2017年1月30日 更新
「ハードボイルド Gメン'75 熱い心を強い意志で包んだ人間たち」渋いナレーションで始まる刑事ドラマの最高傑作です。
70年代土曜の夜の定番は、「8時だよ!!全員集合!!」 そして「Gメン’75」子供からお年寄りまで大人気の番組でした。Gメン’75は1975年~1982年の7年間にわたり放送されており、嗜好を凝らしたストーリーと豪華なレギュラー陣、ゲストで視聴者をあきさせない記事ドラマの名作です。
5.個性あふれる出演者達
Gメン75では、個性あふれる出演者が登場します。丹波哲郎、原田大二郎 倉田保昭 藤木悠など、渋い演技で番組全体の緊張感を保っていました。当時、子供心ながら、ものすごく怖いという番組でした。
同時代に放映されていた、「太陽にほえろ」のように刑事一人一人にニックネームをつけて、刑事をより身近に感じられるような番組の作りはしておらず、またコミカルな場面もなく、全編ハートボイルド的なタッチを貫いていましたね。

第1回~33回の初期メンバー

出演者が集まる。。。
6.予告編にみられた出演者のキャッチフレーズ
Gメン’75の予告編では、出演者に対しそれぞれキャッチフレーズがつけられていました。
「ビッグな男・ゴッドファザー・丹波哲郎」、「ガッツな男・原田大二郎」、「ハッスルする男・岡本富士太」
「ファッショナブルな女・藤田美保子」、「ハードな男・倉田保昭」、「コミカルな男・藤木悠」、「クールな男・夏木陽介」今みると、なんのひねりもない書き方ですが、人物設定の性格を端的にあらわそうとしたのでしょうか・・・しかし、藤木さん、、コミカルとは思えない強面で、実際に怖かった印象があります。
7.鮮烈サブタイトル
最近のドラマはサブタイトルをつけない場合もあるようですが、この時代は、サブタイトルをつけて、予告映像と共に流し次週への期待を煽っていました。
記念すべき最初のタイトルは「エアポート捜査官」原田』大二郎扮する関屋警部補が、国際線の空港での尾行からバスジャック犯に豹変した犯人に対し、壮絶なカーチェースを繰り広げるあり得ない展開をするもので、初回からハードボイルドバリバリの内容です。
8.香港シリーズ
Gメン75といえば、香港シリーズなくして語れないと言うほど、視聴者の頭の中にこびりついているタイトルです。倉田保昭扮する草津刑事始め、多くのGメン達が大活躍します。いまでも記憶に残っているのは、草津刑事が、悪の組織(香港チャイニーズコネクション)の用心棒ヤン スエとの対決シーンです。不死身のヤンは、とにかく強い!筋肉を動かす効果音がえげつないほどの凄みで、見る者の恐怖を誘いました。このシリーズのお陰で、香港は怖いところなんていう、負のイメージがついてしまいました。それくらいインパクトのある作品でした。
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