「さくらももこ劇場 コジコジ」とは?
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『コジコジ』 (COJI-COJI) は、さくらももこによる日本の漫画作品。また、それを原作としたテレビアニメ、ゲームソフト。タイトルは『さくらももこ劇場 コジコジ』としてTBSほかで1997年10月4日から1999年9月25日の毎週土曜日17時30分から18時00分にかけて放送されていた。
全100話に加えて正月スペシャル(1999年1月2日、60分)があった。制作は「ちびまる子ちゃん」同様日本アニメーション。
メルヘンであると同時にナンセンスなギャグ漫画、という新しいジャンルの開拓に挑戦した作品。さくらももこ独特のシュールさが濃厚に出た作風である。
主にメルヘンの国を舞台にコジコジとそこの住人たちが繰り広げる日常生活を描いている。対象年齢層が絞られていないため、成人向けな描写は避けられている一方、極めてシュールで不条理な内容も含んでおり、子供には理解し難い話も混ざる。
OPテーマ 「コジコジ銀座」
哲学的な歌詞は原作者のさくらももこさんによるもの。ホフディランのゆったりした歌声と、コジコジが雄大な世界を旅する画面がマッチした名曲です。
EDテーマ①「ポケット・カウボーイ」
中毒性のある不思議なメロディーのEDは、電気グルーヴが歌っていました。テクノにバッチリ合ったキャラのシュールな動きは最高にクールなセンス。
EDテーマ②「死ぬほど恋して 〜Johnny,Johnny〜」
歌詞はロマンチックな恋の歌ですが、タイトルにもあるようにこの曲はジョニーとハレハレくんのBLがテーマになっています。こちらもさくらももこさん作詞で、この時代の夕方に堂々とBLを流していたのが凄いですね。
「さくらももこ劇場 コジコジ」のあらすじ
舞台は人間界で愛されるキャラクターになるべく色んなキャラが日々を過ごしているメルヘンの国。メルヘンの国は自然が豊かな美しい国で、コジコジは毎日空中を飛びながら散歩したり遊んだりしています。コジコジは3年も学校に通っているのにまったく勉強ができません。メルヘンの国の住人は人間を楽しませる使命があるのだと力説する先生に対してコジコジは「勉強っていうの一回もやったことないよ」とのんきに返すのでした。
テストで28点を取ってしまい落ち込んでいる次郎くんに対してコジコジは0点どころか名前を間違えて-5点をとっており、放課後先生にお説教されます。「遊んで食べて寝てちゃダメ? 盗みや殺しやサギなんかしてないよ 遊んで食べて寝てるだけだよ なんで悪いの?」とまったく反省の様子がないコジコジ。「君は偉くなりたくないのか?将来、一体何になりたいんだ?」という先生の問いに「コジコジは、生まれた時からずっと将来も、コジコジはコジコジだよ。」と真理を突いた返事で返すのでした。
テストで28点を取ってしまい落ち込んでいる次郎くんに対してコジコジは0点どころか名前を間違えて-5点をとっており、放課後先生にお説教されます。「遊んで食べて寝てちゃダメ? 盗みや殺しやサギなんかしてないよ 遊んで食べて寝てるだけだよ なんで悪いの?」とまったく反省の様子がないコジコジ。「君は偉くなりたくないのか?将来、一体何になりたいんだ?」という先生の問いに「コジコジは、生まれた時からずっと将来も、コジコジはコジコジだよ。」と真理を突いた返事で返すのでした。
3年インコ組(セキセイ)にいるコジコジのクラスには半魚鳥の次郎くんや太陽の城の王様ゲラン、興奮すると頭のお茶が沸騰するやかんくんなど個性的な仲間がいっぱい。とんちんかんな発言で仲間を呆れさせることも多いコジコジですが、時には心理を突いた哲学的な発言で周りを驚かせるのでした。
楽天家でかわいいコジコジはもちろん、コジコジを取り巻くサブキャラ達もどこか人間臭いところがあって魅力的です。基本はシュールでナンセンスなギャグですが、下ネタやブラックなギャグもあって大人でも楽しめる面白さでした。個人的には次郎くんのツッコミのボキャブラリーが秀逸で、下手な漫才を見るより笑えてお気に入りでした。
個性豊かなキャラクター
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次郎
コジコジの親友。
学校ではコジコジの隣の席に座っており、よくコジコジにツッコミを入れる。鳥と魚の混血である「半魚鳥」だが、飛ぶこともできないし泳ぐこともできない。
だらしない性格で、口うるさい母親が苦手。
学校ではコジコジの隣の席に座っており、よくコジコジにツッコミを入れる。鳥と魚の混血である「半魚鳥」だが、飛ぶこともできないし泳ぐこともできない。
だらしない性格で、口うるさい母親が苦手。
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ゲランとドーデス
太陽の城の王様で、クラスのリーダー的存在のゲラン(左)。わがままで子供っぽい性格で、お人よしなため騙されやすいところがある。
雷の城の王様で、ゲランとはよく行動を共にしているがクールでシニカルな性格のドーデス(右)。ゲランとは対照的に紳士的で落ち着いた性格。
雷の城の王様で、ゲランとはよく行動を共にしているがクールでシニカルな性格のドーデス(右)。ゲランとは対照的に紳士的で落ち着いた性格。
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ハレハレ君とジョニー
博識だが照れ屋で口下手なお天気の神様・ハレハレ君(左)。照れると口をモゴモゴさせる癖がある。ジョニーに対して友情を超えた感情を抱いている。
ハレハレ君の「友達がほしい」という願いを叶える為に、人間界から記憶を消されてメルヘンの国に連れてこられてしまったジョニー(中央)。たまに記憶を取り戻しそうになってトランス状態に陥る。
ハレハレ君の「友達がほしい」という願いを叶える為に、人間界から記憶を消されてメルヘンの国に連れてこられてしまったジョニー(中央)。たまに記憶を取り戻しそうになってトランス状態に陥る。
カメ吉とやかん君
筋肉質でおっとりした性格のカメの精・カメ吉(左)。やかん君が沸かすお茶をこよなく愛し、欠かさずに呑んでいる。怒りが爆発すると必殺技「カメの思い出」を発動する。
頭がやかんで体が人間という、「やかん人間」のやかん君(右)。内気だが興奮しやすく落ち込みやすい性格。興奮するとやかんのお茶が沸騰し、落ち込んだときには冷たいお茶が出る。
頭がやかんで体が人間という、「やかん人間」のやかん君(右)。内気だが興奮しやすく落ち込みやすい性格。興奮するとやかんのお茶が沸騰し、落ち込んだときには冷たいお茶が出る。
年齢も性別も不明の謎の宇宙生命体。自由奔放な楽天家で、毎日のんきに遊んだりお菓子を食べたりとマイペースに過ごしている。とぼけた発言でよくつっこまれているが、超人的な能力を持っていたり、時に哲学的な言葉を発したりして感心されることも。