『AKINA オフィスレディー明菜ちゃん』(1984年) 同名の芸能人をモチーフにして製作されているエロOVA
ストーリーも「合コンでお互いに一目惚れした明菜と真彦。モテナイ君の義男はそれが気に食わないのか、腹いせに「明菜はヤリマン」との噂を流し、それを真に受けて明菜に当り散らすが誤解が解けてハッピーエンド」
『SEIKO 女子大生聖子ちゃん』(1984)
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via lain.bgm.tv
ぴえろ魔女っ子シリーズの賛否両論のOVA
『艶姿 魔法の三人娘』(1986年3月31日発売)
via www.suruga-ya.jp
『艶姿 魔法の三人娘』(1986年3月31日発売)
マミ・ペルシャ・エミの「ぴえろ魔法少女シリーズ」のヒロイン3人が温泉旅行に出かけ、それぞれの活躍を映したビデオを見てTVシリーズを懐古するという作品。過去3作の名場面を再編集し、ブリッジ部分に温泉旅行の約5分の新作映像を加えた計30分の構成。
3人がそれぞれのボーイフレンドに電話をかけて他の2人に紹介するシーンでは、各シリーズでヒロインの相手役を務めた水島裕がそれぞれの声を巧みに演じ別けている。
via trynext.com
「魔法の天使クリィミーマミ・永遠のワンスモア」でOAVがビジネスモデルとして成立することを確信したぴえろは自社作品である魔女っ子シリーズを縦横無尽に駆使してミュージッククリップや総集編などの乱売に乗り出してきた。
そんな中でもファンの悪評が20年以上経過した現在でも未だに消えないのが「マミ・エミ・ペルシャ 艶姿魔法の三人娘」と「魔女っ子クラブ4人組 A空間からのエイリアンX」である。
『魔女っ子クラブ4人組 A空間からのエイリアンX』(1987年)
『魔女っ子クラブ4人組 A空間からのエイリアンX』(1987年)
『マミ』から『ユーミ』までのヒロイン4人が一堂に会し、特別に与えられた魔法を使って変身し、地球を侵略するエイリアンと月面で激しい戦いを繰り広げるという話。
各キャラクターの設定や世界観は既存のTVシリーズから完全に切り離されている。テーマや主張は特になく、同窓会的なノリの単純明快な「娯楽作品」で、発売当時のアニメージュ1987年08月号・アニメV1987年09月号・OUT1987年10月号のOVA評は何れも、エンタテイメント性と既存の世界観との違和感を巡って評価が別れた。
大沼弘幸は当時、玄光社刊「アニメビデオコレクターズマニュアル'88」の評で本作のエンタテイメント性を高く評価している。
その反面、モンスターが触手で魔法少女達をいたぶるようなシーンがあるなど、内容を巡って製作側からも疑問や批判の声が挙がり、担当作画監督の高木弘樹は明確な不快感を表し、TVスタッフの片山一良は名指しこそ避けたもののネガティブな姿勢を示した。
現在ぴえろ公式サイトには『魔女っ子クラブ4人組 A空間からのエイリアンX』に関する記述はない。
シリーズは本作の翌年に製作されたOVA『魔法のデザイナー ファッションララ ハーバーライト物語』を以て中断となり、次の企画である『魔法のステージファンシーララ』がTVアニメ化されるまで10年の歳月を要することになった。
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これでもう打ち止めにしておけば良いものを、ぴえろは翌年に極めつけの愚作を作ってしまった。それが「魔女っ子クラブ4人組 A空間からのエイリアンX」である。
正直ここまで過去に積み上げてきた”ぴえろ魔女っ子”シリーズの実績を自ら悉く地に貶めてしまった作品も無いだろう。おかげでファンどころか関係したスタッフにさえ、批判される有様だった。
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