ファミリーベーシック
ファミリーベーシックとは、任天堂のファミリーコンピュータの周辺機器の一つ。BASIC言語を組み込んだロムカセットと、ファミコン本体のエキスパンドコネクタに接続するキーボードの2点がセットになっている。1984年6月21日、14,800円で発売。
ファミコンがパソコンに！？
via blogs.c.yimg.jp
付属品
付属品にはROMカセット、キーボード、取扱説明書の３点が付いてきました。
電源を入れると対話式のメニュー画面に
ワタシハ
ファミリーコンピュータ デス
｢わかっとるわい！｣と心の中でツッコミを入れつつも、このＳＦチックな画面が未来を感じさせワクワクさせてくれました。
ファミリーコンピュータ デス
｢わかっとるわい！｣と心の中でツッコミを入れつつも、このＳＦチックな画面が未来を感じさせワクワクさせてくれました。
５つのモードで様々な用途に対応
ファミリーベーシックはBASIC言語によるプログラミングだけでなく、計算、音楽制作、メッセージボード、占いなど、様々なモードが用意されていました。
カリキュラムボード
計算が出来ます。
｢よーし、これからは宿題もこれで！｣と考えた不届きな少年少女は果てしなく多かったかもしれません。
ただ一つ問題があるとすれば、簡素な電卓程度の計算しか出来ないということくらいでしょうか。
｢よーし、これからは宿題もこれで！｣と考えた不届きな少年少女は果てしなく多かったかもしれません。
ただ一つ問題があるとすれば、簡素な電卓程度の計算しか出来ないということくらいでしょうか。
ミュージックボード
ファミコンに３重和音を奏でさせることが出来ます。
BASIC言語でも音楽は出来ますが、視覚的にこちらの方が親しみやすくわかりやすいものとなっています。
ただ一つ問題があるとすれば、音楽の長さの上限が決まっているので、短めの音楽しか入力出来ないことでしょうか。
BASIC言語でも音楽は出来ますが、視覚的にこちらの方が親しみやすくわかりやすいものとなっています。
ただ一つ問題があるとすれば、音楽の長さの上限が決まっているので、短めの音楽しか入力出来ないことでしょうか。
via www.geocities.jp
メッセージボード
同居する家族などにメッセージを伝えることができます。
｢タカシクンチニ アソビニイク｣とか、
｢テストノセイセキ ワルクテ ゴメンナサイ｣など、用途は多彩。
ただ一つ問題があるとすれば、ファミコンとテレビをつけっぱなしで出かけたら親に怒られることくらいでしょうか。
｢タカシクンチニ アソビニイク｣とか、
｢テストノセイセキ ワルクテ ゴメンナサイ｣など、用途は多彩。
ただ一つ問題があるとすれば、ファミコンとテレビをつけっぱなしで出かけたら親に怒られることくらいでしょうか。
占い
バイオリズムによる占いと、自分の生年月日を入力することで生まれてからの総日数を知ることが出来ます。
ただ一つ問題があるとすれば……
ただ一つ問題があるとすれば……
via i.ytimg.com
ファミコン様がお悩みになられるということくらいでしょうか。
via blogs.c.yimg.jp
BASICモード
ファミリーベーシックのメインといえばこのモードでしょう。BASIC言語を操ってパソコン感覚を味わえるだなんて、それだけでワクワクしたものでした。
ただ残念ながら、問題は一つどころかたくさんありまして、メモリ容量が1,982バイトしかないというのが最大のネックだったように思われます。
ただ残念ながら、問題は一つどころかたくさんありまして、メモリ容量が1,982バイトしかないというのが最大のネックだったように思われます。
via i.ytimg.com
1,982バイトってどのくらい？
文字に換算すると1982文字なので、この文字量以下でプログラムを組まなくてはいけません。
左の画像で2,000字です。
この文字数で本格的なプログラムやゲームを作るのはまず無理というものです。
この文字数で本格的なプログラムやゲームを作るのはまず無理というものです。
via p.twpl.jp
ファミリーベーシックのBASIC言語
組み込まれているプログラミング言語の固有称は、ハドソン（現・コナミデジタルエンタテインメント）開発のHu-BASICを元に、任天堂、シャープとの3社共同開発だったことから頭文字を付け、「NS-Hu BASIC」とした。
ゲームプログラミング
そしてファミリーベーシックには、ドットや線を描いたりする機能は持っていませんでした。確かにメモリが2キロバイトでは、ちょっとしたものを描いただけでメモリを大きく消費してしまいます。ではいったい、どのようにしてゲームを作るのでしょうか。
あるのん
一般のパソコンのようにBASIC言語を扱えるのが最大の特徴で、このファミリーベーシックはパソコンに興味を持ちつつも、｢パソコンなんて高いものは買ってもらえない｣という子供達にとって、希望の星的存在だったと言っても過言ではないでしょう。