名作シューティングゲーム・R-TYPEの歴史
『R-TYPE』(アール・タイプ)は、1987年7月に発売された
アイレム制作のアーケードゲーム、及びその後継シリーズ作品群の
総称である。ジャンルは横スクロールシューティングゲーム。
1作目の時点では「地球の脅威となるバイド帝国を破壊せよ」
という簡単な設定のみだったが、『R-TYPE III』においてバイドに
関する詳細な設定が作られた。
基本設定
シリーズを通して地球(プレイヤー側)の敵対存在となる勢力。
極めて強い排他的攻撃衝動に支配された超束積高エネルギー生命体の
総称であり、人類と同様の2重螺旋構造の塩基配列を持つ自己増殖機能を備えた粒子で構成されている。
『TACTICS』では銀河系・ペルセウス腕中心部で初めて確認された。
物質でありながら波動としての性質も備えており、バイドそのものに
対しては等質の波動を持ったものでないと干渉できない性質を持つため、有効な対抗手段は波動兵器(波動砲)やバイドの切れ端を使用した
兵器であるフォースに限られている。
また、本体は物理的・相対論的に攻撃する事が困難な異層次元空間に
存在しているため、『R-TYPE III』では電界25次元、
『R-TYPE FINAL』では26次元へとR戦闘機が侵攻し、バイドの中枢部を
破壊するという作戦が実施されている。
特筆すべき点として、有機物・無機物を問わずあらゆる物質を
融合捕食する能力を有している事が挙げられる。
様々な物質を取り込んで融合しているため、戦力には機械的なものから
生物的なものまで様々なものが存在する。
その浸食作用はR戦闘機や宇宙戦艦、そしてその中に乗り込む人間や
その精神とて例外ではなく、『R-TYPE Δ』『R-TYPE FINAL』および
『R-TYPE TACTICS』シリーズにおいては自機や自軍がバイドと化して
人類側と交戦するというシナリオも存在する。
彼等はある程度ながら人間としての自我と記憶を保っているようで、『FINAL』ではボイスレコーダーに地球に帰っても自分が人類に
受け入れられない悲しみが記録され、『TACTICS』ではバイドに
同化された艦のクルー達がバイド化してもなお自分達は人間であると
錯覚したまま地球へ向かう事になる。
元々は26世紀の人類が敵対する外宇宙生命体に対抗すべく、
生体物理学や遺伝子工学、果てには魔道力学までも応用して作り出した
星系内生態系破壊用兵器であり、月と同規模のフレームに収められた
上で、バイパスパイルを通じて敵母星へと向けて空間跳躍させるという
運用が想定されていた。しかし、敵の星系で発動するはずだったそれは
些細なトラブルによって太陽系で発動してしまい、暴走。
制御不能に陥ったそれは次元消去タイプの兵器によって異次元へと
吹き飛ばされた。しかし、それは破壊されてはおらず、増殖と進化を
続けながら異次元を彷徨い続けた末に22世紀の太陽系へと襲来し、
22世紀の人類によって「バイド(Bydo)」と名付けられた。
また、バイドとしての破壊能力や破壊衝動を示す定数因子として
「バイド係数」が定められている。単位は「Bydo」であり、バイド
そのものだけではなくバイドを用いたフォースなどの兵器もバイド係数が示されている。
直接何Bydoかを数値化する他にも、攻撃力の指標として、E〜Sまでの6つのクラスからなる「バイドクラス」を用いて分類される事もある。
なお、STG作品でボスとして登場するバイドは、基本的にAクラスか
Sクラスに分類されている。
なお、これらの設定は『R-TYPES』などで設定されたものであり、
『R-TYPE』の時点では単なるエイリアンとしか設定されていなかった。
これは「バイド帝国」や本拠地である「バイド帝星」などの単語に
現れている他、『R-TYPE COMPLATE CD』では、バイドが喋るシーンが
ある。
フォース
バイドの切れ端である超束積高エネルギー生命体にコントロールロッドを打ち込み、人工的に制御可能にした兵器。
破壊不能で、外部からエネルギーを注入することで数倍の高エネルギー体(レーザー)に変換し放出できるという触媒としての性質を持っている。
ビットはフォース開発の過程で製造された人工フォースである。
R-9の出撃時点では未完成で主力兵器とまでは至らなかったが、
後に開発研究が進められ「シャドウフォース」開発の礎になったと
考えられる。
バイドの設定、機械や人間に侵食し自己を増殖するという
SFの黄金設定とも言えるものがこの作品に深みを与えています。
そこからいくつもの続編に派生する素晴らしい設定ですね。
裏設定
恐ろしい噂がある。
アイレムの公式設定にも見られるものなので、
ストーリーの一部としてしっかりと考えられてものなのでしょう。
考えた人、結構ぶっ飛んでます。
R-9C WAR HEAD
パイロットは四肢を除去された上で、機体のコンピュータに直結されて
運用された(いわゆる生体コンピュータユニットである)。
これは、作戦遂行ならびに戦闘データ回収を目的としたもので、
前述のコックピット分離やライフシステムの向上、人工冬眠機能、
キャノピーの装甲化もその一環である。
パイロットが搭載されていると思われるパイロットユニットは、
「ANGEL PAC」という名のついた筒状のものに下部から多数のコードが
張り巡らされているが、その内部図については不明である。
このパイロットをパッケージとして運用している事は極秘事項と
なっている(資料では、パイロットの意思で組み込まれたわけでは
ないことが分かっている)。
R-9Ø(アールナイン・スラッシュ・ゼロ)
R-9カスタムにおいては、生身の肉体では相当堪える苛酷な環境での
戦闘を可能とするため、パイロットの四肢を切断してパイロット
ユニットに直結させたことが知られているが、特にR-9Øの場合は、
パイロットユニットに少女の肉体(体内時間年齢14歳程度)に
幼体固定処理を施された23歳の女性を直結させていたというものである。この噂に対して軍は否定を続けているが、真相は明らかになっていない。また、作戦に参加したR-9Øに関しても行方がわかっていない。
ゲームの時系列でパイロットの設定をまとめてみました
1のパイロットは脳だけで直接、自機のコンピュータに接続されてる
2のパイロットは四肢切断済みの身体で直接、
自機のコンピュータに接続されてる
3のパイロットは14歳程度で成長を止められた20歳
そして全員女性
R-9カスタムでは、人の肉体では相当堪える苛酷な
環境に対して、 パイロットの四肢を切断してパイロットユニットに
直結させたことが知られている」。
R-9/0の場合は、パイロットユニットに少女の肉体
(体内時間年齢14歳程度)に幼体固定処理を
施された23歳の女性を直結させていたというものである
まあ、実際にそのような画像は出ることはなく、シューティング
なんですが。
ゲームとしても出来が非常に良いですが、設定を知ってから
プレイすると自分もストーリーの一部になったような
気持ちになれます。