モンチッチ
体はぬいぐるみで顔と手足はソフビという、今となれば当たり前のように思われるこのコンビネーションは、1974年にモンチッチが発売されたときには革命的とも言えるものでした。おまけに愛らしい顔のモンチッチたちは指をしゃぶって赤ちゃんらしさをアピールできるという優れもの。小中学生の女子を中心に爆発的ブームになりましたよね。貯金をはたいてとかお年玉で買ったなんていうミドルエッジも多いのではないでしょうか。
『セキグチ』の大ヒット商品モンチッチは、販売開始から1年が経って海外でも販売を開始。85年以降10年間に渡りフランス以外での海外販売は休止してしましたが、多くのファンからの熱い要望によって96年に再販を開始。現在ではご当地モンチッチやコラボモンチッチなどさまざまなヴァージョンを販売。今なお女の子たちのハートを射止め続けています。
リカちゃんのふたごの赤ちゃん
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— 昭和ショウ (@showa_show) April 2, 2016
日本の小学生という設定と、子供たちの小さな手に収まるサイズ、そして当時日本で大人気だった少女漫画に登場するような顔立ちで生まれてきたリカちゃんは、瞬く間に日本のおもちゃんを代表する存在に。リカちゃんは、マーケットを日本に絞っていたことで、59年からアメリカをはじめ、世界中で大ヒットしていた『バービー』とは一線を画していました。発売から2年でリカちゃんの日本での売り上げは『バービー』を上回り、空前の大ヒット商品へと成長しました。
そんなリカちゃんの可愛いふたごの妹たちが発売されたのは74年のことでした。『ふたごの赤ちゃん』として販売されたリカちゃんの妹たちは、ミキちゃんとマキちゃん。目の下にほくろがあるほうがマキちゃんです。ふたごの人形自体の愛らしさはもちろんのこと、同時期に販売されたふたご用乳母車も女の子たちの憧れアイテムに。「ふたごのママになりたい」と夢見たミドルエッジも多いのではないでしょうか。
ひみつのアッコちゃんコンパクト
ひみつのアッコちゃん(第1期)OP「ひみつのアッコちゃん」 1969年製作【アニソン】
アッコちゃんはこれまでに何度もテレビドラマ、そして実写映画化されていますが、ミドルエッジ世代に一番馴染みがあるのは、テレビアニメのアッコちゃんでしょう。主題歌やエンディングテーマもよく口ずさんでいたのではないでしょうか。
女の子の変身願望に着眼したひみつのアッコちゃんは、「魔法少女もの」と呼ばれるアニメの分野を切り開いた作品です。テレビアニメ化された同作品が放映されたのは1969年1月。70年10月まで全94話が放送され、最高視聴率は27.8%を獲得して、その人気の高さを印象付けました。
魔法の言葉「テクマクマヤコンテクマクマヤコン」と「ラミパスラミパスルルルルル」はテレビアニメ用に考えられたものだそうです。62年から少女漫画『りぼん』に掲載された原作には、この大ヒットした魔法の言葉は登場しないのだとか。
2012年には、アッコちゃんの誕生50周年を記念して『映画 ひみつのアッコちゃん』が公開されて話題になりました。
キャンディ・キャンディおえかきデスク ミス マンガ家
おえかきデスク ミス マンガ家
— レトロ系 (@retoro_mode) July 20, 2014
1977年。キャンディキャンディのおえかきデスクミスマンガ家!おもちゃのトレース器
ですがしっかり絵が描けちゃいます。 pic.twitter.com/IynCKmDUgN
この人気に伴いさまざまなキャンディ・キャンディグッズが販売されていましたが、おえかきデスク ミス マンガ家は、異色のグッズでした。学校で先生が使っていたオーバーヘッドプロジェクターの縮小版を使って憧れのキャンディを自分で描ける。しかも家で!この発想はとにかく画期的と言えるのではないでしょうか。
キャンディ・キャンディは、作者の水木杏子と漫画家いがらしゆみこの間に著作権帰属を巡るトラブルが発生したことを機に、2001年以降は原作もテレビアニメ版も再版・再放送ができない状態になっているという現実が残念でならないですよね。
おはようスヌーピー
【なつかCM】ポピー おはようスヌーピー 1977
1950年にアメリカのコミック『ピーナッツ(Peanuts)』に主人公チャーリー・ブラウンの飼い犬として登場したスヌーピーは、ほのぼのとしたかわいらしいキャラクターとして世界中で大人気のスヌーピーが歯磨きをお手伝いしてくれるとあって、当時女の子だけでなく、すべての子供たち、そして大人も憧れるグッズでした。
『おっはよースヌーピー♪』という軽快な歌で始まるテレビCMもとても印象的でしたよね。
ラミパスラミパスルルルルル