幸せのかんづめ
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河原和音さんは札幌の音楽一家に生まれ、父は元音楽教師でピアニストでした。ですが河原さんは音楽ではなく、漫画の道に進んだんですね。
1991年、19歳の時に別冊マーガレットに掲載された「彼のいちばん好きな人」で漫画家デビューしています。デビュー作は単行本未収録なので、現在読むことができません。また読める機会があるといいですよね。
初めての単行本が出たのは1993年の「幸せのかんづめ」です。デラックスマーガレット、ザ・マーガレットに掲載された短編集でした。
表題作の「幸せのかんづめ」は主人公が福引で「幸せのかんづめ」が当たるところから物語が始まります。主人公は付き合っている彼氏がいるのですが、恋人とは名ばかりで一緒に帰ったり、デートをしたりということはありません。自分ばかりが好きなのではないかと悩んでいるんですね。そんな中当たった、幸せのかんづめ。なかなか缶詰を開けることができないのですが缶詰の中には幸せが詰まっているのでしょうか?
というちょっとファンタジーチックなお話です。絵柄は今と少し違いますがキャラクターの漢字などは河原さんの作品として違和感ないですよ。
1991年、19歳の時に別冊マーガレットに掲載された「彼のいちばん好きな人」で漫画家デビューしています。デビュー作は単行本未収録なので、現在読むことができません。また読める機会があるといいですよね。
初めての単行本が出たのは1993年の「幸せのかんづめ」です。デラックスマーガレット、ザ・マーガレットに掲載された短編集でした。
表題作の「幸せのかんづめ」は主人公が福引で「幸せのかんづめ」が当たるところから物語が始まります。主人公は付き合っている彼氏がいるのですが、恋人とは名ばかりで一緒に帰ったり、デートをしたりということはありません。自分ばかりが好きなのではないかと悩んでいるんですね。そんな中当たった、幸せのかんづめ。なかなか缶詰を開けることができないのですが缶詰の中には幸せが詰まっているのでしょうか?
というちょっとファンタジーチックなお話です。絵柄は今と少し違いますがキャラクターの漢字などは河原さんの作品として違和感ないですよ。
君が好きだから!!
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2作目のコミックスは「天晴」。こちらも短編集ですが表題作は結構長めの読み切りです。「天晴」はふつう「あっぱれ」と読みますが、このタイトルは「てんせい」。ヒーローが「てんせい」と呼んだことに由来しています。こちらもコメディタッチの学園ラブストーリーですね。
「君が好きだから!!」は別冊マーガレットに1994年1月から4月まで連載されていた河原さん初の連載作品です。全4話なので全1巻です。
高校2年生の砂月とゆくえは大の仲良し。ですが女子の友情は何かとめんどくさいので、友情を保つために「好きな人ができてもお互いに言わない」と約束をします。同じ人を好きになってしまったとき遠慮することもないようにですね。
ある日砂月とゆくえは、クラスメイトの男子、藤原とその友人の成瀬とボーリングに行くことに。そこから2人の関係は少し変わっていきます。そしてゆくえは約束を破り「藤原が好きだ」と行方に伝えてしまい・・・という恋愛ももちろん描かれていますが友情がメインの物語です。
「君が好きだから!!」は別冊マーガレットに1994年1月から4月まで連載されていた河原さん初の連載作品です。全4話なので全1巻です。
高校2年生の砂月とゆくえは大の仲良し。ですが女子の友情は何かとめんどくさいので、友情を保つために「好きな人ができてもお互いに言わない」と約束をします。同じ人を好きになってしまったとき遠慮することもないようにですね。
ある日砂月とゆくえは、クラスメイトの男子、藤原とその友人の成瀬とボーリングに行くことに。そこから2人の関係は少し変わっていきます。そしてゆくえは約束を破り「藤原が好きだ」と行方に伝えてしまい・・・という恋愛ももちろん描かれていますが友情がメインの物語です。
無敵のLOVE POWER
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1995年に発売されたのは「無敵のLOVE POWER」。こちらの単行本には「無敵のLOVE POWER」、「無敵のLOVE POWER2」と「17年目で奇跡を待って」という3本の読み切り作品が収録されています。どれも比較的長めの読み切りですね。
主人公のみゆきは中学校でできなかった彼氏を高校生で作ることが目標。サッカー部の上田が気になったみゆきは、上田を彼氏にしようと席が隣になるようにしくんだり、押して押して押しまくります。
ですが、思った以上に上田はにぶく、美雪の気持ちには全然気が付いてくれず・・・というストーリー。好評のため、続編も執筆されています。
彼氏を作るために全力をそそぐ主人公、というのはその後の「高校デビュー」や「素敵な彼氏」に似ていますよね。この2作品が好きな人なら楽しめる作品だと思います。
個人的には河原さんの短編集の中で一番好きなコミックスです。
主人公のみゆきは中学校でできなかった彼氏を高校生で作ることが目標。サッカー部の上田が気になったみゆきは、上田を彼氏にしようと席が隣になるようにしくんだり、押して押して押しまくります。
ですが、思った以上に上田はにぶく、美雪の気持ちには全然気が付いてくれず・・・というストーリー。好評のため、続編も執筆されています。
彼氏を作るために全力をそそぐ主人公、というのはその後の「高校デビュー」や「素敵な彼氏」に似ていますよね。この2作品が好きな人なら楽しめる作品だと思います。
個人的には河原さんの短編集の中で一番好きなコミックスです。
修学旅行
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1995年には「泣きたくなったら教えてね」という短編集が発売。翌年の1996年には「修学旅行」が発売されました。こちらも長編読み切りですね。
タイトルの通り、修学旅行をテーマにした作品でなかなか斬新だと思います。主人公のさおりは、特に好きな人がいるという訳でもないのですが高校生活最初で最後の修学旅行に何となく気持ちが浮かれてしました。
特に何もなく過ぎていくのですが、修学旅行が始まってから中学から同じだった坂元がやたらと目につきます。お調子者で目立つ存在のある坂本ですが、ふとしたきっかけで普段と違う一面を見るようになり、だんだんとひかれていきます。
修学旅行の数日間で物語が展開されているのが斬新で、修学旅行のなんとなく浮かれた感じ、何も起こらなくてつまらない感じなどがリアルでした。今読んでも高校生の気分を懐かしく思い出せると思いますよ。
タイトルの通り、修学旅行をテーマにした作品でなかなか斬新だと思います。主人公のさおりは、特に好きな人がいるという訳でもないのですが高校生活最初で最後の修学旅行に何となく気持ちが浮かれてしました。
特に何もなく過ぎていくのですが、修学旅行が始まってから中学から同じだった坂元がやたらと目につきます。お調子者で目立つ存在のある坂本ですが、ふとしたきっかけで普段と違う一面を見るようになり、だんだんとひかれていきます。
修学旅行の数日間で物語が展開されているのが斬新で、修学旅行のなんとなく浮かれた感じ、何も起こらなくてつまらない感じなどがリアルでした。今読んでも高校生の気分を懐かしく思い出せると思いますよ。
500マイル
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「500マイル」は別冊マーガレットに連載された全3回のオムニバス連載です。「おひさま線」、「さよなら線」、「しあわせ線」とそれぞれタイトルがついていました。
タイトルからもわかるように、ある同じ路線をテーマにした物語です。「おひさま線」は電車の中で出会う他校の男子に恋をした女の子の話。毎日同じ電車で通っている男の子。満員電車の揺れである日男の子が主人公の膝の上にうっかり座ってしまいます。そのことからだんだん彼を注目するようになり、会話などから情報を聞き徐々に好きになっていくというお話。
3話掲載されていますがどれもテイストの違うお話で、同じテーマでもこれだけ違う漫画が描けるなんてさすがという感じです。
その後は「先生!」で長期連載がスタート。連載が終わっても半年以内のすぐ次の連載がスタートし、間に原作を手掛けたり、読み切りを掲載したり精力的に活動されています。テイストはずっと変わらないので今の作品も違和感なく読めると思いますよ。興味のある方はぜひどうぞ。
タイトルからもわかるように、ある同じ路線をテーマにした物語です。「おひさま線」は電車の中で出会う他校の男子に恋をした女の子の話。毎日同じ電車で通っている男の子。満員電車の揺れである日男の子が主人公の膝の上にうっかり座ってしまいます。そのことからだんだん彼を注目するようになり、会話などから情報を聞き徐々に好きになっていくというお話。
3話掲載されていますがどれもテイストの違うお話で、同じテーマでもこれだけ違う漫画が描けるなんてさすがという感じです。
その後は「先生!」で長期連載がスタート。連載が終わっても半年以内のすぐ次の連載がスタートし、間に原作を手掛けたり、読み切りを掲載したり精力的に活動されています。テイストはずっと変わらないので今の作品も違和感なく読めると思いますよ。興味のある方はぜひどうぞ。
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