【真夜中のカーボーイ】第42回(1970年度)アカデミー賞を振り返る!【ジョン・ウェイン 】
2021年1月2日 更新

【真夜中のカーボーイ】第42回(1970年度)アカデミー賞を振り返る!【ジョン・ウェイン 】

1970年と言えば、 日本万国博覧会(大阪万博)が開幕された年。日本航空機よど号ハイジャック事件や三島由紀夫の割腹自決などの衝撃的なニュースもあった年であった。そんな1970年のアカデミー賞を振り返ってみよう。

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第42回アカデミー賞

第42回アカデミー賞は1970年4月7日に行われたアカデミー賞発表・授賞式である。
会場となったドロシー・チャンドラー・パビリオン

会場となったドロシー・チャンドラー・パビリオン

ドロシー・チャンドラー・パビリオン(Dorothy Chandler Pavilion)は、ロサンゼルスの総合芸術施設「ロサンゼルス・ミュージックセンター」内にある歌劇場。
第42回目のアカデミー賞授賞式は、 ドロシー・チャンドラー・パビリオンで行われた。結果は、ジョン・シュレシンジャーがジェームズ・レオ・ハーリヒーの同名小説を映画化した『真夜中のカーボーイ』が、作品賞、監督賞、脚色賞の3部門を受賞した。

作品賞『真夜中のカーボーイ』(Midnight Cowboy)

アメリカン・ニューシネマの代表作「真夜中のカーボーイ」が作品賞を受賞。
1969年に制定された映画のレイティングシステムで「成人映画」に指定されながら、アカデミー賞を受賞した唯一の作品(受賞後に成人指定は解除)。
テキサスの片田舎からニューヨークに出てきた青年と、ホームレスのペテン師との奇妙な友情を描く。

主演はジョン・ヴォイトとダスティン・ホフマン。ダスティン・ホフマンは前作『卒業』の優等生役から一転してホームレス役を演じたことで称賛された。
真夜中のカーボーイ

真夜中のカーボーイ

1969年公開のアメリカ映画。製作会社はユナイテッド・アーティスツで、監督はジョン・シュレシンジャー。ジェームズ・レオ・ハーリヒーの同名小説をウォルド・ソルトが脚色。
作品賞のその他の候補作は以下の通り。

1000日のアン
明日に向って撃て!
ハロー・ドーリー!
Z

監督賞:ジョン・シュレシンジャー『真夜中のカーボーイ』

監督賞も「真夜中のカーボーイ」から名匠ジョン・シュレシンジャー(John Schlesinger, CBE, 1926年2月16日 - 2003年7月25日)が受賞。
1960年制作のドキュメンタリー『Terminus』で英国アカデミー賞やヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を獲得しています。
1962年の恋愛映画『或る種の愛情』ではベルリン国際映画祭金熊賞を受賞。
1964年の『ダーリング』ではジュリー・クリスティにオスカー賞をもたらした。
他の監督賞ノミネートと作品は以下の通り。

アーサー・ペン(アリスのレストラン)
ジョージ・ロイ・ヒル(明日に向って撃て!)
シドニー・ポラック(ひとりぼっちの青春)
コスタ=ガヴラス(Z)

実在の銀行強盗ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドに取材した西部劇である「明日に向って撃て!」は脚本賞、歌曲賞、撮影賞、劇・喜劇映画音楽賞の4部門を受賞。

主演男優賞:ジョン・ウェイン『勇気ある追跡』

主演男優賞は「デューク」(Duke)の愛称でも呼ばれるジョン・ウェイン。
粗野で酒飲みな隻眼の保安官を演じて受賞。1964年に肺癌となり、片肺を失いながらも闘病して俳優活動を続けた結果が実った。
『勇気ある追跡』(True Grit)

『勇気ある追跡』(True Grit)

1969年のアメリカ映画。チャールズ・ポーティスの同名小説を原作としている。1975年には続編『オレゴン魂』も作られた。
他の主演男優賞ノミネートと作品は以下の通り。

リチャード・バートン(1000日のアン)
ダスティン・ホフマン(真夜中のカーボーイ)
ピーター・オトゥール (チップス先生さようなら)
ジョン・ヴォイト (真夜中のカーボーイ)

主演女優賞:マギー・スミス『ミス・ブロディの青春』

『ミス・ブロディの青春』は、イギリスの厳格な女学校で理想の教育を目指しながら、いつの間にか危険思想に走ってしまう女教師の物語。
主演のマギー・スミスは、のちに修道院長役で出演した『天使にラブ・ソングを…』や、ミネルバ・マクゴナガル役で出演した『ハリー・ポッターシリーズ』のヒット作品でも知られることとなった。
マギー・スミス(Dame Maggie Smith)

マギー・スミス(Dame Maggie Smith)

他の主演女優賞ノミネートと作品は以下の通り。

ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド(1000日のアン)
ジェーン・フォンダ(ひとりぼっちの青春)
ライザ・ミネリ(くちづけ)
ジーン・シモンズ(ハッピーエンド/幸せの彼方に)

助演男優賞:ギグ・ヤング『ひとりぼっちの青春』

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