大災害「セカンドインパクト」後の世界を舞台に、人型兵器「エヴァンゲリオン」のパイロットとなった少年少女たちと、第3新東京市に襲来する謎の敵「使徒」との戦いを描いたTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年 - 1996年放送)をリメイクしたものである。2006年に発表された仮称にあった「REBUILD」という語句は後にタイトルから消えたが、2007年の前編『序』までは新劇場版について(リメイクではなく)「リビルド(再構築)」という表現が作品紹介などの広報で多用された。
「ヱヴァンゲリヲン」という表記はタイトルでのみで、劇中に登場する機体は従来どおりの表記「エヴァンゲリオン」が使われる。総監督の庵野秀明をはじめ監督の摩砂雪、鶴巻和哉、キャラクターデザインの貞本義行、音楽の鷺巣詩郎など、中心的なスタッフはTVシリーズと同じであり、声優も新キャラクター以外は同じである。全4部作が予定されている。当初は仮称の「前編、中編、後編、完結編」としていたが、2007年4月に序破急にちなむ「序、破、急、?」と発表され、さらに2009年6月に『急』が『Q』に、2012年11月に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:?』が『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』に改められた。
前編『序』はTVシリーズの第壱話から第六話までのストーリーを踏襲していたが、中編『破』は既存のストーリーを元にしつつ新たな機体やキャラクターが登場し、後編『Q』では序・破の14年後の世界を舞台とした全く新たな物語が展開される。
再構築されたエヴァの世界。全4部作(予定)のうち、現在3作目の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」まで公開されています。TVシリーズとも、旧劇場版とも違う、また新たなエヴァワールド。今度こそ気持ちよく終わってほしいですね。