【この映画をさらに詳しく解説】
クリント・イーストウッド扮する役名のフルネームはブロンコ・ビリー・マッコイとなっていました。
ソンドラ・ロック扮するわがままなアントワネット・リリーとタイプキャストですがいいものです。こまっているリリーをそれをいいことに無理にパートナーにしようとするブロンコ・ビリーといい感じに話しは進みます。
荷物を全部もって行かれたリリーは無断で借りたワンピースをずっと着ていました。途中からコート替わりにダンガリーシャツを上に羽織っていました。
リリーの旦那となるジョンを演じるジョフリー・ルイスはコメディリリーフを引き受けていまして。
弁護士に済んでしまったことはしかたかないリリーは殺したことでいい。精神異常なら精神病院で3年で済むなんて。と、今の日本では洒落にならないことを弁護士に言われたりしていました。その通りにするのがこまったものです。
その後精神病院に慰問に来たブロンコ・ビリー一座と遭遇して院長に訴えて無視はされずに警察が乗り出し話しは急展開します。
制作の裏話
映画では、ほんの少ししか流れないが、イーストウッドはマール・ハガードとデュオで唄を披露している。映画の中で、イーストウッド本人の歌声が聴けるのは、『ペンチャー・ワゴン』以来であり、これがきっかけとなり、この後、度々、映画の中で唄うイーストウッドの姿が見られるようになる訳で、さすがは“唄うカウボーイ”である。
イーストウッド映画のセルフ・パロディ的な部分もあるこの映画、『夕陽のガンマン』『ダーティハリー』と、イーストウッド映画でお馴染みの場面が、ここでもさりげなく再現されているが、どのシーンがそれに当たるのか、映画を観ながら探してみるのも、この映画の楽しみになっている。
映画『 ブロンコ・ビリー』は、クリント・イーストウッドの魅力が沢山詰まった名作です。カントリーソングとともにビリーのカウボーイ魂が炸裂。また、ソンドラ・ロックの傲慢な態度がビリーの優しさで変化していく姿はたまりません。さらに、主人公と仲間達の強い絆には心温まります。是非、ご覧ください。
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