4度もドラマ化された「南くんの恋人」
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漫画「南くんの恋人」は今までに4度もドラマ化されています。まずはドラマをおさらいしましょう。
第一作
ちよみ:石田ひかりさん
南くん:工藤正貴さん
脚本:斎藤博さん
最初に放送されたのは1990年4月。TBS系列のスペシャルドラマでした。
千代美が小さくなったのは家系によるもので、おばあちゃんも過去に小さくなったことがある、という設定でした。行方不明になったちよみが風船につかまって帰ってくるというラストでしたよ。
南くん:工藤正貴さん
脚本:斎藤博さん
最初に放送されたのは1990年4月。TBS系列のスペシャルドラマでした。
千代美が小さくなったのは家系によるもので、おばあちゃんも過去に小さくなったことがある、という設定でした。行方不明になったちよみが風船につかまって帰ってくるというラストでしたよ。
第二作
ちよみ:高橋由美子さん
南くん:武田真治さん
脚本:岡田恵和さん
1994年1月から月曜20時からのテレビ朝日系列「月曜ドラマ・イン」で放送されました。視聴率も高く一気に知名度が上がりましたよ。私もこのドラマで「南くんの恋人」を知りました。
小さくなった時点でちよみは死亡したとされていました。本編のラストでちよみはいなくなり、天に召されました。ですが、20時のドラマということもあり、低年齢の視聴者も多く「かわいそうだ」という投書が殺到。スペシャル版も制作されました。
スペシャル版天国からちよみがやってきて南くんと結ばれます。
南くん:武田真治さん
脚本:岡田恵和さん
1994年1月から月曜20時からのテレビ朝日系列「月曜ドラマ・イン」で放送されました。視聴率も高く一気に知名度が上がりましたよ。私もこのドラマで「南くんの恋人」を知りました。
小さくなった時点でちよみは死亡したとされていました。本編のラストでちよみはいなくなり、天に召されました。ですが、20時のドラマということもあり、低年齢の視聴者も多く「かわいそうだ」という投書が殺到。スペシャル版も制作されました。
スペシャル版天国からちよみがやってきて南くんと結ばれます。
第三作
ちよみ:深田恭子さん
南くん:二宮和也さん
脚本:中園ミホさん
2004年7月から、テレビ朝日系列で木曜21時から放送されました。
南くんは駅伝部。「2人の心が離れたときは大変なことが起こる…」という予言をした老人が物語のキーパーソンになっています。
最後は2人で旅行に行って事故に遭ってしまうのですが2人も無事。3年後も千代美は小さいままですが2人は幸せに暮らしているというラストでした。
第二作と同じテレ朝制作ですが内容はだいぶ違うんですね。
南くん:二宮和也さん
脚本:中園ミホさん
2004年7月から、テレビ朝日系列で木曜21時から放送されました。
南くんは駅伝部。「2人の心が離れたときは大変なことが起こる…」という予言をした老人が物語のキーパーソンになっています。
最後は2人で旅行に行って事故に遭ってしまうのですが2人も無事。3年後も千代美は小さいままですが2人は幸せに暮らしているというラストでした。
第二作と同じテレ朝制作ですが内容はだいぶ違うんですね。
第四作
ちよみ:山本舞香さん
南くん:中川大志さん
脚本:新井友香さん
「南くんの恋人〜my little lover」というタイトルで2015年11月から2016年2月までフジテレビMナイトという深夜枠で放送されました。
原作とは違い、南くんが成績優秀なイケメンという設定でした。ラストも原作とは異なるというのが当初から発表されていましたよ。
ちよみと南くんは恋人同士ではなく、幼馴染なのですが11年間まともに口をきいていないという設定でした。
南くん:中川大志さん
脚本:新井友香さん
「南くんの恋人〜my little lover」というタイトルで2015年11月から2016年2月までフジテレビMナイトという深夜枠で放送されました。
原作とは違い、南くんが成績優秀なイケメンという設定でした。ラストも原作とは異なるというのが当初から発表されていましたよ。
ちよみと南くんは恋人同士ではなく、幼馴染なのですが11年間まともに口をきいていないという設定でした。
誰もが憧れた小さい彼女!南くんの恋人 - Middle Edge(ミドルエッジ)
突然彼女がポケットサイズになってしまったら?高校生の2人の同棲生活が始まりました。彼女は16センチ。頑張れ南くん!
第二作についてはこちらの記事もどうぞ。
原作はどんな話だったの?
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四度もドラマ化された「南くんの恋人」ですが、どれもストーリーは異なります。そして、原作と同じドラマも1つもないのです。
平凡な高校3年生の南くんと、なぜか15cmになってしまったちよみの同棲生活を描いているということは共通していますがほかはそれぞれですよね。
というか原作は同棲という感じですが他は「同居」という言葉の方があっているかもしれません。
原作ではドラマでは描写しなかったちよみのトイレやお風呂の問題なども描かれていて、設定はファンタジーなのにリアルでした。
ドラマはプラトニックな感じでしたが原作はエロい部分もありましたね。
原作ではちよみが小さくなった理由については一切説明されていません。
平凡な高校3年生の南くんと、なぜか15cmになってしまったちよみの同棲生活を描いているということは共通していますがほかはそれぞれですよね。
というか原作は同棲という感じですが他は「同居」という言葉の方があっているかもしれません。
原作ではドラマでは描写しなかったちよみのトイレやお風呂の問題なども描かれていて、設定はファンタジーなのにリアルでした。
ドラマはプラトニックな感じでしたが原作はエロい部分もありましたね。
原作ではちよみが小さくなった理由については一切説明されていません。
ラストが衝撃的!
ドラマのほのぼのした雰囲気に惹かれて原作漫画を購入し、ラストに衝撃を受けたという人も多かったようです。実際に作者の内田春菊さんの元にたくさんの苦情が来たそうです。
その衝撃のラストとは・・・最終話で南くんとちよみは旅行に出かけます。旅行を楽しんだ二人ですが帰り道に事故に遭ってしまいます。
南くんはかすり傷程度で済んでいたのですが、南くんのポケットに入っていたちよみは死んでしまうのでした。すごくあっけない上に残酷なラストです。
私も第二作を見て原作漫画を購入した1人。あのほのぼのしたラブコメ風なお話を期待して買ったのに、妙にリアルだし、最後は残酷でショックを受けました。当時小学生だった私には衝撃すぎて「買わなきゃよかった」と思いました。
1,2回しか読んでいないのですが、大人になった今ならもう一度読んでみたい気もします。
なぜ、今ラストにしたのか作者の内田春菊さんはこの物語をいつまでも続けていたらおかしくなる、と思い終わらせたと語っています。ですが内田さんもこの話を思い出すと哀しくなって泣いていたそうです。
その頃自分は子どもが埋めないだろうと思っていて、ちよみを殺すことで子どもを諦めようとしていたのかもしれないと語っていました。(その後内田さんは4人のお子さんを出産しています)
当時はなんでこんなラストに・・・と思いましたが話を聞くと納得する部分もありますね。
その衝撃のラストとは・・・最終話で南くんとちよみは旅行に出かけます。旅行を楽しんだ二人ですが帰り道に事故に遭ってしまいます。
南くんはかすり傷程度で済んでいたのですが、南くんのポケットに入っていたちよみは死んでしまうのでした。すごくあっけない上に残酷なラストです。
私も第二作を見て原作漫画を購入した1人。あのほのぼのしたラブコメ風なお話を期待して買ったのに、妙にリアルだし、最後は残酷でショックを受けました。当時小学生だった私には衝撃すぎて「買わなきゃよかった」と思いました。
1,2回しか読んでいないのですが、大人になった今ならもう一度読んでみたい気もします。
なぜ、今ラストにしたのか作者の内田春菊さんはこの物語をいつまでも続けていたらおかしくなる、と思い終わらせたと語っています。ですが内田さんもこの話を思い出すと哀しくなって泣いていたそうです。
その頃自分は子どもが埋めないだろうと思っていて、ちよみを殺すことで子どもを諦めようとしていたのかもしれないと語っていました。(その後内田さんは4人のお子さんを出産しています)
当時はなんでこんなラストに・・・と思いましたが話を聞くと納得する部分もありますね。
続編があるのを知っている?
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「南くんの恋人」と同じ漫画雑誌「ガロ」にて2013年1月から6月まで「南くんは恋人」という続編が連載されました。
「南くんの恋人」で描かれていたことはちよみの夢だったとモノローグで語られています。これを見るだけで正直ほっとしました。それくらい、漫画のラストは衝撃的でした。
続編では、ちよみではなく南くんがちいさくなってしまっています。南くんとちよみは今しか楽しめない生活を満喫しているのですが、ちよみは新しい恋を始めてしまいます。それでも南くんとの関係は続いていくというこちらもちょっとシュールなお話ですね。
内田春菊さんの漫画ですし、ほのぼの楽しい世界ではなく、考えさせられる作品です。
「南くんの恋人」で描かれていたことはちよみの夢だったとモノローグで語られています。これを見るだけで正直ほっとしました。それくらい、漫画のラストは衝撃的でした。
続編では、ちよみではなく南くんがちいさくなってしまっています。南くんとちよみは今しか楽しめない生活を満喫しているのですが、ちよみは新しい恋を始めてしまいます。それでも南くんとの関係は続いていくというこちらもちょっとシュールなお話ですね。
内田春菊さんの漫画ですし、ほのぼの楽しい世界ではなく、考えさせられる作品です。
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