ぷりぷり県の農業は・・・。
巨大なコウモリを背中にしょって、農業をするという、もはや何が何だかわからないことになっています。
こういう発想は、吉田戦車さんの不条理まんがのキモとも言えますね。
しかも「なぜコウモリを背負って農業をするか」という理由まできちんと設定してあるのです。
こういう発想は、吉田戦車さんの不条理まんがのキモとも言えますね。
しかも「なぜコウモリを背負って農業をするか」という理由まできちんと設定してあるのです。
「悪魔みたいな農業、イヤ!」という叫びに対して。
つとむの先輩「富男先輩」の妻、フィリピン出身のクリスチーナさんは、敬虔なクリスチャン。
コウモリを背負う農業が、聖書に出てくる悪魔を想起させたのか、「こんな農業はイヤだ!」と、故郷フィリピンに帰ろうとします。
そこにコウモリを背負って飛んできた富男先輩とお義母さん。
「コウモリを背負うと、農作業が楽になるから、その分除草剤を使わずに手で除草が出来るから、冷害になっても強いコメが作れるのだ」とのこと。
今日たまたま、ニュースで、重い荷物を常時取り扱う運送業者の方のお仕事を手伝うロボットの開発が進んでいる、という特集をテレビでやっていましたが、それと同じコンセプトを、20年以上前に既に吉田戦車さんは見抜いていたわけですね。スゴイ。
コウモリを背負う農業が、聖書に出てくる悪魔を想起させたのか、「こんな農業はイヤだ!」と、故郷フィリピンに帰ろうとします。
そこにコウモリを背負って飛んできた富男先輩とお義母さん。
「コウモリを背負うと、農作業が楽になるから、その分除草剤を使わずに手で除草が出来るから、冷害になっても強いコメが作れるのだ」とのこと。
今日たまたま、ニュースで、重い荷物を常時取り扱う運送業者の方のお仕事を手伝うロボットの開発が進んでいる、という特集をテレビでやっていましたが、それと同じコンセプトを、20年以上前に既に吉田戦車さんは見抜いていたわけですね。スゴイ。
重い荷物も腰の負担も軽く ロボット技術で建設現場支援
via www.youtube.com
まとめ。
さすがに不条理まんがだけあって、書いているうちに何が何だかわからなくなってきそうになりましたが、当時吉田戦車さんの「伝染るんです。」の崇拝者であった私は、夢中になってこの「ぷりぷり県」も読んでいました。
「県」というのは不思議なもので、特に日本人は高校野球が好きな人が多いですが、その理由は野球好きという面ももちろん強いと思いますが、それよりも、「県と県とが戦い、県が負けたり勝ったりする」という「県」そのものに特別な感情があるから、甲子園も盛り上がるのではないかと思います。
漫画「ぷりぷり県」は、その日本人の心に根付く「県民感情」を、うまく漫画でパロディ的に表現した、非常に秀逸な作品だと思います。
「県」というのは不思議なもので、特に日本人は高校野球が好きな人が多いですが、その理由は野球好きという面ももちろん強いと思いますが、それよりも、「県と県とが戦い、県が負けたり勝ったりする」という「県」そのものに特別な感情があるから、甲子園も盛り上がるのではないかと思います。
漫画「ぷりぷり県」は、その日本人の心に根付く「県民感情」を、うまく漫画でパロディ的に表現した、非常に秀逸な作品だと思います。
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