喝采を浴びた名作
モーツァルトの死をめぐる豪華絢爛な舞台劇を、見事にフィルムに転化した傑作。物語はかつて宮廷音楽家だったサリエリの回想から入り、モーツァルトの人物像を追っていくのだが、そこに様々な音楽的見せ場やミステリーの要素を散りばめ、一瞬たりとも飽きさせない造りになっている。
「アマデウス」のあらすじ
映画は、年老いたサリエリが自殺未遂をして精神病院に運び込まれるところから始まります。「モーツァルトを殺したのはわたしだ!」と、若き神父に訴えるサリエリはモーツァルトの呪縛から逃れられず、心まで病んでいました。
サリエリの運命を変えたモーツァルトとの出会い。サリエリは類まれなるモーツァルトの才能に激しく嫉妬し、世間の評判とは裏腹に自分が凡庸であることを知ってしまいました。
サリエリは神を呪い、火の中に十字架を投げ込みました。そして、外面的にはモーツァルトをかばい励まし、彼の信頼を得ながらも、ずるがしこい周到さでモーツァルトを亡き者にしようとしました。
『アマデウス』 予告編 - YouTube
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作品データ
原作 ピーター・シェーファー
監督 ミロス・フォアマン
脚本 ピーター・シェーファー
出演 F・マーリー・エイブラハム、トム・ハルス等
公開 1985年(昭和60年) ※アメリカは1984年公開
配給 オライオン・ピクチャーズ、松竹富士
時間 180分
監督 ミロス・フォアマン
脚本 ピーター・シェーファー
出演 F・マーリー・エイブラハム、トム・ハルス等
公開 1985年(昭和60年) ※アメリカは1984年公開
配給 オライオン・ピクチャーズ、松竹富士
時間 180分
アカデミー賞等、多くの賞を受賞しました
「アマデウス」はアカデミー賞最優秀作品賞に輝いたブロードウェイの舞台「アマデウス」を映画化した作品です。
物語はアントニオ・サリエリを中心としてモーツァルトの物語を描きます。
この作品は英国アカデミー賞4部門にも輝き、そのほかゴールデングローブ賞、ロサンゼルス映画評論家協会賞に4部門も受賞するという素晴らしい功績を残しています。
1984年のアメリカ映画で作品賞/監督賞/主演男優賞/脚色賞/美術賞/衣装デザイン賞/メイクアップ賞/録音賞を受賞しました。 (第57回アカデミー賞)
主演 F・マーリー・エイブラハム
F・マーリー・エイブラハム(F. Murray Abraham、本名:Fahrid Murad Ibrahim、1939年10月24日 - )は、アメリカ合衆国の俳優。
元々は舞台で活躍されていました。
映画出演は「セルピコ」や「スタートレック」等。
「アマデウス」では、音楽家のサリエリ役で「アカデミー主演男優賞」を受賞。
映画出演は「セルピコ」や「スタートレック」等。
「アマデウス」では、音楽家のサリエリ役で「アカデミー主演男優賞」を受賞。
実在したアントニオ・サリエリ
1750年8月18日 - 1825年5月7日)イタリア生まれ
生前はカペルマイスター(宮廷楽長)としてヨーロッパ楽壇の頂点に立つ人物であり、またベートーヴェン、シューベルト、リストらを育てた名教育家でもあった。
死後はその名と作品を忘れられたが、戯曲『アマデウス』(1979年)およびその映画版(1984年)の主人公として取り上げられたため、知名度が上昇。2003年に大メゾソプラノ歌手チェチーリア・バルトリがアルバムを出すなど、21世紀に入ってからは音楽家としての再評価の動きも。