2時間ドラマの女王」の異名で知られる名女優ですが、当初は「アイドル歌手」でした。

1974年の『スター誕生!』で合格を勝ち取ると、1975年1月20日にアイドル歌手としてデビュー。デビュー曲は、作詞・山上路夫、作編曲・三木たかしの『純愛』です。同年は、3枚目のシングル『美しい契り』で、日本レコード大賞新人賞を受賞し、さらに、映画『青い山脈』で女優としてもデビューしました。

後年は歌手活動を休業し、女優活動に専念。中でも、1983年のテレビドラマ『スチュワーデス物語』では、堀ちえみをいじめる手を失ったピアニストを演じ、話題になりました。代表作は、『小京都ミステリー』シリーズ『赤い霊柩車』シリーズなど。

『純愛』

片平なぎさ【純愛】

黒木真由美

黒木真由美は、『スター誕生!』で審査員特別賞を受賞し、1975年3月25日にアイドル歌手としてデビュー。デビュー曲は、作詞・阿久悠、作編曲・都倉俊一のコンビの楽曲『好奇心』です。健康的なトースト肌とお下げ髪が特徴で、“インディアン娘” として人気を集めました。デビューアルバム『12のらくがき』に収録の『恋人と呼ばれて』『北極回り』の2曲は、山下達郎が初めて他人に提供した楽曲として知られています。

1977年には、目黒ひとみ、石江理世とともに女性ユニット「ギャル」を結成。シングル『薔薇とピストル』や『マグネット・ジョーに気をつけろ』などをリリースし、新たな試みにも挑戦しました。デビュー50周年を迎えた2025年には、ライブ出演やアニバーサリーアルバムなど、さまざまな記念イベントを企画している模様です。
今年デビューして50周年を迎えました
長い間芸能界を離れ、歌を唄うことも無くなっていたのですが、昨年49年ぶりに音楽活動を再開し、ライヴも開催させていただきました。
自らが作詞作曲したオリジナルの楽曲で、昨年3月に「ピンクの薔薇」
今年3月25日には新曲「想いのままに」をデジタル配信リリース。
50周年アニバーサリーとしてアルバムも制作中です。

『好奇心』

好奇心

岩崎宏美

岩崎宏美は、1975年に『スター誕生!』で最優秀賞を受賞し、1975年4月25日にアイドル歌手としてデビュー。デビュー曲は、作詞・阿久悠、作曲・筒美京平、編曲・萩田光雄のシングル『二重唱(デュエット)』です。続く2枚目のシングル『ロマンス』が90万枚近いセールスを記録し、オリコン1位を獲得。一躍トップアイドルの座を確立しました。その後も、『思秋期』『聖母たちのララバイ』などの歴史的名曲が誕生し、日本歌謡界を代表する歌手として活躍しています。

1980年代以降は、ミュージカル『レ・ミゼラブル』のファンティーヌ役など、舞台でも才能を発揮しました。妹の岩崎良美ともたびたび共演しています。

『思秋期』

思秋期(ししゅうき)

岡田奈々

岡田奈々は、1974年に『あなたをスターに!』でチャンピオンとなり、1975年5月10日にアイドル歌手としてデビュー。デビュー曲は、作詞・松本隆、作編曲・都倉俊一の楽曲『ひとりごと』です。同年は、女優として青春ドラマ『俺たちの旅』にレギュラー出演し、さらには、「ポッキー」の初代CMガールとしてCMにも登場。"清純派" アイドルとして、人気を確立しました。

1979年頃からは本格的に女優業に転向し、『不良少女とよばれて』『スクール☆ウォーズ』など、大映ドラマの常連となりました。プライベートでは独身ですが、映画やドラマではたびたび母親役を演じています。デビュー50周年を迎えた2025年には、限定プレミアム写真集が発売されています。

岡田奈々

岡田奈々 秘蔵映像!昭和芸能ニュース FULL HD (1920 × 1080dpi)

ザ・リリーズ

ザ・リリーズは、双子の女性アイドルデュオで、弱冠14歳で1975年6月5日にデビュー。デビュー曲は、作詞・松本隆、作曲・森田公一、編曲・萩田光雄のシングル『水色のときめき』です。ザ・ピーナッツの後継的存在で、2枚目のシングル『好きよキャプテン』がヒットすると一躍人気を集めました。1985年には、とんねるずの『雨の西麻布』がヒットし、曲の最後に「双子のリリーズ〜」という歌詞が登場したことで、再び脚光を浴びました。

1986年に活動を休止し、2005年に再結成。しかし、妹の真由美が2023年に亡くなり、以後は姉の奈緒美がソロで活動を続けています。2025年は、デビュー50周年の記念ライブが開催される予定です。

『好きよキャプテン』

【HD】 ザ・リリーズ/好きよキャプテン (1975年14歳当時)

山本ゆか里

山本ゆか里は、1975年に『決定版・あなたをスターに!』のグランドチャンピオンを勝ち取り、同年9月、"山本由香利" の名義でアイドル歌手としてデビュー。デビュー曲は、作詞・林春生、作曲・平尾昌晃、編曲・川上了のシングル『小麦色の想い出』です。1977年には、王貞治選手の756号本塁打世界記録達成の際にフラワープレートを渡すプレゼンターとして登場し、注目を集めました。

その後は、女優業を中心に活動を展開し、2000年代初めまでたびたびテレビドラマに出演していました。
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