アニメ大国ニッポン。ミドルエッジ読者の中にも、アニメをこよなく愛する方々は多いと思います。そんな日本のアニメですが、ビデオソフト市場(DVD・Blu-ray市場)に目を向けると、売れていないアニメが目立っているとネットを中心に話題となっています。
かつては「〇万枚売れるとヒット」と言われたビデオソフト市場。それが最近では、7000~8000枚売れればヒット、直近ではそれ以下でもヒットと言われる始末となっています。中には売上が100枚を切る作品まで出ており、商売として成立させるのが困難な状況もあるとのこと。
そもそも、ビデオソフト市場の規模は急速な縮小傾向にあります。2004年には4000億円近くあった市場規模は2017年には2000億円を割り、半減してしまいました。では、なぜここまで縮小をしてしまったのでしょうか?
ビデオソフト市場の縮小の原因として挙げられるのは、動画配信サイトの普及がひとつに挙げられます。Amazonプライムなどの進出により、わざわざDVDを購入しなくても数多くの作品が視聴できるようになったのです。その結果、高額なDVDを購入してまで作品を手元に残しておこうと思う人が減少したと思われます。
配信の普及によりパッケージとして作品を残しておく文化が廃れつつある昨今ですが、かつてはVHSやLDなどが部屋を占領していた方も多いかと思います。ここでは、かつてのLDやビデオなどを画像で振り返ってみましょう。