今だからこそカズを見直そう 日本サッカーのパイオニア・現役にこだわる理由とは?
2016年11月25日 更新

今だからこそカズを見直そう 日本サッカーのパイオニア・現役にこだわる理由とは?

日本サッカーに影響を与え続けるキング・カズが現役にこだわり続ける理由を探りました。ルーツとなるブラジル、全盛期、海外移籍などから見えてくるものがあるでしょうか。

8,555 view

日本サッカー界の至宝・KINGカズのプロフィールをあらためて見直す

http://soccerking.s3.amazonaws.com/wp-content/uploads/2015/04/miura-500x377.jpg (805430)

生年月日:1967年2月26日 現在48歳
出身地:静岡県

意外と知られていないブラジル時代

1982年12月、私立静岡学園高校を1学年修了を待たずして8カ月で中退、
ブラジルに単身渡航、CAジュベントスへ留学。
1984年の秋頃、ジュベントスからキンゼ・デ・ジャウーへ移籍した。
1986年2月、サンパウロ州のサントスFCとプロ契約。
5月にはSEパルメイラスと特別契約を結び日本でのキリンカップで
凱旋帰国した。

1985年 SBSカップ 18歳のカズ(三浦知良)のドリブル - YouTube

サントスではドゥンガともチームメイト。
当時23歳のドゥンガとのエピソードが語られています。
生きの良い大学生がパッと入って、即レギュラーでできるかというと、
試合ではうまくいかない、なんてことが多々あります。
きっと、それが経験なのかと。実際、僕もブラジルでやっていた頃は、
あの大観衆の中でやるのは震えていましたから。
それと、(サントス時代)僕はチームメートにドゥンガがいて、
デビュー戦でドゥンガにこっぴどく叱られた影響で萎縮してしまって、
何もできなかった苦い思い出があります。
1986年10月にはパラナ州のSEマツバラへレンタル移籍、1987年2月には
マツバラと正式契約を結び、レギュラーとして南部三州リーグ優勝に貢献

同年10月、アラゴアス州のクルベ・ジ・レガタス・ブラジル(CRB)に移籍し、ここでもレギュラーとして活躍、日本人で初めてブラジル全国選手権に出場した。
http://livedoor.blogimg.jp/gangtown/imgs/1/9/19a0ff2d.jpg (805437)

キンゼ・デ・ジャウーでの活躍により、
ジャウー市から名誉市民賞を贈られている
1988年、サンパウロ州のキンゼ・デ・ジャウーへ移籍。
同年3月19日、コリンチャンス戦で日本人としてリーグ戦初得点を
記録し、格上の人気チーム相手に3-2で勝利するというジャイアント・
キリングを起こした。

このときの試合はブラジル全土にテレビ中継されていたために、
カズという日本人の名前が広く知れ渡った

三浦知良 カズ キング・カズ KAZU サントス - YouTube

1989年2月、パラナ州のコリチーバFCに移籍し、パラナ州選手権優勝に
貢献した。
1990年2月、サントスFCへ4年振りに再移籍した。マツバラへレンタル
された時からもう一度サントスでプレーして自分の力を証明したいと
思っていたカズは、誘いを掛けてきた他のチームの話もあったがそれを
断っての移籍だった。
カズはレギュラーポジションを確保、同年4月29日のパルメイラス戦で
1得点1アシストと活躍し、この試合に2-1で勝利した際には、
翌日のブラジルの新聞はスポーツ紙から一般紙に至るまでカズの活躍を
伝えた。
日本でのカズはストライカーのポジションでしたが、ブラジルでは
ウイングの選手でした。
当時の日本では上手い選手はストライカーで起用する風潮だったので
しょうか。

日本へ~そして全盛期~再び海外に

http://number.ismcdn.jp/mwimgs/f/b/230/img_fb3a5c3ebba0a1c186be3e0d8dd38eca86673.jpg (805443)

1990年7月、Jリーグ発足が現実味を増す中、日本のW杯出場に貢献するためにブラジルに残ることよりも日本でプレーすることを決断し、日本サッカーリーグの読売サッカークラブ(ヴェルディ川崎 = 現東京ヴェルディの前身)に移籍した。
http://stat.ameba.jp/user_images/20130605/22/sportsbettingonline/3a/b2/j/o0636047512565520859.jpg (805445)

(三浦 知良)Jクロニクルベスト:1994ベストゴール - YouTube

1992年のJリーグカップではヴェルディを優勝に導き大会MVP、Jリーグ
開幕後はラモス瑠偉、北澤豪、武田修宏、ビスマルク、柱谷哲二、
ペレイラ、菊池新吉らその他多くのチームメイトに恵まれV川崎の
黄金期を築いた。
1992年の日本年間最優秀選手賞(フットボーラー・オブ・ザ・イヤー)
受賞に続き1993年、日本人最高の20得点を記録しV川崎を初代チャンピオンに導き、Jリーグ初代MVPを受賞した。
http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/jfootball/entry_img/kazu1.jpg (805448)

41 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

GON 中山雅史 本能むき出しの点取り屋 ハットトリック男 熱血、不器用、猪突猛進、侍エースストライカー

GON 中山雅史 本能むき出しの点取り屋 ハットトリック男 熱血、不器用、猪突猛進、侍エースストライカー

Q.好きな言葉は?「力」 Q.欲しいものは?「膝の軟骨、半月板、テクニック」Q. 中山雅史にあるものは?「負けず嫌いとサッカーを愛する気持ちだけ。ほかになにもないから中山雅史だった。なにもないからなにかを得ようともがき苦しみ、もがき苦しむことから抜け出すために、手を伸ばし、その先をつかもうと努力した。ずっとその繰り返しだった」
RAOH | 2,052 view
あれから20年・・・1997年11月16日『ジョホールバルの歓喜』に至る激闘史を時間軸に沿って振り返る

あれから20年・・・1997年11月16日『ジョホールバルの歓喜』に至る激闘史を時間軸に沿って振り返る

ワールドカップ出場が夢のまた夢だった時代があった。それはついこないだのようだが、1997年11月16日の『ジョホールバルの歓喜』から20年が経つ。サッカー日本代表の1997年アジア最終予選を時間軸に沿って振り返ってみる。
ひで語録 | 5,498 view
生涯現役を貫く【キングカズ】新人類と言われた世代のヒーローだ!

生涯現役を貫く【キングカズ】新人類と言われた世代のヒーローだ!

日本にサッカーブームを巻き起こしたと言っても過言でもない三浦知良!新人類と言われた世代のヒーローですね!今も現役を続けるキングカズ。その彼の人柄にも注目です!
kurami | 4,584 view
澤穂希   愛よりもサッカー 。愛ゆえにサッカー 。愛ゆえに愛を捨てサッカー。とにかく今はサッカーだ!!

澤穂希 愛よりもサッカー 。愛ゆえにサッカー 。愛ゆえに愛を捨てサッカー。とにかく今はサッカーだ!!

13歳で国内リーグデビュー、15歳で日本代表デビュー、17歳でオリンピックデビュー、20歳でアメリカ挑戦。そして22歳で愛よりもサッカーを選び帰国。
RAOH | 264 view
まだ現役!?引退していない日本スポーツ界のレジェンド達

まだ現役!?引退していない日本スポーツ界のレジェンド達

日本のスポーツ界において輝かしい成績をおさめたレジェンド達の中で、今も現役にこだわり、引退を明言していないアスリートを紹介します。
ひで語録 | 1,742 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト