ドラマデビューまで
1991年にはアメリカに語学留学していたのですが、1年半後に親に呼び戻されて帰国。稲森さんも「もう一度モデルをやりたい」ということで東京のモデル事務所に所属しました。しばらくモデルとして活動していましたが1994年に事務所を移籍。
移籍してからドラマの仕事もするようになります。ドラマデビューしたのは1994年4月に放送された「上を向いて歩こう!」。西田ひかるさんと舘ひろしさんが主演のドラマです。稲森さんは居酒屋店員の役でちょい役でしたね。
芸能界入りしてからドラマデビューするまで5年かかっていて、ドラマデビューしたのは22歳の時でした。
ロングバケーション
ロンバケの稲森いずみさんタイプだったな〜 pic.twitter.com/0rs3AEeHnP
— 🌐YUN / YUTABON【APEX Legender】ゆん/ゆーたぼん🎮🎧🎥 (@YUTABON_YUFFY) January 16, 2021
「ロングバケーション」では山口智子さん演じるヒロイン、葉山南の後輩、小早川桃子を演じました。
2人はG.N.D Promotionに所属するモデルなのですが、売れっ子ではなく来るのはスーパーのチラシなど、華やかな仕事ではありませんでした。2人が愚痴などをいいながら仕事をしている姿が印象的でした。
南からは「桃ちゃん」と呼ばれていて、TVを見ている人も「桃ちゃん」と呼んでいたのではないでしょうか。むしろ稲森さんは「桃ちゃんの子」だったかもしれません。
桃ちゃんは後輩ということで南より若いのでちょっと危機感が違うというところもまたよかったです。
下世話な話が好きだったり、異性に対して奔放だったり、不思議ちゃんだったりするのですが、間接力が鋭い一面も。天真爛漫でなんだか憎めないキャラクターでしたよね。南と仲良くしている様子もよかったです。あんな後輩、友達ほしい!と思った方も多いのでは?
初期の作品ですがかなり印象的なキャラクターなので稲森さんといえば桃ちゃんのイメージの方も多いと思います。
ビーチボーイズ
ビーチボーイズの稲森いずみが好きだ‼️ pic.twitter.com/2mBbZTZF6z
— SMOKING GUN (@862199) July 4, 2021
たった1年しか違わないのにロンバケとはだいぶ印象の違う役どころでした。こちらはヒロインは高校生役の広末涼子さんなので、桃ちゃんのような若々しさを前面に出したキャラクターではなく、落ち着いたお姉さんという感じでしたね。
じつは離婚した過去があり、相手に息子を一方的に引き取られたという過去を持っていて少し影のある印象でした。
このドラマはそれぞれが何かを背負っていて、それが交差するわけではないのですがなんとなくお互いの絆が深まっていくという感じでしたね。ドラマとしてはあまり多くない感じですが、現実はそんなもののような気がします。
のちに放送されたスペシャルドラマでは、亡くなった和泉 勝(マイク真木さん)の代わりに民宿「ダイヤモンドヘッド」の新社長となっていました。
ハッピーマニア
理想の恋人を求めて突っ走るけれど、男を見る目がなく、失敗ばかりしている主人公、シゲタカヨコを演じています。
藤原紀香さん演じる親友の福永 ヒロミ(フクちゃん)と2人で幸せ探しをしていくという物語。アホなシゲタと突っ込みを入れていくフクちゃんのコンビがいいですよね。
この作品も稲森さんの代表作で稲森さんらしい作品だと思います。
原作の「ハッピーマニア」は2001年に完結しましたが、「後ハッピーマニア」として2019年にシゲタとフクちゃんのその後を描く漫画が連載スタートしました。45歳のシゲタを描いています。なかなかの内容になっていますが、稲森さんと藤原三のコンビでまたドラマ化してほしい!という声も上がっています。
天気予報の恋人
月9ドラマ「天気予報の恋人」初のドラマ主題歌
— りんたんサブアカウント🌼水曜は替え歌詞か空耳👂木曜グルメクイズ🍜日曜アンケート🎶 (@rintan62808530) September 27, 2020
主演:佐藤浩市、稲森いずみ、深津絵里
一つのうそから始まるロマンチックラブコメディー pic.twitter.com/pZj6gLlRRM
佐藤さん演じる気象予報官の矢野克彦は、バツイチで月2回娘に会えるのを楽しみに暮らしていました。
そんな矢野は、天気予報ラジオ番組「午後2時のシンデレラ」のDJ唯川幸の声や語り方に魅力を感じていました。
唯川幸の正体はじつはFM局員の金子祥子(深津絵里さん)。写真は本人同意の上、原田早知(稲森さん)の写真を使って別人を装っていたのでした。
1つの嘘から始まる恋愛ドラマです。
稲森さん演じる早知は、天真爛漫な美人だがじつは訳アリのシングルマザーという役どころです。
曲がり角の彼女
稲森さんが演じた大島千春は33歳。東京の大手ホテルの企画部に勤めるキャリアウーマンで、上司から信頼され、後輩からは慕われていました。
ですがある日千春が仕切る予定だったイベントにトラブルで遅刻。代わりに25歳の後輩が仕切りイベントは無事終了。後輩との若さの差を感じていた千春の立場はこのイベントをきっかけに変わり始めます。
プライベートでは結婚する空いてはおらず、ズルズルと不倫を続けていました。
そんな彼女が角にぶつかりながらも成長していくという物語です。
実年齢も上がってきていますし、若さを前面に出したキャラのイメージが強かった稲盛さんのイメージが変わってきたのではないでしょうか。
その後は母親役なども演じるようになり、年齢とともに演じる役柄が変わってきましたね。これからも稲森さんの出演するドラマが楽しみですね。