「月刊少年マガジン」掲載版と同じく、油田採掘のために、ある島を訪れた探検隊がコングに遭遇するところから、物語は始まる。
探検隊が不気味な島に上陸、ドワンがさらわれていけにえになるのはマガジン版と一緒だが、掲載誌が「テレビランド」となり、購読年齢層も低くなったためか、本作には小学生くらいの男の子が登場する。しかし基本的にコングとヒロインであるドワンとの関係を重視しているため、最後までこの少年が物語りに絡むことが無かったのは、非常に残念だ。
探検隊が不気味な島に上陸、ドワンがさらわれていけにえになるのはマガジン版と一緒だが、掲載誌が「テレビランド」となり、購読年齢層も低くなったためか、本作には小学生くらいの男の子が登場する。しかし基本的にコングとヒロインであるドワンとの関係を重視しているため、最後までこの少年が物語りに絡むことが無かったのは、非常に残念だ。
via 滝口アキラ
いけにえにされたドワンの前に、遂に現れたキングコング!
via 滝口アキラ
気絶したドワンをさらって、コングは自分の住処へと戻って来る。
気が付いたドワンを慰めようとして、精一杯おどけて見せるコング!
気が付いたドワンを慰めようとして、精一杯おどけて見せるコング!
「バリバリ!!」
見開き2ページで迫力満点に描かれた大蛇を引き裂くシーンは、映画前半の見せ場!
コング初登場シーンでの1ページ1コマでの描き方といい、一峰大二先生の緩急を使い分けたプロの仕事が存分に堪能出来る、素晴らしい作品だ。
コング初登場シーンでの1ページ1コマでの描き方といい、一峰大二先生の緩急を使い分けたプロの仕事が存分に堪能出来る、素晴らしい作品だ。
via 滝口アキラ
突然ドワンを狙って現れた巨大な蛇!
コングは傷つきながらも、大蛇を口から縦に引き裂いた!
コングは傷つきながらも、大蛇を口から縦に引き裂いた!
前述した大蛇を引き裂くシーンの直後に、この心温まるシーンが描かれる。
大蛇と戦い深い傷を負ったコングと、コングの意外な優しさに心を開いたドワンとの心の交流が描かれる名シーンだ。ここでドワンが抱える花が、実はラストで重大な意味を持って来る。一峰大二先生が用意した見事な伏線だ。
via 滝口アキラ
自分を大蛇から守って、傷ついたコングに駆け寄るドワン。
コングが実は花が好きなことが判り、コングとドワンの間に友情が芽生えるのだが・・・。
その後、ドワンを救出に来た探検隊の罠にかかり、コングはニューヨークに輸送されて見世物にされてしまう。
コングが実は花が好きなことが判り、コングとドワンの間に友情が芽生えるのだが・・・。
その後、ドワンを救出に来た探検隊の罠にかかり、コングはニューヨークに輸送されて見世物にされてしまう。
大勢の観客の前で見世物にされようとしていたコング。カメラマンのフラッシュに驚いて、遂に鎖を引きちぎって街へ飛び出して行く!
コングが何故ビルに登るのか?
この漫画版では、故郷の島でコングが良く登っていた山のシルエットにビルの形が似ていたから、という説明がされている。
こうした漫画版独自のアレンジや、映画では良く判らなかった新たな発見も、映画のコミカライズ版の重要な魅力だと言える。
こうした漫画版独自のアレンジや、映画では良く判らなかった新たな発見も、映画のコミカライズ版の重要な魅力だと言える。
via 滝口アキラ
街を破壊しながら彷徨うコングの目の前には、世界貿易センタービルが。
そのシルエットに、故郷の山を思い出したコングは、ビルの頂上を目指してドワンを抱えたまま昇って行くのだった。
そのシルエットに、故郷の山を思い出したコングは、ビルの頂上を目指してドワンを抱えたまま昇って行くのだった。
コング攻撃に向かった戦闘ヘリを、チョップ一発で叩き落す!
出た、この漫画最大の名シーン!
冒頭でも述べた通り、映画のポスターに描かれているような、コングがジェット戦闘機を握り潰すシーンは映画本編には存在しない。このことは当時から映画ファンの間で語り草になっていたのだが、この漫画ではなんとコングが飛んでる戦闘機を口で咥えて噛み潰す!きっと当時の読者も大いに満足したことだろう。
via 滝口アキラ
続いて攻撃して来たジェット戦闘機も、コングにかかればこの通り!
もう一機の戦闘機が、ビルに向けてミサイルを発射!
ドワンを咄嗟に自分の手の中に隠し、コングはビルの屋上から身を投げた。
ドワンを咄嗟に自分の手の中に隠し、コングはビルの屋上から身を投げた。