デスラー総統バンザーイ!
前回書いた「B-Heads」89年の納会で桑田圭祐さんの生歌を聞いた後です。
店の中は桑田さんの歌でかなり盛り上がっていました。
ちょっと場違いな気もしましたけど僕たちも普通に予約してのお客さんですし
気にせずに勝手に盛り上がっていたのですが、ふと気づくと僕の前に
見覚えのある方がかなり酔った様子で倒れこむように座ってきました。
見覚えのあるその人は「伊武雅刀」!そうですデスラー総統(の声優さん)です。
僕は中学生の頃「宇宙戦艦ヤマト」が大好きで
一度も見逃さずにテレビで見ていて、もちろん何度も再放送も!
高校の頃には東京まで映画を見にきたり…と大好きだったそのアニメの登場人物
「デスラー総統」のあの特徴ある低い声の持ち主が酔っぱらって
おでこまでピンクに染めた状態で突然僕の目の前に座ったんです。
伊武さんは何か話さないとと慌てていた真正面の僕の方を見ていきなり
話しかけてきました。
「お前らなんなんだ?」
店の中は桑田さんの歌でかなり盛り上がっていました。
ちょっと場違いな気もしましたけど僕たちも普通に予約してのお客さんですし
気にせずに勝手に盛り上がっていたのですが、ふと気づくと僕の前に
見覚えのある方がかなり酔った様子で倒れこむように座ってきました。
見覚えのあるその人は「伊武雅刀」!そうですデスラー総統(の声優さん)です。
僕は中学生の頃「宇宙戦艦ヤマト」が大好きで
一度も見逃さずにテレビで見ていて、もちろん何度も再放送も!
高校の頃には東京まで映画を見にきたり…と大好きだったそのアニメの登場人物
「デスラー総統」のあの特徴ある低い声の持ち主が酔っぱらって
おでこまでピンクに染めた状態で突然僕の目の前に座ったんです。
伊武さんは何か話さないとと慌てていた真正面の僕の方を見ていきなり
話しかけてきました。
「お前らなんなんだ?」
ヤマトからスネークマンショーへ愛をこめて!
「ぼ・僕たちはマンガ家の野球チームで今日は忘年会なんですけど
偶然一緒になったんです」
確かそんな感じで自己紹介しました、すると伊武さんは
「マンガ家だ~っ?」といきなり大声で訊き返してきました。
あの低い声ですし僕は「ヒス将軍、君は馬鹿かね?」なんて
言われたような気分でしたけど(それはそれで嬉しいですね)
伊武さんはそのまま続けて
「マンガ家っていや、この間会った少女漫画家は俺の事を伊武様とか
呼びやがるんだぜ!」なんて相槌も打ちにくい話を続けてくれました。
せっかくですし僕の方からも何か話したい…とはいってもその時点で
大好きだった宇宙戦艦ヤマトは放送からは15年以上経っていましたし
…というわけで伊武さんといえばもう一つ僕が好きだったことを
話題にすることにしました。
「伊武さん、僕はスネークマンショー大好きだったんです
またやってくださいよ!」
すると伊武さんは
「スネークマンショーだあ?」
またもや「ヒス将軍、君は馬鹿かね?」状態です。
偶然一緒になったんです」
確かそんな感じで自己紹介しました、すると伊武さんは
「マンガ家だ~っ?」といきなり大声で訊き返してきました。
あの低い声ですし僕は「ヒス将軍、君は馬鹿かね?」なんて
言われたような気分でしたけど(それはそれで嬉しいですね)
伊武さんはそのまま続けて
「マンガ家っていや、この間会った少女漫画家は俺の事を伊武様とか
呼びやがるんだぜ!」なんて相槌も打ちにくい話を続けてくれました。
せっかくですし僕の方からも何か話したい…とはいってもその時点で
大好きだった宇宙戦艦ヤマトは放送からは15年以上経っていましたし
…というわけで伊武さんといえばもう一つ僕が好きだったことを
話題にすることにしました。
「伊武さん、僕はスネークマンショー大好きだったんです
またやってくださいよ!」
すると伊武さんは
「スネークマンショーだあ?」
またもや「ヒス将軍、君は馬鹿かね?」状態です。
急いで口で吸え!
「ダ・ダメですか?スネークマンショー」なんて続けて聞いたのですが伊武さんは
僕たちの仲間が作って勧めた水割りをグビッと飲みながら
「やってもいいけどよ、あれから何年経ってると思っているんだ?
誰も続いてこねえじゃねえか!俺はそれが許せねえんだよ!」
確かこんな感じで僕が若手を代表して総統の叱責を受けました。
お酒の席ですし伊武さんもまんざらでもなさそうでしたけど
とりあえずスネークマンショーの話は終わりにしてと思っていたら
反対側の一番遠くに座っていた当時月刊ジャンプで「わたるがぴゅん」を連載、
今もビッグッコミックで「黄金のラブ」を連載中の
現沖縄在住のマンガ家「なかいま強」…前回も書いたのですが
今僕が連載している沖縄のマンガ「屋根の上のラフテー」の
キャラクターデザインもしてもらってます…が突然
「伊武さん!スネークマンショーやってよ!」と怒鳴ってきました!
そうなんです、実は僕は仲井真とは
少年サンデーで「はしれかける!」というサッカー漫画を連載していた
「みやたけし」さんという方のところにお互い初めてのアシスタントとして出会い
1年半ほど一緒に仕事をしていたのですが、その頃仕事場で良く聴いていた
アルバムのひとつが伊武さんのスネークマンショーだったんです。
(仲井真、気持ちはわかるけど今その話は終わったところなんだ!)
他にも当時月刊ジャンプでやはりサッカー漫画を連載していた「高橋広」さんも
「伊武さんスネークマンショーはもうやらないの?」と
みんな口々に聞いています。
やっぱり僕たちの世代には強烈な思い出だったんですよね「スネークマンショー」
その辺からあまりよく覚えていないのですが
スネークマンショーの連続攻撃が嫌になったのか、あまり盛り上がらなかったからのか
いつの間にか伊武さんは自分の席に戻ってしまいました。
ああっ、今思えばデスラー総統の声を聞かせてもらいたかったです。
僕たちの仲間が作って勧めた水割りをグビッと飲みながら
「やってもいいけどよ、あれから何年経ってると思っているんだ?
誰も続いてこねえじゃねえか!俺はそれが許せねえんだよ!」
確かこんな感じで僕が若手を代表して総統の叱責を受けました。
お酒の席ですし伊武さんもまんざらでもなさそうでしたけど
とりあえずスネークマンショーの話は終わりにしてと思っていたら
反対側の一番遠くに座っていた当時月刊ジャンプで「わたるがぴゅん」を連載、
今もビッグッコミックで「黄金のラブ」を連載中の
現沖縄在住のマンガ家「なかいま強」…前回も書いたのですが
今僕が連載している沖縄のマンガ「屋根の上のラフテー」の
キャラクターデザインもしてもらってます…が突然
「伊武さん!スネークマンショーやってよ!」と怒鳴ってきました!
そうなんです、実は僕は仲井真とは
少年サンデーで「はしれかける!」というサッカー漫画を連載していた
「みやたけし」さんという方のところにお互い初めてのアシスタントとして出会い
1年半ほど一緒に仕事をしていたのですが、その頃仕事場で良く聴いていた
アルバムのひとつが伊武さんのスネークマンショーだったんです。
(仲井真、気持ちはわかるけど今その話は終わったところなんだ!)
他にも当時月刊ジャンプでやはりサッカー漫画を連載していた「高橋広」さんも
「伊武さんスネークマンショーはもうやらないの?」と
みんな口々に聞いています。
やっぱり僕たちの世代には強烈な思い出だったんですよね「スネークマンショー」
その辺からあまりよく覚えていないのですが
スネークマンショーの連続攻撃が嫌になったのか、あまり盛り上がらなかったからのか
いつの間にか伊武さんは自分の席に戻ってしまいました。
ああっ、今思えばデスラー総統の声を聞かせてもらいたかったです。
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もうホントにはまっていて、今でも家にいろいろな本が残ってます。
まだアニメの専門誌なんてなかった頃ですから
数も少なくて集め易かったのもあるのですが…あっ、ヤマトの話じゃなくて
その敵役、ガミラス帝国のデスラー総統の話でしたね。