山口百恵の「青い果実」
1973年9月、山口百恵の出現により、70年代の歌謡界は大きく変わった。地味で大人しそうに見える山口百恵の口から飛び出して衝撃的な歌詞に日本中が注目した。「あなたが望むなら私何をされてもいいわ。いけない娘だと噂されてもいい」。今までの男性主体のお色気歌謡の度肝を抜いた。清純な娘が自分の意志で男性の胸に飛び込んで行く。
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当時14歳の山口百恵は、アイドルになりたくて歌手になったのでは無い。家族を支えるために芸能界に入った。際どい歌詞を淡々と歌う百恵の歌唱は、他のアイドル歌手には見られない強い決意を感じさせ、その覚悟が彼女独自の存在感を放った。
山口百恵 青い果実
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性を歌う第二弾の「ひと夏の経験」も大ヒットした。山口百恵は″青い性路線″を経て、結婚発表、引退するまで、歌手、女優として活躍した。
中森明菜「少女A」
1982年5月1日、16歳の中森明菜は、「ちょっとエッチな美新人娘(ミルキーっこ)」のキャッチフレーズでデビューした。彼女の2枚目のシングル「少女A」は、女性の目線の歌詞だが、不良少女の不純異性交遊を連想させる内容だ。「少女A」とは、未成年の犯罪者を表す。『少女A』の主人公も不良少女だ。その「少女A」は、明菜を意味するAではないが、明菜はこの曲を好きではなかった。
また、歌詞の「ねぇあなた、ねぇあなた」の部分を「じれったい、じれったい」に変更した結果、ツッパリ少女の雰囲気が一層増した。しかし、曲は、大ヒットした。そして、楽曲「少女A」が中森明菜のアイドル歌手としての基盤を築いた。
また、歌詞の「ねぇあなた、ねぇあなた」の部分を「じれったい、じれったい」に変更した結果、ツッパリ少女の雰囲気が一層増した。しかし、曲は、大ヒットした。そして、楽曲「少女A」が中森明菜のアイドル歌手としての基盤を築いた。
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レコードジャケットの明菜の上目遣いで不貞腐れた表情も不良のイメージを独り歩きさせた。デビュー当時の中森は、ぽっちゃりしていた。彼女の衣装は、他のアイドル歌手と比較してセクシーなものだった。
中森明菜 少女A
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山口百恵のデビューから約10年、中森明菜という新しいスターが誕生した。
しかし、現在も活動を休止している中森を思うと、この曲に運命を感じずにはいられない。
しかし、現在も活動を休止している中森を思うと、この曲に運命を感じずにはいられない。
山口百恵 形式: CD
山口百恵の「青い果実」1973年
作詞:千家和也
作曲:都倉俊一