コカ・コーラはもともと最初は薬だった?!
コカの葉とコーラの実(コーラの実はカフェインを多量に含み、気分の向上に役立ちました)の抽出液をワインと合わせ、頭痛や消化不良、精力増強などに効く万能薬として販売してました。この商品は良く売れましたが、1885年にアトランタ州では禁酒法が施行されてしまいます。
そこでペンパートンは、ワインをソーダ水に変えて、1886年に現在のコカ・コーラの原型となる飲み物を販売開始したわけです。
現在は製法も内容も当時と違うものだそうです。
レシピは企業秘密です。
レシピは企業秘密です。
薬から嗜好品としての飲み物へ
「コカ・コーラ」という名前を付けることを提案したのは、博士のパートナーで経理を担当していたフランク・M・ロビンソンでした。「2つのCが広告で映えるに違いない」と考えたのです。そしてロビンソンは試行錯誤の末、当時流行していた「スペンサリアン体」という書体をもとにしたロゴを生みだしました。
The Coca-Cola Company設立
1887年( 明治20年)に、薬種業者エイサ・G・キャンドラー氏が、ペンバートン博士から コカ・コーラに関する製造販売権利を買取ります。
1892年( 明治25年)
エイサ・G・キャンドラー氏
The Coca-Cola Companyを設立
「Delicious and Refreshing」 おいしく、さわやか)をキャッチフレーズとした
エイサ・G・キャンドラー氏
The Coca-Cola Companyを設立
「Delicious and Refreshing」 おいしく、さわやか)をキャッチフレーズとした
1913年(大正2年)米コカコーラ・ボトラーズ協会の結成
サンタクロースの服が赤いのは、 コカ・コーラ社のキャンペーンがルーツだった
サンタクロースの伝説は、セント・ニコラスが生きた時代から1000年以上の時を経た17世紀になって、オランダ人の入植者たちとともにアメリカへ渡りました。(中略)
1930年代に入り、コカ・コーラ社は、より温かみのある人間的なサンタクロースをつくり出し、それをクリスマス・キャンペーンに起用しようと考えました。そして、その創作を1899年生まれ、シカゴ育ちのスウェーデン系アメリカ人であるハッドン・サンドブロム(Huddon Sundblom)に依頼します。
1931年、サンドブロムの描いた「コカ・コーラサンタクロース」が『サタデー・イブニング・ポスト』の雑誌広告に登場しました。それは、従来のサンタクロースに温かみのある人間的な要素を吹き込み、バラ色の頬、美しい白いあご髭、キラキラ光る瞳、笑い皺のある新しいサンタクロースでした。人々の人気も上々で、その後、1964年までの30年以上にわたり、サンドブロムは40点以上の作品を描き続けます。(中略)
“大きな身体に真っ赤な衣装をまとい、白いあご髭をたくわえた陽気で楽しいサンタクロース”は、アメリカの幸福なクリスマスを象徴するキャラクターとなりました。さらに、「コカ・コーラ」が国境を越えて人々に愛される飲み物になっていくにつれて、そのイメージは国境を越えてひろがっていき、世界中の人々に知られていったのです。
こうした変遷を経て、コカ・コーラも、ロゴも、サンタクロースも日本へやってきたのですね。
薬剤師ジョンS.ペンバートンは増血剤や咳止めのシロップなどを作っていた。鎮静強壮効果の有る飲み物で「フレンチ・ワイン・コカ」の開発に成功。