17歳の宮沢りえが同世代の活発な女子高生を明るく演じた『いつか誰かと朝帰りッ』
2021年2月14日 更新

17歳の宮沢りえが同世代の活発な女子高生を明るく演じた『いつか誰かと朝帰りッ』

『いつか誰かと朝帰りッ』は、フジテレビ系列で90年10月から放送された、宮沢りえ主演の連続テレビドラマ。「ぶっ飛び~!」が口癖の女子高生の理子は、担任の徳永先生に恋心を抱いている。三角関係などのバタバタの恋愛が繰り広げられる学園ドラマ。フジテレビの代表取締役社長を務めた亀山千広が、プロデューサー時代に手掛けた作品の一つである。

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恋愛をおもいっきり楽しむ高校生の理子

女子向けファッション雑誌の「週刊セブンティーン」でモデルでデビュー。11歳らしい可愛さと、時折見せる大人っぽい表情で人気を集めた。
宮沢りえが演じる理子は、風間トオルが演じる担任の徳永先生に恋をする女子高校生だ。理子は西田ひかるが演じるアメリカ帰りの叔母、秀香と一緒に暮らしている。理子の気持ちを知っている秀香だが、アメリカから一緒に帰って来た彼がいるにも関わらず、徳永先生に猛アプローチを始めることでドラマが展開していく。
理子と同じ学校ので友人の寿々子(高岡早紀)と睦美(濱田万葉)が三角関係に絡み、毎回バタバタの恋愛を楽しむ女子高生が描かれている。
90年の1月から同局で放送されていた「いつも誰かに恋してるッ」の続編と言われているが、理子の苗字や設定は異なっている。理子の口癖である「ぶっ飛び~!」は同じであったりするものの、前作とのつながりはないストーリーになっている。

デビュー当時から注目の美少女だった

雑誌のモデルとして活躍しつつ、小学校6年生の時には、明星食品のCMで芸能界デビューを果たす。その後、三井のリハウスのCMで白鳥麗子役を演じて、一躍有名になる。宮沢りえが演じた後のリハウスガールは、新人アイドルの登竜門になっている。
初主演で映画デビュー作となった「ぼくらの七日間戦争」では、いくつも賞を獲得した。
第43回毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞
第12回日本アカデミー賞新人俳優賞
第3回高崎映画祭ベストアイドル賞
「ぼくらの七日間戦争」は校則が厳しい中学校で、自由を求めるグループの中心的存在である、中山ひとみを好演。廃工場に籠城し、制圧する教師たちとの戦いを描いた映画。主役の生徒たちは、応募総数が1万を超えた一般公募から選ばれたと言う、強運の持ち主だ。

可愛いデザインの制服が良く似合っている

「いつも誰かに恋してるッ!」と「いつか誰かと朝帰りッ!」では、宮沢りえがドラマ内で着ている、デザイン性ある可愛い制服が話題になりました。この頃、ルーズソックスやコギャルが人気になり、女子高生ブームが起こった。
1988年にフジテレビ系列で放送された「追いかけたいの!」でドラマデビューすると、数々の映画やドラマで主演を務めるようになる。
ドラマも最終回を迎える頃には、理子の片想いを始め秀香の横恋慕など、複雑な恋愛感情が絡み合っていた男女の関係はハッピーエンドを迎える。放送されていた時期に合わせて、それぞれが幸せなクリスマスを迎える。

人気絶頂で常に世の中の話題になっていた

18歳の時に発売したヘアヌード写真集の「Santa Fe」は、大ベストセラーとなる。写真集としての売り上げ記録は、現在も抜かれていない。
1984年から始まった新語流行語大賞の第11回(1994年)では、「すったもんだがありました」のセリフで年間大賞を受賞した。貴ノ花(当時)との婚約解消が話題になった宮沢りえが、すりおろしりんごカンチューハイを飲んだ後のセリフ「すったもんだがありました」が、プライベートを連想させた。

ドラマ主題歌は主演の宮沢りえが歌う「Game」

「いつも誰かに恋してるッ!」の主題歌だった、セカンドシングルの「NO TITLIST」でオリコン週間1位を獲得。その年の紅白歌合戦では、「いつか誰かと朝帰りッ!」の主題歌「Game」をバスタブに浸かりながら熱唱した。
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