熱中時代(先生編)は従来の学園ドラマではあまり取り上げることがなかった小学校教諭を主人公にした画期的作品だった(従来の学園ドラマは中学・高校教師を主人公とすることが多かった)。
従来、この種のドラマをあまり見ることのなかった視聴者層を獲得したことが高視聴率に結びつけることができた要因と考えられる。当時文部大臣だった砂田重民元衆議院議員も欠かさず見ていたそうである。
主演の水谷は、子供の面倒見が良く出演した子供達に大変慕われていたようで、このため、撮影でも小学校教諭としての役柄や、小学校という雰囲気を自然に作り出せたのも成功の一因であると言われている。
最終回の主人公が学校を去るシーンの撮影では、生徒役の子供達が、撮影が終了して水谷と別れるのを惜しんで、演技ではなく本当に泣いていたという逸話も残っている。