ムード演歌の女王【青江三奈】官能的とも妖艶とも称された青江三奈の歌声に隠された素顔とは・・・?
2017年4月3日 更新

ムード演歌の女王【青江三奈】官能的とも妖艶とも称された青江三奈の歌声に隠された素顔とは・・・?

歌中の『あーん、あーん』というため息のような吐息のような囁きが、多くの人々の心を魅了し、100万枚という大ヒットを記録した「伊勢佐木町ブルース」。いわゆる美しい歌声しか受け入れられなかった当時の歌謡界において青江三菜さんのハスキーボイスは、世の中に衝撃を与えました。昭和の歌謡史に名を残した彼女の活躍と、それを陰から支えた一人の男性の存在。「普通の女の子」だった青江三菜さんは花礼二さんの手によって銀座の人気クラブ歌手として花開きます。

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青江三奈

青江 三奈(あおえ みな、1941年5月7日 - 2000年7月2日)は、日本の歌手(演歌・歌謡曲など)。本名は井原 静子(いはら しずこ)。芸能活動におけるプロフィールでは生年月日を1945年7月7日としていた。東京都江東区砂町出身。成徳学園高等部卒業。
12月29日は、シャンソン喫茶「銀巴里」閉店の日です。...

12月29日は、シャンソン喫茶「銀巴里」閉店の日です。(1990年)

銀巴里(1951年~1990年)は、銀座にあった日本初のシャンソン喫茶店です。

美輪明宏、戸川昌子、クミコ、金子由香利、戸山英二、大木康子らを輩出し、三島由紀夫、なかにし礼、吉行淳之介、寺山修司、中原淳一らが集い、演出に尽力しました。閉店日には、銀巴里の名が記されたコーヒーカップや食器類が、すべて常連客によって記念に持ち帰られました。現在、銀座7丁目の跡地に記念碑が佇んでいます。
かつて銀座のバーでクラブ歌手を務めていた井原静子(本名)は、作詞家・川内康範の当時『週刊新潮』の連載小説「恍惚」のヒロイン歌手だった「青江三奈」の芸名を貰い、この曲でメジャーデビューしました。

1966年、『恍惚のブルース』でメジャーデビューし、80万枚を売り上げるヒットとなります。

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青江三奈「恍惚のブルース」

作詞  川内康範
作曲 浜口庫之助

1968年にはあの有名な『伊勢佐木町ブルース』が100万枚のセールス。

 (1807916)

青江三奈 - 伊勢佐木町ブルース

作詞 川内康範
作曲 鈴木庸一/作曲大野正雄
「第10回日本レコード大賞」歌唱賞、「第1回全日本有線放送大賞」優秀スター賞を受賞した。
発売から徐々に売れ始め、発売から5ヶ月経ってからオリコンのトップ10に初登場し、3週間5位にランクインした。
初代看板

初代看板

曲中にある吐息部分がリリース時には「“吐息”は子供向きではない」「お色気だ」と指摘され、『第19回NHK紅白歌合戦』に2年ぶり2回目の紅白出場を果たした時はNHKの意向により、カズーの音と差し替えられたこともありました。白組司会の坂本九は「ダチョウのため息」と表現しました。
二代目看板

二代目看板

本曲のリリース当時、横浜市営地下鉄はまだ着工したばかりであり、同1号線における伊勢佐木町の最寄り駅の仮称は当初「長者町」駅だったが、本曲のヒットにより「伊勢佐木町」駅に変更しよう、という声が横浜市議会で上がりかけたこともあった。最終的には両区域を「ちょう」という言葉で結びつけた「伊勢佐木長者町」という折衷型の駅名が誕生した。
伊勢佐木町4丁目イセザキモールには、青江三奈の没後、2001年7月1日に歌碑が建立された。スイッチがあり、押すと内蔵されたスピーカーから「伊勢佐木町ブルース」が1分間演奏される。
三代目看板

三代目看板

四代目看板

四代目看板

1969年度の年間売上金額は青江が全歌手の中で1位、翌1970年度は4位だった。この頃より、青江と同じくハスキーボイスの男性演歌歌手・森進一と並んでため息路線と呼ばれた。
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