アニメ版【はだしのゲン】広島投下の原爆の惨状!多くの子供にトラウマを植え付けた?
2021年5月6日 更新

アニメ版【はだしのゲン】広島投下の原爆の惨状!多くの子供にトラウマを植え付けた?

週刊少年ジャンプに掲載されていた漫画『はだしのゲン』。戦時中、広島に投下された原爆の惨状をリアルに描いたコミックは、当時、全国の小学校・図書館に置かれました。今回の記事では、アニメ映画として映像化された『はだしのゲン』に焦点を当て、その本編動画やストーリー・魅力を振り返っていきます。

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『はだしのゲン PART3 ヒロシマのたたかい』

『はだしのゲン PART3 ヒロシマのたたかい』

公開:1980年
監督:山田典吾
出演:原田潤
   丘さとみ
   林泰文
   桜木健一
   風吹ジュン
ヒロシマは原爆ですべてを失った。だが、ゲンのたくましい生命力を奪うことはできなかった。
学童疎開していた次男の昭と予科錬に志願していた長男・浩二が帰ってきた。家族みんなで励ましあって生活を始めるが、あらたな悲劇が襲ってくる。幼い妹・友子がすでに原爆症に侵されていたのだ。
『はだしのゲンが見たヒロシマ』

『はだしのゲンが見たヒロシマ』

公開:2011年
監督:石田優子
出演:中沢啓治
2011年、原作者・中沢の生涯を取り上げた記録映画として『はだしのゲンがみたヒロシマ』(石田優子監督)が公開された。この作品は中沢自身の被爆体験のインタビューや、広島市内を実際に訪れたドキュメンタリーと、マンガの原画などを通して核戦争・核兵器の恐ろしさと平和を訴える内容である。
テレビドラマ

『はだしのゲン』

放送時期:2007年
放送局 :フジテレビ系列
出演者 :小林廉
     中井貴一
     石田ゆり子
     中尾明慶
     小野明日香
     今井悠貴
2007年、フジテレビが『千の風になって ドラマスペシャル』の第3弾として企画・制作し、同年8月10日の「金曜プレステージ」と8月11日の「土曜プレミアム」で2夜連続で放映された。『はだしのゲン』のテレビドラマ化は本作品が初めてである。
物語は浩二の帰還までのストーリーをベースに、エピソードの大幅な整理をしつつ原作の流れにほぼ忠実に展開されたが、時間の都合により次兄の昭や隆太軍団などの一部登場人物の省略や、中岡英子の描写など中沢の自叙伝からの一部引用が行われた。原爆投下時の惨状は原作者である中沢から「アニメ映画版のように凄惨な表現にして欲しい」旨の要望があったが、全国放送でのゴールデンタイムでの放送のため、全年齢の視聴者が鑑賞出来るように配慮され、目を背けない程度の描写に留める形で製作された。

アニメ版『はだしのゲン』のまとめ

広島に投下された原爆の悲惨さを伝えるアニメ版『はだしのゲン』。その過激な内容・描写に賛否は分かれるようですが、原作者・中沢啓治さんの意向を反映させた結果だったみたいです。
多くのミドルエッジ世代にトラウマを残したコンテンツかもしれませんが、そんな混沌とした世の中で逞しく生きるゲンや子供たちの輝きも忘れられません。アニメ版を視聴してみると、原作コミックとの相違点というところに注目してみても面白いと思います。
確かに気分を害する場面は多いのかもしれませんが、当時、この惨劇を目の当たりにしていた原作者や被爆者たちのことを考えると胸が痛くなりますね。
観たことがないというユーザーは、記事内に本編動画を掲載していますので、この機会にぜひご覧になってほしいです。子供のころに観たミドルエッジ世代も、大人になった今の視点で視聴してみると、新たな発見やメッセージ性に気付けるのではないでしょうか。
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