こういった、歴史小説でやってしまうと大目玉を食らいそうな設定や展開をいつの間にか物語に混ぜてしまい、しかも成功させる軽妙さは池波正太郎ならではであろう。
おんなごろし 1972年
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仕掛人・藤枝梅安非情の世界に棲む男
生かしておけないやつらを闇へ葬る仕掛人。梅安シリーズ第1弾!
品川台町に住む鍼医師・藤枝梅安。表の顔は名医だが、その実、金次第で「世の中に生かしておいては、ためにならぬやつ」を闇から闇へ葬る仕掛人であった。冷酷な仕掛人でありながらも、人間味溢れる梅安と相棒の彦次郎の活躍を痛快に描く。「鬼平犯科帳」「剣客商売」と並び称される傑作シリーズ第1弾。
他の池波正太郎シリーズ作品にも言えることだが、「仕掛人・藤枝梅安」は漫画やドラマなどのメディアミックスも豊富である。
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