2016年9月26日 更新
マツダが20世紀に遺した高級車「センティア」「MS-9」の魅力とは?
バブル期の終わり、90年代にマツダが販売した大型4ドアサルーン、マツダ「センティア」アンフィニ 「MS-9」について見て行きます。センティア・MS-9の特徴や性能を通して、その魅力に迫って行きたいと思います。懐かしい画像・映像とともに振り返りましょう。
エクスクルーシブ 新車価格 4,145,000円
型式 E-HDES
全長×全幅×全高 4,925×1,795×1,380mm
エンジン型式 JE-ZE
最高出力 200ps/6,000rpm
最大トルク 27.7kg・m/3,500rpm
種類 水冷V型6気筒DOHC
総排気量 2,954cc
車両重量 1,640kg
因みにカタログ上の燃費は、10・15モードで 9.2km/Lです
2代目センティア(HE系)の特徴
1995年から2000年にかけて販売された2代目センティアは、先代のスタイリッシュなパーソナルセダンから、以前のルーチェを大きくしたような直線的で重厚感のあるショーファードリブンタイプのVIPカーに生まれ変わりました。エンジンも2.5Lが廃止になり3.0Lのみの販売になりました。
しかしちょうどバブルが崩壊後の混沌とした時期と重なり、高級志向の車が苦しむ中、2代目センティアも売れ行きが伸びず、20世紀の終わりと共にその役割を終えます。
1996 MAZDA SENTIA Ad
2代目センティアのカタログスペック
ロイヤルクラシック 新車販売価格 4,100,000円
型式 GF-HEEP
全長×全幅×全高 4,895×1,805×1,420mm
エンジン型式 JE-ZE
最高出力 205ps/6,000rpm
最大トルク 27.7kg・m/3,500rpm
種類 水冷V型6気筒DOHC24バルブ
総排気量 2,954cc
車両重量 1,610kg
因みにカタログ上の燃費は、10・15モードで 9.4km/L です。
アンフィニMS-9とは
バブル期にマツダが進めていた「マツダ5チャンネル化計画」の一環として、1991年それまでの「マツダオート店」から「アンフィニ」に店名が変更されました。そして「アンフィニ」という名前を、マツダの中でもスポーティーで高級感のあるブランドとして売り出していきました。
アンフィニMS-9は1991年10月に、マツダから先行販売されていたセンティアと、フロントグリルやアルミホイール、ボディーカラーなどをアンフィニならではのもとして差別化を図って販売しました。MS-9とセンティアはいわば姉妹車になります。
懐かしいCM 1991 MAZDA MS-9 マツダ アンフィニεfini MS-9
しかし販売数はセンティアと同様、思うように伸びず、またマツダ自体の経営が苦しくなってきた事もあり、1993年に販売を終了しました。
エンジンは初代センティアと同様に2.5Lと3.0Lの2種類ありました。MS-9のカタログスペックは初代センティアのものと同様です。
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