鎧伝サムライトルーパーとは
『鎧伝サムライトルーパー』(よろいでんサムライトルーパー)は、日本で放映されたテレビアニメ。
サンライズが製作し、1988年(昭和63年)4月30日から1989年(平成元年)3月4日まで名古屋テレビ・テレビ朝日系で毎週土曜日17:30 - 18:00に全39話が放送された。
via img.hmv.co.jp
【ストーリー】
遥かなる伝説の時代、この世に邪悪がはびこりし時、一人の武者が現れた。その武者、正しき心を力とし妖邪帝王・阿羅醐を討伐する。妖邪帝王の野望を打ち砕くも、残された鎧の怨念を浄化すること敵わず。その武者、正しき心「仁義礼智信忠孝悌忍」を鎧に刻み込み、九つの鎧へと分ける。
時は現代(1988年・放映当時)再び妖邪界が人間界を支配せんと目論む。大東京・新宿上空に妖邪帝王の城「阿羅醐城」が出現、その妖邪の力に現代科学・兵器は全て沈黙した。その時、その妖邪帝王・阿羅醐の野望を打ち砕かんとする5人の少年らが立ち上がった!
その名を「サムライトルーパー」という。
同じ傾向のアニメを遥かに超えた人気
星闘士星矢も同じ美少年アニメとして大きな人気を得ましたが、サムライトルーパーとの違いは原作の有無です。サムライトルーパーはオリジナルの作品だったからこそ原作の版権にとらわれず自由に幅広い展開を広げる事ができ、結果あらゆる方面のニーズにこたえる形となります。求めていた形を自由に作り上げる事でその人気はさらに加速していきます。
星矢に比べて随分と違いを感じたのはファンサービスです。
関連グッズやイラストレーターによるサービスカット、各声優さんによるCD発売、創作活動のファンとのコラボ誌など、大きく遊びの部分があったように思います。
星矢に比べて随分と違いを感じたのはファンサービスです。
関連グッズやイラストレーターによるサービスカット、各声優さんによるCD発売、創作活動のファンとのコラボ誌など、大きく遊びの部分があったように思います。
製作側の思惑が別の方向へ
本来は子供向けに作られた番組だったようですが、何故か子供ではなく女性アニメファンに爆発的な人気となりました。
その人気はキャラクターのみならず、声を担当していた声優さん(のちにNG5を結成)にまで及びその関連商品の売り上げは相当のものだったようです。
しかしその一方、子供向けに作られたおもちゃ(プラモデル)は全く売れず在庫があまりにあまった様子が「地球発19時」という番組で放送されました。
当時の担当者の台詞がかなしいかな、何とも言えない名言です。
その人気はキャラクターのみならず、声を担当していた声優さん(のちにNG5を結成)にまで及びその関連商品の売り上げは相当のものだったようです。
しかしその一方、子供向けに作られたおもちゃ(プラモデル)は全く売れず在庫があまりにあまった様子が「地球発19時」という番組で放送されました。
当時の担当者の台詞がかなしいかな、何とも言えない名言です。
『地球発19時』において、倉庫に積み上げられた玩具の前でタカラの担当者が「本来想定していた層に売れず、想定外の層に売れた作品」という意味で、「ボウリングをしていて、隣のレーンでストライクを取ったようなもの」と発言している。
テレビアニメからOVA
アニメは1989年3月に終了したが、間をあける事なくOVAが4月に発売。
キャラクターデザインは、アニメ本編での作画監督を務めていた村瀬修功氏も加わった。
キャラクターデザインは、アニメ本編での作画監督を務めていた村瀬修功氏も加わった。
倉庫に積み上げられた関連玩具