日本初のガラス製水銀体温計は1883年(明治16年)に山口県防府市の薬局店主柏木幸助によって作られ販売された。
最近は水銀体温計、あまり見なくなりましたね。水銀体温計なら5分脇の下に挟んでください。正確に体温を測りたい場合は10分。
これを見てちょっと「あれ?」って思いました。3分で測ってた記憶しかないんですよね。病院でも3分だったような??要は熱があるか否かが重要であって、そこまで正確な数字は求められていなかったのもかもしれませんね。
水銀体温計は、温度が上がって水銀が膨張すると、水銀柱が上がっていきます。その状態から温度が下がっていっても、水銀柱が下がらないような構造になっています。体温を読む間に、表示が変わらないようにするためで、水銀柱の底にある水銀だまりのすぐ上に、「細いくびれ」を設けてあります。温度が下がり、水銀だまりの水銀の体積が減ると、水銀柱がくびれの部分で切れて、水銀柱がそのまま残るようになっています。もとに戻すため、強く振って、遠心力で水銀柱を水銀だまりに押し込んでしまいます。
長々とすいません。要は、熱を下げて目盛りを元に戻しているわけではなく、遠心力で水銀を元に戻していたんですね!
肌に触れないように気を付けながら、ティッシュペーパーや新聞紙などを利用して水銀をすくいとります。ポリ袋を数枚(最低でも2枚以上)重ねた袋に入れて、乾電池などの有害ごみの日に出しましょう。このとき、紙の袋や金属容器に入れることは避けるようにしてください。