『おたくのビデオ』とは?
おたくが誕生した1980年代を舞台にそのライフスタイルを描く青春群像劇。第1話は「1982 おたくのビデオ」、第2話は「1985 続・おたくのビデオ」と題されており、後半はおたく文化が日本のトップ産業となる架空の未来が舞台となり、『宇宙戦艦ヤマト』に似た宇宙船でおたくたちが宇宙へ旅立って終わる。なお、このエンディングはもともとガイナックス制作の『ふしぎの海のナディア』でラストシーンとして考えられたもの再利用である。
この事件によって、おたくは危険因子や犯罪予備軍として見なす風潮が世間に生まれ、おたくの実像を描こうとしたのが『おたくのビデオ』制作にあたってのテーマでした。
実写映像として、ドキュメンタリー形式で本物のおたくを出演させているところも特徴的です。そのほとんどは制作会社であるガイナックスの社員のようで、フェイクドキュメンタリーではあるものの、全員、本物のおたくなのだそうですよ。
『おたくのビデオ』の本編動画・ストーリー
Vol.1:1982 おたくのビデオ
Vol.2:1985 続・おたくのビデオ
G.Pの事業は成功し、瞬く間に会社は大きくなっていきました。しかし、グローバルな事業展開を視野に入れ、一時的に久保が中国に出向すると事態は急変してしまうのでした…
『おたくのビデオ』の魅力とは?
インタビューに答えるおたくの実写映像
素人らしさ漂う映像にリアリティーが感じられ、あくまで自分の趣味に没頭するおたくたちの姿は実態を捉えたものだと思います。統計学に基づいたデータ集計・分析も成されており、多岐に渡るジャンルやそれぞれの楽しみ方に言及しているところも面白いです。
ガイナックスらしさ溢れる演出の数々
ストーリー性以外の仕掛けも多く、本編は一瞬たりとも見逃せません。ガイナックス作品ではないコンテンツのネタも扱っていますので、1980年代・1990年代をおたくとして過ごした世代には堪らないと思いますよ。
『おたくのビデオ』の口コミ・評価
1991年制作の「おたくのビデオ」には、リュックバンダナのキャラは居ないから、もっと後期なんだろうな。10年ぼっちを懐かしがるって、制作した層は若かったんだなぁと今でも思う。
— 伊吹 巡 (@zonko) March 9, 2021
おたくのビデオはマジでおもろいから見てほしい。一切合切エヴァとは関係ないけど。
— みたらし (@mtrc1019) March 11, 2021
制作:ガイナックス
発売:1991年
話数:全2話