【ドルアーガの塔】アクションロールプレイングゲームの草分け!開発裏話とファミコン版の特徴!!
2017年1月24日 更新

【ドルアーガの塔】アクションロールプレイングゲームの草分け!開発裏話とファミコン版の特徴!!

アクションロールプレイングゲームの草分け「ドルアーガの塔」遊んだ人も多いのではないでしょうか。非常に難解で「裏ドルアーガ」なども話題となったドルアーガの塔。当時小学生だった私はまわりの話についていきたくて必死で遊んだものでした。

10,827 view

ドルアーガの塔

アクションロールプレイングゲームの草分け

アクションロールプレイングゲームの草分け

『ドルアーガの塔』は、1984年7月にナムコ(現 バンダイナムコゲームス)より発表されたアーケードゲームおよびゲームの舞台となった塔の名前。

「バビロニアン・キャッスル・サーガ」の第1作。略称は「TOD」。 また、作成段階の頃の最初期の名称は「QUEST」である。

引用:wikipedia

ファミコン ドルアーガの塔(59/60) - YouTube

ゲームデザインは『ゼビウス』を担当した遠藤雅伸氏

ゲームデザインは『ゼビウス』を担当した遠藤雅伸氏

プレイヤーは主人公ギルを操作して、悪魔ドルアーガの住まう60階建ての塔を攻略する。
基本的には制限時間内に各種のモンスターを倒しつつ、迷路状の各フロア(ステージ)に配置された鍵を取得し、扉を開けて次のフロアに進むことを繰り返す。
各フロアにはギルの戦いを有利にするアイテムの入った宝箱も隠されている。最終的な目標は平和のシンボルであるクリスタルロッドの奪回とドルアーガの打倒、そして最上階に囚われている巫女カイの救出である。
ドルアーガを倒しカイを助けるためには、各種のアイテムを取得してギルを強化しなければならない。宝箱を出現させるにはフロア毎に設定された条件を満たす必要がある。
出現条件としては「特定の敵を数匹倒す」「ギルを特定位置に移動させる」等のほか、「スタートボタンを押す」「レバーを各方向に特定回数ずつ入力する」といった風変わりなものも設定されている。アイテムの中にはギルにとって不利となるものもあり、また宝箱が出現しないフロアも存在する。

開発裏話

『マッピー』ゲーム基板のROM交換が目的だった(驚)

『マッピー』ゲーム基板のROM交換が目的だった(驚)

開発者の遠藤雅伸によれば、本ゲーム開発の際の大きな目的の一つは「当時稼働率の下がっていた『マッピー』の基板のROM交換で、開発コストを下げる」ことであった(縦長の画面で横スクロールするなど、両ゲームの共通点は多い)。つまり、元々大ヒットを狙っていたわけではなく、2000枚のROMが償却できればプロジェクト的には成功であった。
現在と同じく、当時も本作の難易度に対して「万人向けでない」「攻略本を前提としているかのようなゲーム設定は、アーケードゲームとして妥当か」という批判がなされたが、これは予想外に人気が出たための副作用であった。
皮肉なことに本作の人気のため、当初想定していたROM交換だけでは需要に追いつかず、基板の再生産も行われた。
数多くの家庭用ゲーム機に移植

数多くの家庭用ゲーム機に移植

『ドルアーガの塔』は、ファミリーコンピュータを始めとしたゲーム機、MSXをはじめとする各種パソコン(Windowsを含む)や携帯電話など、また単体パッケージとして以外にもナムコのレトロアーケードゲームのカップリング作品『ナムコミュージアム』にも度々収録(PlayStation版のVol. 3、PlayStation Portable版のVol. 2、ニンテンドーDS版、Xbox 360版)されており、きわめて多数のプラットフォームに移植されている。

ファミコン版で確認出来た現象

裏ドルアーガ

裏ドルアーガ

ファミリーコンピュータ版には、宝箱の出現条件が通常版とは異なる「アナザー・ドルアーガの塔」と呼ばれるバージョンがあり、以後に発表された移植版でも、それぞれのプラットフォームオリジナルの特別版、いわゆる「裏ドルアーガ」が収録されることが多い。

アーケード版と異なるポイント

‐迷路が狭い。
‐一部アイテムの色が違う。
‐敵の配置がアーケード版とは異なるフロアがあり、全体的に敵の数が減っている。
‐バランスの効果が「所有しているハイパー系アイテムの効果を正方向にする」と効果が少し異なっている。
‐ゴールドマトックと下位のマトックの2本を同時に所持することができる。
‐マジシャン等の放つ呪文の色が、種類にかかわらずすべて白色。
‐ドラゴンがブレスを吐いている間はマジシャンがスペルを吐かず、現れても何もせず消える。
-ドラゴン・ローパーがホワイトソード以下の剣でも倒せる。
‐ローパーと剣を出さずに通過しても普通にダメージを受けるだけ。
‐ドルアーガと剣を出さずに交差することができない。
‐足踏み状態でナイトを倒せない。
‐ファイアーエレメントを剣を振っても消せない。
‐ダメージを与えたときに音が鳴る、アーケード版と逆。
‐剣の攻撃力とリカバリーポイントがアーケード版と違っている。
‐上位のブックは下位のブックの効果を兼ねない。
‐一部の敵のスコアが違っている。
‐ドラゴンとウィスプの移動スピードの変更。
‐コンティニューボーナスがない。
‐シルバーマトックが各階で3回までは壊れず、4回目で必ず壊れるようになっている。
‐イビルヘルメットの体力値の変更がハイパーヘルメットと同じ。ただしドルアーガとは戦えない。
‐37Fをクリアしてもポーション系アイテムはなくならない。
‐44Fのマジシャンの出方が異なる。画面上で一種類しか出ない。
‐52Fではブラックドラゴンの代わりにクオックスになっているが強さはブラックドラゴンのままである。
‐サッカバスを倒しても、扉を通過することで再び現われる。
‐残りタイムが60秒を切った時に出現するウィスプ系は青と赤1つずつしか出現しない。
‐60FでZAPする条件を満たすとすぐにZAPする。
‐60FでタイムオーバーになってもZAPせずそのフロアで再びプレイできる。
‐裏ドルアーガで一部宝の効果が違っているものがある。
‐サファイアメイス - 持っていないとルビーメイスが取れなくなっている。
‐リング系アイテム - 下位のリングを持っていないと上位のリングは取れなくなっている。

ファミリーコンピューターのドルアーガの塔裏面エンディング - YouTube

ファミコンのドルアーガの塔の裏面を裏技を使用してクリア。 *裏ドルアーガ タイトル画面で、上x6、左x4、右x3。 *ステージセレクト タイトル画面で、上、下、左、右、下、上、右、左、左、右、下、上、右、左、上。2Pの、左+B+1PのAを押しながら下。そしてコンティニューで始める。 1Pの上下で階を選び、2PのA...

「ドルアーガの塔」エピソード

塔の階数が東京・池袋にあるサンシャイン60と同じなのは偶然ではなく、面数と1回当たりのプレイ時間との兼ね合いとを考えているうちに、当時日本で一番高いビルがサンシャイン60だったことから60階に決められた。
なんと、当時最も高かった東京・池袋のサンシャイン60がそのまま設定に用いられたのですね。

ナムコの名作たち

20 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

ファミコンのアクションRPGの金字塔!「ドルアーガの塔」が40周年イヤースタート!!

ファミコンのアクションRPGの金字塔!「ドルアーガの塔」が40周年イヤースタート!!

バンダイナムコエンターテインメントが、1984年にアーケードで稼働開始したアクションRPG「ドルアーガの塔」の40周年記念施策をスタートさせます。
隣人速報 | 377 view
初期ナムコ84年〜86年発売のファミコンソフトは箱やカセットにナンバーリングがされていました。

初期ナムコ84年〜86年発売のファミコンソフトは箱やカセットにナンバーリングがされていました。

初期のナムコから発売されたナンバーリングがされファミコンソフト、01 ギャラクシアン、02 パックマン、03 ゼビウス、04 マッピー、05 ギャラガ、06 ディグダグ、07 ドルアーガの塔、08 ワープマン、09 バトルシティー、10 パックランド、11 バーガータイム、12 スターラスター、13 タッグチームプロレスリング、14 ディグダグ II、15 スーパーチャイニーズ、16 バベルの塔、17 ワルキューレの冒険 時の鍵伝説、18 スカイキッド
M.E. | 124,230 view
ナムコから発表されたファミコン初のキラーソフト「ゼビウス」には、当時のシューティングゲームになかった「世界観」があった。

ナムコから発表されたファミコン初のキラーソフト「ゼビウス」には、当時のシューティングゲームになかった「世界観」があった。

ナムコから発売されたファミコン初のキラーソフト「ゼビウス」。当時私の住む街では品切れ状態で、友達から借りて遊んだ思い出があります。当時はまだ黒背景がベーシックでしたから、ゼビウスのフルカラーは驚きでした。また、シューティングゲームに「世界観」を持たせたのもゼビウスが最初であったといわれています。
青春の握り拳 | 34,049 view
【1984年のテレビゲーム】コンピュータゲームが大きく発展した1980年代を、ファミコンを中心に1年ごとに丁寧に振り返る。

【1984年のテレビゲーム】コンピュータゲームが大きく発展した1980年代を、ファミコンを中心に1年ごとに丁寧に振り返る。

【1984年のテレビゲーム】1980年代に幼少期から青春時代を生きた私たちは、家庭用ゲーム期黄金世代と呼ばれる世代です。1983年のファミコン登場以降、家庭用ゲーム機が遊びの主流へと駆け上がる中で、私たちは「外遊び」「家遊び」「勉強」を巧みに使い分けながら、ファミコンを中心とした家庭用ゲーム機の進化を肌で味わってきたといえるでしょう。そんな1980年代を1年ごとに振り返る、今回は1984年について振り返ってみます。
青春の握り拳 | 20,261 view
コラボイベント「PAC‐MAN×スカイガーデン パックマンのゲーム博物館」が開催中!その他パックマンの最新情報をご紹介!

コラボイベント「PAC‐MAN×スカイガーデン パックマンのゲーム博物館」が開催中!その他パックマンの最新情報をご紹介!

神奈川県横浜市の横浜ランドマークタワー 69階展望フロア「スカイガーデン」にて、コラボイベント「PAC‐MAN×スカイガーデン パックマンのゲーム博物館」が開催中です。
隣人速報 | 525 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト