『ガンプラり歩き旅』その001~アニメの中から登場した、初めてのガンダム!~
2021年6月22日 更新

『ガンプラり歩き旅』その001~アニメの中から登場した、初めてのガンダム!~

ガンプラ! あの熱きガンダムブーム。あの時代を生きた男子であれば、誰もが胸高鳴り、玩具屋や文房具屋を探し求め走ったガンプラを、今改めて当時のキットから現代キットまで発売年代順に、メカ単位での紹介をする新企画連載の開始です!

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大河原デザインガンダムとの違いは主に「目」で、ガンダムの目は確かに五角形なのだが、大河原デザインやその後のスタンダードデザインでは、その五角形のうち三角は中央に集中していて、目じりに向かって伸びていくラインで構成されている。
それに対して、安彦ガンダムは同じ五角形の目でも、目じりで三つの角を使っており、眉間に向かってラインが長く伸びていく構造となっている。
この違いを、バンダイがどう把握していたのかは分からないが、この旧1/144以降のガンダムでは、1/144プロトタイプガンダム、1/144 Gアーマー付属ガンダム、1/100フルアーマーガンダム、パーフェクトガンダムなどでは、のきなみ「目が長方形で四角いだけ(に近い)」の処理が施されるようになり、また、90年代以降のリメイクプラモデル化では、常に大河原邦男氏デザイン準拠で、カトキハジメ氏などによるリファインで造形されたため、たまにビジネスの膨れ上がり過ぎ現象で散見される「あえてアニメ作画版を狙ったニッチ商品フィギュア版ガンダム」以外での、正規ガンプラでの安彦顔ガンダムは、後にも先にもこの時期に発売された、2つのサイズのガンダムしかないのである。

その他、1/144ガンダムのキット紹介は、過去37年間で星の数ほど語られてきたので割愛しておこう。
むしろ、イマドキの「1/144ガンダム」だけで選ぶなら、HGUCからRGから、アニメに似せたROBOT魂Ver.A.N.I.M.Eまであるというのに、何を今さら、一番古い始祖のキットを持ち出してきたのか。
懐古趣味以外で、今更このキットに使い道があるのか?
それは今回のこのガンプラ続々シリーズ(笑)が、何を目的としていて、これを何に使うのかが分かってからのお楽しみ!
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しかし、少なくとも言えるのは、あの80年代頭の狂騒的ガンプラブームで、まだ若かった筆者世代は、この写真のように、組み立て説明書の塗装図とおりに、ランナーに部品が並んだままの状態で、ラッカー塗料で筆塗で塗装を先にすませてしまった子も多いはずだ!ということ(笑)
要するに筆者は、37年前のここから、一歩も前に進んでいないのだ(笑)
スタンダード1/144ガンダムの、1980年版と201...

スタンダード1/144ガンダムの、1980年版と2015年のHGUC 191版との比較

市川大河
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