リカちゃん電話とは?昭和の子供たちに愛された電話サービス
また、2007年頃には”リカちゃん電話がPCとつながってテレビ電話に進化!”と話題にもなっています。この際のリカちゃん電話は従来の音声による会話に加えて、PCディスプレイ上に表示されるリカちゃんの表情を見ながら会話するという仕様でした。現在話題となっている人工知能の機能ではないので、パターン化された会話の範囲ではありますが、用意されていた会話用音声ファイルは、約5時間というボリューム感。十分に楽しめたものと想像できます。
リカちゃん電話は、各時代の技術と創意工夫が詰まったサービスであり、懐かしさを感じると同時に、満足感の高いサービスとなっています。
私、実はリカちゃんの家の電話番号、諸事情により知っているので、みなさんに拡散しちゃいますね( ・ω・)⊃ pic.twitter.com/SxWFt0FmlP
— タカラトミー (@takaratomytoys) March 8, 2017
リカちゃん電話が生まれたきっかけは少女からの電話
リカちゃん電話が生まれたきっかけは、リカちゃん発売直後の1967年当時、タカラ(現タカラトミー)に子供から「リカちゃんはいますか?」という電話がかかってきたことから。その電話を受けた社員が機転を利かせて「こんにちは、私リカよ」と応じると、電話の向こうの子供は大喜びしてくれたそうです。そして、このエピソードがリカちゃん電話のアイデアに繋がっていったということです。
今日は「3分間電話の日」♡ 公衆電話の市内通話料金が3分で10円になった日なんですって! リカもみなさんと、電話でお話してみたいな♪ うふふ♡ #今日は何の日 #リカちゃん電話 pic.twitter.com/TwHEOsdrbh
— リカちゃん 公式 *♬ (@bonjour_licca) January 30, 2016
リカちゃん人形とは?日本を代表するファッションドール
小学生の女の子という設定のリカちゃん。スタイリッシュな洋服やアクセサリーが豊富に揃っており、子供たちにとって憧れの存在でした。リカちゃんは、流行に敏感なファッションアイコンとして時代ごとに様々なデザインやストーリーが展開され、長年にわたって愛され続けています。リカちゃん人形は、単なる玩具としてだけでなく、子供たちの創造力を育む存在としても高く評価されています。
リカちゃん電話にまつわる都市伝説
他にも電話をする度にリカちゃんとの距離が近付いてくるという噂もありました。最後に電話をした時には「あなたの家の前よ」と、同じく怖い話の定番である”メリーさんの電話”と混じ合ったような内容でした。当時、この噂を聞いて怖さ半分興味半分で電話を掛けた方も全国に一定数いそうですね。
こうした噂話は、リカちゃん電話の人気をさらに高め、子供たちにとって忘れられない体験となりました。
まだまだ現役!今も続く「リカちゃんでんわ」
「もしもし私リカよ、お電話ありがとう」。このひと言から始まる電話の「リカちゃんでんわ」サービス。SNSが当たり前の今、国民的着せ替え人形「リカちゃん」と電話で話せるこのサービスは、アナログながらも昨年55周年を迎えました。